大阪で会社勤めをしていた頃にインド人の夫と知り合い結婚。 バシンの性を名乗るようになったももの、インドという国の文化について、特に詳しかった訳ではありません。 インド料理にも「味が濃い」「辛いだけ」という先入観もあって、最初から良いイメージだった訳ではないんです。 ですが、美味しさに目覚めるきっかけがあったんです。それは、夫と共にインドへ渡り、本場の家庭料理を味わったところ「インド料理って美味しいんだ」って驚きました。 「こんな美味しいのだから日本人にもぜひ知って欲しい」 その想いは帰国後も消えることがありませんでした。

それからは、家事と育児の合間を縫って夫が作ったインドカレーをフリーマーケットで販売するようになり、 「いつかレストランを…」と開業資金をコツコツと準備しました。当時は普通の主婦で子育てが優先だったので、 インド料理店を開くことは子育てが一段落してからを考えていました。 焦るよりも出来ることをと思い、フリーマーケットがある土日にはインドカレーの販売と、 インド料理に関心を持っていただけたらと近所のお母さん方を集めてインドカレーの料理教室を開いていました。



インド人コックさんを招き「アールティー」として本場の味を提供し始めました。 神戸に多く住んでいる外国人のお客様に好評いただきました。

一方でもう少し日本人のお客様にも気軽に来ていただけるような
お店をと、2006年にオープンしたのが三宮店です。



直接お店に来ることができない人の為にと、2007年よりインターネットで販売を開始しました。店長のバシン晴美が覚えたてのパソコンを前に、こつこつと販売ページを作りスタートしました。初めは1日に多くて数件ほどの注文をお店の空いた時間を利用してカレーを作り冷凍し、お店の目の前の運送会社まで運ぶ。そんなお店の片手間の規模で行っていました。
楽天市場にお店を出店したものこの頃です。

そして、インドカレーをもっともっと日本人に広めたいという店長の想いから『インドカレーお試しセット』が生まれました。初めはお店の片手間でやっていたインターネット販売も、どんどんと注文数が増えてゆき、遂にはお店を閉めなければ生産が間に合わなくなり、やむなくお店を閉めてカレーを作る日々が続きました。そんなある日「アールティーが閉店した」との噂が神戸で広がるのを耳にしました。そして『このままではいけない』と、あたらに新長田に製造の拠点となるレストランを作りました。それが現在の本店と本部になる新長田店です。


2009年 新長田店(本店、事務所を移転)
2011年 神戸下山手県庁前店
2012年 あべのルシアス店(大阪)
2014年 アメリカ村ビッグステップ店(大阪)
2016年 イオンモール浦和美園店(埼玉)