蛍光灯を新品に交換しても点灯しないときは、蛍光灯または照明器具のどちらが不点灯の原因か確認する必要があります。
壁スイッチがオンになっているのに点灯しないときは、一度オフにしていただいた後、以下の手順でご確認ください。
Point.1 照明器具に適合する蛍光灯ですか?
照明器具の取扱説明書、または照明器具に貼られている銘板ラベルをご確認いただき、適合する蛍光灯であることをお確かめください。
適合する蛍光灯の型番に「FL〜」と記載されているのに「FLR〜」で始まる型番の蛍光灯を取り付けても正常に点灯しません。
また照明器具に適合しない蛍光灯を取り付けると、故障や寿命が短くなる原因になります。
「点灯方式」や「長さ(ワット数)」、「始動補助方式」、「太さ」をご確認いただき、適合した蛍光灯をお取り付けください。
Point.2 蛍光灯は照明器具に正しく取り付けられていますか?
照明器具に適合した蛍光灯を取り付けているのに点灯しないのであれば、接触不良の可能性があります。
照明器具に正しく取り付けられているかご確認ください。
回転させるタイプ
押し込んではめるタイプ
接触不良の疑いがあるときは、一度蛍光灯を取り付け直し、接続が緩くないか、きちんと接続がされているのかをご確認ください。
蛍光灯を複数取り付け可能な照明器具で、1本でも接触不良がある場合は、取り付けている他の蛍光灯も点灯しません。
蛍光灯の取り外し・取り付けの際は、安全のため電源のスイッチをオフにしてからおこなってください。
Point.3 照明器具の使用年数は適正交換時期を過ぎていませんか?
照明器具には寿命があり、使用条件・環境により大きくは異なりますが、一般的に8〜10年で適正交換時期と言われています。
照明器具の寿命時期には、蛍光灯がチラつく、点灯しない、以前より早く切れるようになるなどの現象が生じる場合があります。
外観に異常がなくても内部の劣化が進行している恐れや安定器が故障している恐れもありますので、
約8〜10年以上照明器具をご使用されている場合は、お取り替えをご検討ください。
照明器具の製造年は銘板ラベルに記載されていることが多いです。
Point.4 照明器具に点灯管は使用されていますか?
照明器具に点灯管が使用されている場合は点灯管をご確認ください。
点灯管は蛍光灯と一緒に取り付けられている、一般的に直径1.5cmほどの円柱形のパーツです。
点灯管はグロー管、グロー球、グローランプなどとも呼ばれます。
一般的な点灯管の寿命は約6,000回、長寿命点灯管は約18,000回、電子点灯管は約60,000回と言われており、
古くなると点灯に時間がかかったり、チラツキ等で蛍光灯の寿命が短くなります。
蛍光灯を交換する際は、点灯管の交換も同時に検討が必要です。
点灯管の有無や、適合する点灯管は取扱説明書をご確認ください。
Point.5 同じ蛍光灯をお取り付け可能な他の照明器具で点灯しますか?
同じ蛍光灯をお取り付け可能な他の照明器具がある場合は、他の照明器具に点灯しない蛍光灯を取り付けて、点灯するかお試しください。
また、点灯しない蛍光灯を照明器具から取り外し、他の蛍光灯を取り付けて点灯するかお試しください。
Check.1 照明器具を変えて試した場合
Check.2 他の蛍光灯を取り付けてみた場合
蛍光灯と照明器具の状態を確認したら
Aの場合
当初取り付けられた照明器具の不具合の可能性があります。
照明器具購入店または照明器具メーカーへ点検・修理をご相談ください。
Bの場合
蛍光灯の初期不具合の可能性があります。
当店までお問い合わせください。
Check.1・Check.2の両方を試しても点灯しなかった場合は、いずれも点灯しない旨を記載の上、当店までお問い合わせください。
全てご確認いただいたら
ご確認いただき、照明器具に適合した蛍光灯であり、照明器具も寿命の範囲内にもかかわらず点灯しない場合は、蛍光灯の初期不良の可能性があります。
お手数ですが当店までお問い合わせください。
なお、お問い合わせいただく場合は、照明器具の型番、使用年数、蛍光灯の型番と合わせ、
お試しいただいた方法もお送りいただきますようお願いします。
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