プロダクト・ワールドトラベル。

世界の文化や風土に根付いてつくられたものたち。
このご時世、海外旅行はめっぽう行けず
ニュースやテレビで海外が話題にあがっていても、「遠い国の話」と思うことが増えていました。

そんなときに開催された、東京2020オリンピック。
開会式をぼーっと眺めていて思ったこと。いろんな国があるんだなぁ。

オリンピックをきっかけに思いがけず、さまざまな国に興味を持ち始めました。

「どんな言語を話す?」「日本との違いって?」「どんな文化?」
一般的なことから、コアな情報まで。
気になりだすとやたら熱しやすい性格なので、とことんあらゆる国について調べつくしました。

そこで今回は、世界各国の文化や風土やそれに根付いた…
いわゆる“ お国柄 ”のつよいものたちをご紹介します。

まだ海外旅行のハードルはたかいから。
商品を手に取って、国の景観や魅力を思い浮かべてみてください。
世界情勢も、パスポートも、休みも、費用も…すべて忘れて、おうちで旅に出かけましょう。



Morocco

Germany

India

New Zealand

Canada

Morocco

美しい山々、砂漠、豊かな文化遺産が広がるモロッコ。

基本情報
アフリカ大陸の北西端に位置。ヨーロッパ大陸からはジブラルタル海峡をはさんで、(スペインと向き合っている)わずか14kmの距離にある。温暖な地中海沿岸や大西洋沿岸から内陸性気候のサハラ砂漠まで地域により気候は様々。四季の変化もある。

面積  446,000㎢(日本の約1.2倍)
人口  3,691万人(2020年)
首都  ラバト
言語  アラビア語、ベルベル語
通貨  モロッコ・ディルハム

「 マラケシュ 」

様々な文化が融合した街並み。

アフリカにありながらヨーロッパの影響を色濃くうけ、かつてイスラム王朝として栄えたため、様々な文化が融合しているモロッコ。都市はほぼ中央部位置するマラケシュです。ベルベル語で「神の国」を意味します。 イスラムの支配時代から続く旧市街とフランス人によって造られた新市街に分かれており、まるで違う国に来たかのよう。旧市街にはいくつか観光スポットがありますが、最大の見どころはジャマ・エル・フナ広場。ローカルフードの屋台が並んでいたり、大道芸人がパフォーマンスを繰り広げることも。モロッコ特有の力強くエネルギッシュなパワーを感じることができます。

青い街の近くでとれる粘土。

同じく旧市街、世界遺産の古都で「青い街」の愛称で呼ばれているフェズ。青い街シャウエンは、ひたすら広がる街全体が青く塗られた神秘的な風景「青の世界」が楽しめます。そんなフェズ近郊、アトラス山脈の麓、ごく限られた場所で採掘される粘土が「ガスール」です。チョコレートのお菓子のような可愛らしさですが、たっぷり含まれたミネラルと吸着力で肌も髪もすっきり。そして環境にもやさしい。ガスールをつくるのに暑い太陽の下、原石を乾かすためにテラスに運んだり、粘り気を帯びた液を掻き混ぜたり…かなりの力仕事。現地の人の努力から生まれた自慢の一品です。


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ガスール フェイスパック
1,650円(税込)


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「 サハラ砂漠 」

まるで神秘のベールに包まれているよう。

マラケシュから遠く離れたところに位置する世界最大規模のサハラ砂漠。 見渡す限りどこまでも続く赤茶けた砂が、アフリカ大陸の北部全域1,700kmを覆います。サハラは世界でもっとも高温の地域のひとつに挙げられており、降水量も極端に少ないので昼間には50度近くまで気温が上昇。まるで灼熱地獄です。しかし夜には10度近くまで気温が下がります。草木の生えない砂丘は、まるで神秘のベールに包まれているよう。日本では見れない異世界な光景をつくりだします。

