• メガネについての質問
  • 目はなぜ二つあるの??
  • もちろん、片目でも物を見ることはできます。しかし、すぐ実験できることですが、たとえば片目をつぶってコップなどを取ろうとした時、なかなかうまくいかないと思います。ところが、両目なら簡単にできます。両目で1つの物を見た時、左右の目の網膜には少しずつ角度のずれた別々の像が映ります。脳がそれを判断し、―つの像と感じるようになっています。その結果、遠くのものと近くのものを区別して、立体的に見ることができるのです。この働きのことを「両眼視」といい、生後3ヶ月頃から始まり、6歳頃までに完成します。ちなみに「両眼視」が正しくできるためには、両眼の視力に大きな差がないこと、それと近くのものを見た時、両眼の視線を集中できることが必要です。この2つがうまくできていないと遠近感や立体感が十分でないことがあります。このような場合は事故や怪我をお越しやすいので注意が必要です。こうした場合、大人は今までの経験から距離感をある程度補えますが、子供の場合は経験も不足していますので、特に注意が必要です。
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  • 視力はどんな基準で決めているのかな??
  • 視力とは、ものの形を見分ける能力のことで、目と脳の共同作業によるものです。実用上は数字で表しています。その基準の指標には、皆さんご存知のドーナツの一部が切れているような図形を使っています。正しくは「ランドルト環」といいます。ランドルト環は、直径7.5m、太さと切れ目の幅が1.5mのものを5mの距離から切れ目の方向を認識出来た時、これを「視力1.0」としています。簡易的に下の図で説明します。
  • 視力
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  • 近視・遠視・乱視は病気なのかな??
  • 「病気」とされていますが、一般的にはなかなか認識されていないと思います。日本人には特に近視が多いと言われています。しかし、近視は近いものがよく見える目なので、「現代生活に適した便利な目」という考え方もできます。
  • 近視・遠視・乱視
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  • 眼鏡をかけると度が進むのかな??
  • 基本的に「眼鏡をかけたら度が進む」ということはありません。一度に眼鏡の度が変わるのは20代半ばまでと、40代後半からと言われています。若い頃は体がどんどん大きくなりますが、眼球も14・5歳までに大きくなり、それに伴って度も変化すると言われています。それ以外にも今の生活環境など(パソコンやゲーム)が影響あるようです。遠くの山などを見て疲れた目を休ませてあげましょう。ちなみに普通、若い方の場合は年に1、2回、40代以降の方は2年に一回くらいのペースで眼鏡の掛け替えになると言われています。
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  • 目を細めるとものがよく見えるのはなぜ??
  • ものがよく見えにくい(視力が悪い)場合、目を細めるとよく見えるようになるのは本当です。これはカメラでたとえるなら、絞りを強くした状態に似ています。これによって網膜に映る像のボケ具合が小さくなるのです。ですから、目を細めるとものがはっきりと見えるようでしたら、要注意ということになります。検査を受けて眼鏡やコンタクトレンズを使うことをオススメします。
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  • 視力がどこまで下がったら眼鏡が必要になるのかな??
  • 一般的に、学生の場合、視力が0.7未満ならば授業中のみ眼鏡を使用し、0.3未満なら眼鏡を常用すると言われています。0.7未満だと黒板の字が見えにくくなり、0.3未満だと日常生活にも支障がでてくるようです。大人の場合、矯正が必要かどうかは、基本的に本人の不自由に感じる度合いと目の疲れ具合によるといえます。しかし、自動車等を運転される場合は別で、必要な視力が法律で定められています。詳しくは別ページ、「自動車運転免許の視力の規定はどうなっているのかな?」をご覧ください。
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  • 自動車運転免許の視力の規定はどうなっているのかな??
  • 自動車運転免許の視力の規定は次のようになっています。

    自動車運転免許の視力の規定

    ※深視力とは、簡単にいうと「奥行き」「立体感」を認識できる力のことをいいます。

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  • 遠視と老眼はどう違うのかな??
  • 「遠視」とは、遠くの見え方について言っている言葉で、「老眼」とは近くの見え方について言っている言葉です。同じふうに思われがちですがメカニズムがまったく違います。「良い目(遠くのものなどがよく見える目)」のことを「正視」と呼びますが、「正視」はピント合わせをしない状態で遠くがよく見え、近くを見る時初めてピント合わせをします。人は誰でも近くを見る時にはピント合わせをして見ているのです。「遠視」の場合、遠くを見る時にもピント合わせをしてしまいます。近くを見る時はさらに強くピント合わせをしてしまいます。従って裸眼でいると四六時中ピント合わせをしているので、大変目が疲れやすいのです。「老眼」とは、遠くを見ることとは関係なく、年齢とともに近くを見ようとする時のピント合わせの力が弱くなり、普段近くを見ることが困難になることです。メガネレンズとしては、「遠視」は遠くを見る時に使い、「老眼」は近くを見るために使います。
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  • 近視の人は老眼にならないって、ぽんとかな??
  • 「老眼(老視)」とは、歳をとると共に近くを見る時のピント合わせをする力が弱くなり、近くが見にくくなることです。「近視」とは遠くは見にくいけれど、近くを見るのは得意な目です。なので、もともと持っていた「近視」の度によっては、「老眼」になっても近視用の眼鏡を外せば、近くを見るのに不自由を感じない場合もあります。つまり、老眼用の眼鏡が必要ないということです。しかし、「これは老眼になっていない」ということではありません。老眼用の眼鏡が必要ないかわりに、近視用の眼鏡をかけたり外したりなので、ピント合わせの力が弱くなっていることは確かです。人は誰でも、年齢とともに老眼になることは避けられないのです。
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  • 近視や老眼の予防法はあるのかな??
  • 予防法が「ある」という方と、「ない」という方、両方ともいます。「ある」という研究者は、次のように述べています。

    ≪近視の予防策≫
    とにかく、目を疲れさせないことです。パソコンのモニターやテレビ画面に近づきすぎないこと、部屋全体を明るく保つこと、目を使う仕事などをする時は1時間に1度は遠くを見つめて目を休ませることなどちょっとの気配りで目の負担は大きく軽減できるといわれています。

    ≪老眼(老視)の予防策≫
    歳をとると、近くを見る時のピント合わせをする力が弱くなってきます。逆にいえば、身体が若ければ目も若いということです。睡眠や食事を規則正しくとり、適度なスポーツをするなど、日頃の健康管理に気を配っていれば、自然と老視の進行も遅くなるはずです。

    けれども、老視は誰もがなる目。「老眼鏡なんて!」と、やせ我慢していると、かえってストレスが溜まってしまい、身体によくありません。早めに自分に適したレンズを選びましょう。

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  • 視力がよくても矯正が必要っていわれたのはなぜ??
  • よく見える目なのに矯正が必要ということは、「遠視」であると、とらえることができます。遠視は、裸眼でいると四六時中ピント合わせをしているので、たとえ2.0の視力があっても目が疲れやすくなってしまいますので、その疲れを軽減するために、矯正が必要となるのです。
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