ピンシリンダーを開錠する技術です。かつて社会現象にもなったピッキングより技術的には容易です。
バンピング開錠をする時に使用する特殊なキーです。アメリカなどでは通信販売で売られております。このバンプキーが精密に出来るとバンピングの技術自体は、非常に簡単です。バンプキー製作に当たって、材料の入手は難しくありません。
バンピングは傷跡などの形跡を残さないため、泥棒に入られたことがわかっても開錠方法が特定しにくのが難点です。1つのバンプキーを製作すれば、同じ型番のシリンダー錠は全て同じ方法で開けられるため、マンションなど、同じシリンダーがいくつもついているところが狙われる可能性が高いでしょう。
バンプキー製作に当たって、材料の入手は難しくありません。
現在の所、日本で被害に関しては報告されていないようですが、海外ではテレビで放送され
社会問題となっており、日本でもいずれ問題になると思われます。
以前とは違い、現金と通帳・クレジットカードなど、現金化しやすいものだけを狙います。
しかも、不正侵入したら時間は5分以内と決め、時間内に獲物が見つからない場合は、諦めます。
クレジットカードは、その場に持参した機械でスキミングなどで情報を読み取り、カードは持ち帰りません。
通帳は、持ち出したらすぐに銀行へ行き、紛失届を出して現金を引き出します。
しかも、その間は仲間が家の外で帰宅した住人が侵入に気づき、通報していないかを確認しています。
もし、そうなった場合は盗んだ通帳で出金はしません。捨ててしまいます。
無事、出金したら持ち出した家に戻り、通帳を元の場所に戻します。
出金も、クレジットカードによる買い物も、少額を何度も繰り返します。
被害者は長い間気づかないケースが、多いでしょう。
資産家・会社のだけでなく、最近では上記の手口で、どの一般家庭も狙われるようになっています。
泥棒はほとんどの場合、下見などをして留守になる時間帯などを探っています。
その上、電話などを使い、しっかりと留守を確認してから侵入します。
どこかで手に入れた旅行者名簿をみて長期間、留守になる家を探しているともいいます。
ひとり暮しの方は、出かける時間・帰宅時間を調べられています。
バンピングは主にピンシリンダーを不正開錠する手口でディスクシリンダーは開錠できません。
まず、大切なものは銀行の貸し金庫に預けるのが一番でしょう。
小さいスペースで年間15,000円ほど必要ですが、安心できる方法です。
銀行通帳の残高を、小まめにチェック。不明な引き落としががあれば、すぐに引き落とし先に尋ねましょう。
クレジットカードは、身に付けておくのが良いでしょう。その際は引ったくりにご注意下さい。
メインのシリンダーをバンピング対策品へ交換する。
補助錠をつけ最低でも鍵は2つにする。出来れば1つはかぎ穴のないものがよいかもしれません。
防犯意識が高いことをアピールするため、直接関係なくても、センサーライトや防犯カメラをつけることも、不正侵入されにくくなります。
また、犯人は住人に見つかると、手荒な手段で強行に及ぶ可能性があります。ご注意ください。