日較差50度の過酷な環境で育つサボテン。

サハラ砂漠の厳しい自然環境で強く生きる植物「サボテン」。そこから採れるのがスキンケアに効果的な原料が「サボテンシードオイル」です。厳しい自然環境の中で遊牧生活を送るベルベル人の女性たちが、長年の間美しさを保ち続ける秘訣でもあります。このオイルは乾燥した環境に立ち向かったモロッコの王室の美容秘法として1000年以上取り入れられてきました。そんな成分に着目してつくられたスキンケアが「ハクスリー」。ビタミンEが豊富で、肌にすっと馴染むテクスチャーからは想像がつかないほどの高い保湿力を持ちます。


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クリーム エッセンシャル
3,850円(税込)


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「 バラの谷 」

ほんの数週間だけ咲き乱れる花。

サハラ砂漠に近い荒野を突き抜ける一筋の道。この道沿いに、青々とした緑あふれるダデス谷のオアシスがあります。5月にはピンク色のダマスクローズ咲き乱れ、甘く芳しい香りを漂わせます。絵に描いたような美しさからか「バラの谷」とも呼ばれているそうです。旬は1年のうちわずか2〜3週間だけ。生命力あふれる優しく爽やかなバラは、モロッコの日常的では身近なもの。地元の人たちの手で丁寧に摘み取られたあと飲み物の香り付けに、洗顔に、スキンケアに、来客をもてなすときに…。様々な場面でバラが頻繁に用いられています。


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朝摘みばら水
2,200円(税込)

根付く、食薬文化。

強い日差しと乾燥した気候が多いモロッコは、多くのパワフルな植物が育ちやすい環境。そんな地では昔から植物を食品や医薬品として生活に取り入れる「食薬文化」が根付いています。育った植物を美容オイルやハーブティーなどにして健康と美しさを保っています。

「 オートアトラス山麓 」

アルガンの樹が生息する。

食薬文化のなかでも、ベルベル人により食用油やスキンケアなどに用いられてきたのがアルガンオイル。アカテツ科の広葉常緑樹であるアルガンの種子から採取される油で、ビタミンEなど美容成分が豊富。現在アルガンの樹が生育する地域は限られており、モロッコの南西部、アガディールなどオート・アトラスの東山麓にだけ生息します。アルガンの樹には鋭い棘があります。オリーブのように手摘みで実を採ることはできないため、自然に落ちてきた実を集めています。


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オーガニックアルガンオイル
3,630円(税込)


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知っておきたいこと

“ 女性の方が男性と比べて非識字率が高い ”

モロッコでは女性は早く結婚して家事をするものだから、学校の勉強は役に立たないという考え方が存在します。さらに学校に女性用のトイレがない、通学路で襲われてしまう危険があるといった理由で、女子生徒が学校に通うことができない地域も。

⇒ 日本がモロッコの教育現場を指導
2014年〜2018年に基礎教育のアクセス改善並びに学校環境改善を支援。
日本人教育専門家とモロッコ五羽の視学官が授業を観察、学習内容の系統性を分析、教員のための教員研修を実施。また女子就学率の改善、小学校卒業後への進学推進を目指し、学校への交付金を配賦して「学校プロジェクト」と呼ばれる学校運営改善活動を支援しました。

Germany

環境に配慮した先進的な街、ドイツ。

基本情報
ヨーロッパの中心に位置。森、川、山、そして北海のビーチといった自然の景観に囲まれた国。北部は海洋性気候、中・南部は大陸性気候に属しており、山岳地帯の冬はかなり厳しい寒さだが、夏は湿度も低く過ごしやすい気候が特徴。

面積  357,400㎢(日本の約0.9倍)
人口  8,324万人
首都  ベルリン
言語  ドイツ語
通貨  ユーロ

「 ベルリン 」

ヨーロッパで最も美しい街のひとつ。

第二次大戦後にベルリンが東西に分割された際に造られた西ベルリンを囲む「ベルリンの壁」で有名な街。今のベルリンの街には世界遺産や古い町並みを残す一方、新時代の象徴といえる斬新な現代建築が見られるのが特徴です。低層で環境に配慮されたユニバーサルデザインを取り入れた現代建築も多くみられます。

