キビソについて



白っぽく少し半透明に見える繊維はキビソ(生皮苧)です。
蚕が一番最初に吐き出す糸(キビソ)で繭の最も外側に位置し全体の4%ぐらいの僅かな部分です。
繊維が荒削りで不安定なため染色されにくく黒色のような濃色の場合はキビソの繊維が目立ちやすくなります。
生糸としては使われない部分ですが保湿性に優れ「セリシン」をとても多く含みます。
アームカバーで使用している絹紡糸は生糸にならなかった短繊維の絹を紡績した糸です。
生糸で使われなかった「キビソ」や「ビス」も使用して作られます。
全ての製品に混在しているわけではございませんが、
正規品として販売している商品に該当いたします。
どうか天然繊維100%の絹紡糸製品の特性の1つとして
ご理解いただけますと幸いでございます。