「 ケルン大聖堂 」

世界遺産はなんと46か所。

街の美しいベルリン以外にも観光名所はたくさん。ドイツには世界遺産が46か所、北から南まであらゆる地域に分布しています。そのなかでも最も多くの人が訪れるのが、ゴシック様式の建築物の中で世界最大規模を誇る「ケルン大聖堂」。高さおよそ157mの天を突く双塔に年間数百万人もの巡礼者が訪れます。

「 クリスマスマーケット 」

一年で一番大事な歳時。

世界遺産の街など約150か所で毎年にぎわうのが「クリスマスマーケット」。ドイツで一年で一番大事な歳時は、クリスマスなんです。12月25日、クリスマスのクライマックスに向かう4週間、どの街の中央広場にもイルミネーションやプレゼント、人形などの屋台が並びます。冬は日没が早いため夜の時間が長くなります。そんな冬の長い夜を楽しませてくれるのイベントです。

ドイツならではの朝食スタイル。

にぎわう夜とは一転し、朝にもお国柄の強いスタイルがあります。朝食に欠かせないのが「パン」。ドイツは世界で一番パンの種類が多い国で、種類はなんと1500種以上。そのなかでもドイツの寒い土地でもよく育つ「ライ麦」を中心にパンを作り、食べられています。ライ麦パンはサワー種を混ぜているので、密度が高く少し硬い。グルテンフリーで栄養豊富のパンとして食べられています。


MESTEMACHER
オーガニック 全粒粉ライブレッド
496円(税込)


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知っておきたいこと

“ SDGsの達成度が世界で上位5位 ”

魅力のひとつとして「環境意識」が高いこと。1980年代頃から黒い森の酸性雨枯死、チェルノブイリ原発事故など大きな環境問題が起き、ドイツ人の環境意識を強く刺激してきました。それを糧として市民の環境意識を高めて行動しています。
徹底したごみの分別システムや再生可能エネルギーの先進国でもあり、SDGs達成にも積極的に取り組んでいます。達成度はなんと上位5位。小学校のころから環境教育を行い、自然と環境への責任を教えているようです。

そんなエコ思想が生み出すブランド。

そんなエコ思想のドイツで生まれたのが「ソネット」。社屋は豊かな水に恵まれたボーデン湖の近く、デッゲンハオゼルタールにあります。周りにはのどかな田園風景が広がり、ビオダイナミック農法を実践する農場、キャンプヒルがあります。1960年代、石油系合成洗剤による水質汚染問題に心を痛め、何とか環境に優しい洗剤を作りたいという科学者の思いから始まりました。人と自然に害を与える成分は一切入っておらず、植物性および鉱物性原材料のみを使用しています。どの洗剤も使用後は速やかに微生物によって自然に還ります。


SONETT
ナチュラルウォッシュリキッド
1,760円(税込)


ソネット ラインナップはこちら >

世界で広がるドイツ発祥認証マーク。

農林水産に関するドイツの独立したオーガニック認定機関「demeter(デメター)」。バイオダイナミック有機栽培農法で栽培された農産物を用い、加工から保存、包装、流通、環境保護や安全性、農産物の生命力を最大限に生かす方法であるか等、厳しい審査をクリアした商品が取得する認証です。


MARTINA
カミーレハンドクリーム
3,520円(税込)


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India

独自の文化・世界観を生み出す異国、インド。

基本情報
世界で第7位の国土の広さを持つインド。北はヒマラヤ山脈の山岳地域から、南はインド洋に面した亜熱帯地域まで、インド全体をざっくりととらえた時、インドの気候は「乾季」「暑気」「雨季」の3つに分けられる。

面積  3,287,000㎢(日本の約9倍)
人口  13億8,000万人
首都  ニューデリー
言語  ヒンディー語、英語
    (他に憲法で公認されている州の言語が21)
通貨  インド・ルピー

多様性にあふれる悠久の国。

長い4000年の歴史が独自の文化・世界観を生み出し、ヒンドゥ教、仏教、ジャイナ教、シーク教といった宗教の発祥で、多くの言語・文化を持つ国。北部と南部で全く違う国といってもいいくらい文化が異なります。インド政府が発行する紙幣をよく見ると、公用語であるヒンディー語、英語を含め17もの言語が印刷されていることからも、インドという国の多様性が感じられます。気候も多彩で、北インド・ラジャスターン州の砂漠気候、ヒマラヤ山岳地方のツンドラ氷河気候、熱帯性湿潤気候などがあり、訪れる都市によってその表情を大きく変えます。

「 ジャイナ教寺院 」

まるで壁面から浮き上がってきたかのよう。

インドの宗教と言えばヒンドゥー教がメジャーであり、信者数も国民の多くを占めています。しかし、インドには多宗教国家としての側面もあるため「ジャイナ教徒」も少数ながら存在しています。そんなジャイナ教の聖地の一つと呼ばれる、計7つのジャイナ教寺院。宗教的建造物で、柱、壁、天井に彫ってある彫刻が美しく、まるで壁面から浮き上がってきたかのよう。ソジャットに近いため、ソジャット近郊の観光地としても知られています。

幸運のを呼ぶ力のある、メヘンディ。

ジャイナ教寺院の近郊、北西インドの砂漠地帯ソジャット。そんな地で育つのが世界的に有名なインドの植物「ヘナ」です。木は高さ3〜6mまで成長し、香りのある白や薄紅色の花を咲かせるのが特徴。日本ではヘナの葉に含まれるローソニアという赤色酵素色素で染める「白髪染め」として馴染みがありますが、インドではメヘンディ(ヘナアート)として使われています。伝承医学アーユルヴェーダでも薬草として古くから利用されてきました。伝統文化であると同時に、ヘナで肌を染める行為は、縁起もの・幸運や吉祥をを招くものとして伝わっています。


GREEN NOTE
ヘナ オーガニータ
2,530円(税込)


ヘナ ラインナップはこちら >

ヘナの赤みを抑える藍色の染料。

同じく日本では自然素材の白髪染めとして使われる木藍。インドでは、インダス文明時代の人々は木藍を栽培し、衣類を染めた記録があります。「インディゴ」の語源が「インド」に由来することからも、インドの藍「木藍」はローマ時代からヨーロッパの人々に重宝されてきました。木藍から手間暇をかけて作る高価なインディゴは、19世紀の合成インディゴの登場により一旦需要が減りましたが、近年の自然志向や、天然白髪染めとしての需要が少しずつ増え、復活の道をゆっくり歩んでいます。


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ヘナ+木藍
4,950円(税込)

「 トイ・トレイン 」

ダージリンのかわいい世界遺産。

インド北東部の山岳地帯に位置するダージリン。そのダージリンに向けてなんと全長88.48kmの山岳鉄道が敷設されています。走るのは「トイ・トレイン」の愛称で知られる、ダージリン・ヒマラヤ鉄道。歴史は古く1880年に紅茶の輸送と避暑客のために造られました。この列車は世界最古の山岳鉄道であり世界遺産にも登録されています。

ダージリンティーを飲むたび思い出す。

トイ・トレインの走るダージリンは、世界三大紅茶のひとつで高級茶葉の「ダージリンティー」の産地。目にも鮮やかな緑と華やかな香りがいっぱいに広がる紅茶園は、紅茶好きにはたまりません。ヒマラヤ山岳地帯、標高約2,000mの斜面にあるため、夏でも涼しく過ごしやすい気候。そこで栽培されるその茶葉は、昼の太陽と夜の冷え込みにより、複雑な香りを生み出します。爽快感のある引き締まった渋み、深いコクのある味わいが特徴です。


People Tree
ダージリンティー
1,188円(税込)

紅茶の飲み方にも多様性が。

世界最大の紅茶生産国でダージリンティーの他に国民的な飲み物となっているのが「チャイ」。 インドで茶葉の栽培が始まった頃、高品質なものはヨーロッパへ輸出していたためインド国内には売り物にならないダストと呼ばれる茶葉だけが残りました。その茶葉にスパイスや牛乳、砂糖を加えて誕生したのがチャイ。もともとインドではスパイスを湯や乳で煎じて飲む習慣があったので、チャイも徐々に国内で習慣化されていきました。


第3世界ショップ
チャイパック
475円(税込)

知っておきたいこと

“ ごみ問題 ”

開発途上国であるがゆえにインドではリサイクルが未発達で、約90%のごみが分別されていないそうです。プラごみは他のごみよりリサイクルが進んでいますが、それでも年間約1万5000トンのプラごみのうちリサイクルに回される量は約9000トンに留まっています。

⇒ 2022年に使い捨てプラスチック全面禁止
2019年のガンディー生誕記念日である10月2日から、カップ、皿、小型ボトル、ストロー、ビニール袋、特定の種類の小袋の最大6種類の使い捨てプラスチック製品が禁止されており、2022年までにすべての使い捨てプラスチック製品を禁止する取り組みが進んでいます。

New Zealand

どこまでも続く海岸線の美しい地形、ニュージーランド。

基本情報
国土の細長いニュージーランドはほとんどの地域が海岸近くに位置しているため、全体的に温暖な気候に恵まれている。ニュージーランドの平均気温は南に行くほど低くなり、通常年間で最も気温が高いのは1〜2月、低いのは7月ごろ。

面積  268,000㎢(日本の約0.7倍)
人口  508万人
首都  ウェリントン
言語  英語、マオリ語、ニュージーランド手話
通貨  ニュージーランド・ドル

マオリの魂が宿る美しき国。

ラグビーの試合前に行うウォーククライ「ハカ」。東京オリンピックでもニュージーランドの選手が魂の踊りをしていたことが記憶に新しいです。そんなハカはニュージーランドの先住民「マオリ」の伝統的な踊り。約1000年前、「ハワイキ」という島から大型のカヌーに乗ってやってきたマオリ族は現在、ニュージーランド人口の約15%を占めており、彼らの言語や文化は各地で色濃く残っています。

「 ノンゴタハ山 」

マオリの文化が息づく街が一望できる。

ニュージーランドの各地でもマオリ文化が色濃く残る地ロトルア。そんな街と湖を一望できる観光スポットが「ノンゴタハ山」です。スカイラインゴンドラに乗りノンゴタハ山をゆっくりのぼると窓の外には、繊細な彫刻が施されたマオリ伝統の建築物が並ぶロトルアの街並みと、北島で2番目の大きさを誇る青いロトルア湖が見渡せます。

大自然が生んだ、パワーみなぎるマヌカ。

先住民マオリの聖地・タラナキ山周辺に広がる「マヌカの森」。 マオリの人々は昔から、フトモモ科に属する常緑低木「マヌカ」を薬用植物として暮らしに役立ててきました。マヌカは直径1〜2cmほどの白やピンクの可憐な花を春から夏にかけて4週間だけ咲かせる、貴重で希少価値が高いニュージーランド原生の植物。近年では、マヌカのハチミツに含まれる抗菌物質が注目されて「マヌカハニー」として知られています。その花から採れたハチミツは、特有の爽やかなハーブの香りと濃厚でコクのある味わいです。


MAXX HONEY
オーガニックマヌカハニー MG50+
5,400円(税込)


マックスハニー ラインナップはこちら >

「 グレートバリア島 」

豊かな自然や動植物がそのまま残る島。

ニュージーランドの都市オークランドの北東90kmに浮かぶ島、グレートバリア島。人口はたったの850人程度の島で、電気も水道もガスも通っておらず島の60%が自然保護区として認定された豊かな自然や動植物がそのまま残る島です。 2018年5月、国際ダークスカイ協会が定める「ダークスカイ・サンクチュアリ」に、グレートバリア島が世界で3番目に認定されました。島には信号や街頭など光害がほとんど存在しないため晴れた日には肉眼で天の川が見えるほど。世界が注目する美しい星空が見れる場所です。

ハート型の葉っぱを持つカワカワ。

そんなグレートバリア島に自生する植物が「カワカワ」。マオリ族にとってカワカワは古くから薬草として用いている特別な植物です。カワカワの葉を煮て傷口に絆創膏のように貼ったり、葉っぱを煮出してお茶のように飲んでいたり、万能薬として生活の中に取り入れてきた歴史があります。そんな効果に着目してつくられたのが「アオテア」。肌荒れ防止と肌の保湿・保護のあるアオテアとカワカワをバームにとじ込めました。ニュージーランドの天然固有ハーブ効果が体感できますよ。


AOTEA
カワカワバーム
2,090円(税込)

「 kawakawa 」

ひときわ目を惹く街のデザイン。

植物の「カワカワ」をご紹介しましたが、ニュージーランドには、「kawakawa」といった街もあります。ノースランド地方のベイオブアイランズ地域にある小さな町です。カワカワを通るときは、カラフルな彫刻やモザイク、銅や石を使った公衆トイレの存在がひときわ目を引きます。デザインを施したのが、オーストリア出身の建築家フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー。1970年代半ばから2000年の逝去までカワカワで暮らし、トイレはその時に街に寄贈されたものです。圧倒される彼の独特なデザインが街全体で楽しめます。
知っておきたいこと

“ オーガニックやサステイナブルな文化が根付く国 ”

人口約508万人と決して大きな国ではないニュージーランドですが、サスティナブルな活動が当たり前のように日常に浸透しています。人々は美しい自然と共に共存していくという意識の高いをもち、自然環境保護等に力を入れている国。ファッションの持続可能性や、ジェンダーレスなど世界中の国々が抱える問題にも積極的に取り組んでいます。若き女性であるジャシンダ・アーダーン首相が様々な改革の先駆者となっています。

そんな環境を配慮したブランドたち。

捨てることも考えたエコな「ジオソープ」。ゼオライトの吸着力で汚れなどを落とすという新しい発想のソープです。ニュージーランド産のゼオライトは地球から取れた天然鉱物で、洗い流した後もその洗浄効果が残ったまま。だからそのまま流しても川にも海にも、そして地球にもやさしい。 やさしさが、この世界にあふれるように。日常の暮らしを一つひとつ変えていくことで、一緒に地球にやさしい人になりましょう。


geosoap
フェイス&ボディ
880円(税込)

地球上のプラスチックの削減に貢献したい。

安価でサッと使えるプラスチックのラップ。その便利さから世界中で使われていますが、プラスチックは海洋汚染問題の大きな原因です。「地球上のプラスチックの削減に貢献したい」という真剣な思いから、 2人の母親が学校のプロジェクトをきっかけに作り上げた「ハニーラップ」。GOTS認定の100%オーガニックコットン生地に、ミツロウ、樹木樹脂、ホホバオイル、オーガニックココナッツオイル、マヌカオイル、プロポリスがブレンドされています。さらにラップで包まれて密閉された状態でも空気を通すので、食品も長持ち◎。食品ロス削減にも繋がります。


honey wrap
みつろうエコラップ
1,540円(税込)


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Canada

広大な自然と穏やかな国民性を持つ、カナダ。

基本情報
広大な国土のため、いくつかの気候地域をもつ。バンクーバーなどの太平洋沿岸は降水量が多い。カナディアン・ロッキーは寒さが厳しく、夏でも天気が崩れれば上着は必要。カルガリーなど平原地帯では寒暖の差が激しい。五大湖一帯は四季が分かれており、以東では夏は涼しく、冬は比較的温暖。北極圏の極北地方は1年中寒さが厳しい特徴を持つ。

面積  9,985,000㎢(日本の約26倍)
人口  3801万人
首都  オタワ
言語  英語、フランス語
通貨  カナダ・ドル

「 ナイアガラの滝 」

自然のパワーに圧倒される。

カナダ・オンタリオ州とアメリカ・ニューヨーク州の国境にあるのが世界三大瀑布の一つ「ナイアガラの滝」。カナダ側は馬蹄の形をしているため、ホースシュー・フォールズとも呼ばれています。ナイアガラの滝ができたのは最終氷期であるウィスコンシン氷河期の終わり頃で、約1万年前ほど。冬になると水量が減少して滝全体が凍りつきます。太陽が当たると透明な氷が反射してまぶしく輝く幻想的な姿に。カーテンのように、幅広く落ちる水しぶきが大迫力で、世界中から観光客が訪れます。

「 メープル街道 」

カナダを象徴する紅葉の名所。

そんなナイアガラと、フランスの文化は色濃く残るケベックシティを結ぶ「メープル街道」。北はケベック州のケベック・シティから、南はオンタリオ州のナイアガラまで、全長約800kmに及ぶ街道です。赤、オレンジ、黄色、黄緑、緑、とびっくりするほどカラフルなカエデの木が多く群生し秋になると一斉に紅葉します。 展望台から見おろすと、都会の真ん中にそびえる真っ赤な紅葉がなんともダイタミック。

自然の英雄、カエデの原生林から採れる宝。

カナダといえばで思い浮かぶものはやはり「メープルシロップ」。カエデの樹液を煮詰めたもので、ヨーロッパからの入植以前より、カナダでは先住民の人たちによって食べられています。今では甘味料として米国、カナダケベック州、日本及び英国だけで6,620万世帯がケベック産メープルシロップを消費しています。不思議なことに、同じカエデの森から採取された樹液でも、採取時期により味が異なります。メープルシロップ生産に使われる樹林は、通常ケベック州法の規定により保護され、伐採されることはありません。


第3世界ショップ
リックさんのメープルシロップ
1,350円(税込)

知っておきたいこと

“ メープル樹林は乗用車が排出する炭素を、自然に戻しています ”

樹液が採取されているメープルの森は、29万台の乗用車が年間に排出する炭素量を吸い込み、酸素を排出してくれています。メープルシロップ生産に使われる樹林は、通常ケベック州法の規定により保護され、伐採されることはありません。そのため普段つかっている甘味料の代わりにメープルシロップを使うと生産に利用され、伐採から免れ、保護されることになります。メープルシロップを購入すれば森が守られることとなり、森はさらに多くの恩恵を提供できるのです。

カナダの人々のシンボル。

カナダ=メープルシロップという方程式が成り立つのは、カエデの葉が赤々と刻印されたカナダの国旗が示すように、メープルの葉がカナダの豊かな自然の恵みを象徴しているから。カエデの葉は1700年前後から既にカナダの人々のシンボルとされてきました。フランス人がカナダに進出するずっと以前から、先住民はカエデを栽培し樹液を収穫して、調味料として使ってきました。カエデはカナダを表すのにこれ以上のものはなかったと思います。

鮮やかな赤がまるで真紅の絨毯。

カナダには毎年10月の第2月曜日、当たり前のように受けていることを思い出し、それらに感謝をすることができる「サンクスギビングデー」という祝日があります。その日にはクランベリーソースがかかったターキー料理を食べることが定番となっているそうです。そんなサンクスギビングデーの前はクランベリーの最盛期。畑に水を入れて収穫機でかき回すことでクランベリーの果実が浮き上がるため、畑一面が真っ赤に染まった湖のようになります。多様な用途で利用できるクランベリーは、カナダは大西洋岸地帯の先住民が好んで食べたもののひとつです。カナダの生産の約29%を占め世界三番目の生産高を誇る世界有数の産地です。


NATURAL KITCHEN
ドライクランベリー
432円(税込)

ここでご紹介したのは、ほんの一部の国。
もっともっと世界に目を向ければ、日本とはまったく違う文化や風土、魅力がたくさん。
一日でも早く安心して海外旅行を楽しめる日を期待して…。


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