しつけの中でも、難しいのは爪とぎだとゴロにゃんママは、確信しています。
はっきりいってこれまで、爪とぎのしつけに成功した試しがありませんでした。正直に言って大変はずかしいです。でもやっと最近家族になった「かりん」は爪とぎを決められた場所でするように、やっとしつけることができました。
猫のことをこれだけ多く語っているというのに、全然、困った爪とぎを阻止する事になかなか成功しないのですから…(;^_^Aフキフキ。
爪とぎは、どんな猫でも行う自然な行動で、これには大切な二つの意味があると言われています。
ひとつは、古い爪のサヤを削り落とし、鋭い爪をを維持して、外敵から身を守るという意味。
もうひとつは、足先のフェロモンをこすりつけ、ここは自分の場所であるという「マーキング行動」という意味です。
最近では、爪をとがらせるためよりも、フェロモンのこすりつけや、体の筋肉や腱を伸ばすストレッチの役割の方が重要な要素と考えられています。
猫の爪を抜く手術をして、猫にツメとぎをさせない飼い主さんもいるようです。大切な家を守るために泣く泣く手術する方もいるでしょうね。でも心情的には、できるだけ避けたいところではあります。
猫の習性は、人間にとってすべてが都合のよい事ばかりと言うわけではなく、相手は生き物で、やはり100%コントロールすることは出来ないのは仕方のない事です。爪とぎの対象が大切な家具や柱だったりすると、本当に困ってしまいます。
ゴロにゃんママの前のマンションの柱には、すべりの良い紙のガムテープを貼ってガードしておりました。
ですから柱をガリガリやる習慣はないのですが、その分ソファーが絶好の爪とぎの対象となっております。
何年に一回は、ソファーカバーを購入するのですが、うまくしつけられなかったことに、ただただ情けない気持ちでいっぱいになります。
いくら爪とぎの瞬間に阻止して、別の代用のものを与えてもだめでしたねえ。だからもう一度基本に戻って、お勉強です。
猫はもともと、怒られても叱られても、基本的にはやりたいことはやっちゃうタイプの動物です。
ですから叱るよりも、気持ちよく爪とぎができるように環境を整えてあげるのが先決なのです。
お宅の爪とぎ専用のグッズを用意してみて下さい。そしてゴロにゃんママが調べ勉強した結果、以下の点に注意するとあら不思議…。
爪とぎができるようになる。…らしいのです。
ですからここに並べてみました。
●爪とぎグッズは、猫が身体をいっぱいに伸ばして引っかくのに十分な高さのものが必要。ノビのポーズができる高さ(約1m)があるかどうか。市販の爪とぎはここまでのサイズはありませんよね。
●ひっかきたくなるような魅力的な素材でできているかどうか。木製のものや縄、カーペットのような丈夫な布地、コルク製など。
●爪とぎグッズは安定しているかどうか。
●爪とぎグッズは、リビングなど猫が良くいる場所、またはよく目立つ場所にあるかどうか。
●多頭飼いの場合でも、1匹1匹に相当する十分な数の爪とぎグッズがあるかどうか。
ゴロにゃんママは、市販の短いツメとぎグッズしか試したことがなかったので、失敗し続けてきたのでしょうか。
1mの高さがあるグッズなんてそうそうないですよね。
ですからゴロにゃんママは、爪とぎグッズを自分で作ることにしました。
猫は、自分の縄ばりを他の猫に主張するために、環境の中で一番目立つ所で爪をとぎます。
目覚めた時や、今から食事を作ってあげるって時に猫自身が「さあ!!」ってな感じで始めます。
その爪とぎの対象物は、垂直でよく目立って、かつ感触のよいものを選ぶので、椅子やソファーの角などが、爪とぎの格好のターゲット。
ゴロにゃんママ宅のソファーは、いつもボロボロです。
ゴロにゃんママは、ソファーカバーをいつも探しているので、きっとそんな猫好きがいっぱいいると思ってソファーカバーもその内に制作したいと思っています。楽しみにしておいて下さい。
爪とぎをされたくない所は、プラスチックやアルミホイル、実際にちょっと見た目は悪いですが紙製のガムテープ(布製はダメですよ)など、表面がツルツルしたもので覆っておくと、猫はガリガリしないです。
そして、爪とぎグッズを目立つところにしっかりと固定して、猫の手をとって、フェロモンをこすりつけ、においをつけておくのだそうです。
猫が爪とぎグッズを気に入って使い始めたら、ボロボロになっても、なるべく変えない方がいいらしいです。
そしてもちろん猫の爪は、伸びすぎないようにまめに切ってあげましょう。また、最近はやりの爪をカバーする製品を利用してもいいですね。
大切な家具で爪とぎをしたからといって、むやみに怒ったり、たたいたりしても効果はないのです。
悪いことをする前に、霧吹きのスプレーや、空き缶に小石を入れた物など、猫のいやな音の出るもので、驚かせてやめさせてください。
ただし、爪とぎ自体は、猫の自然な行動なので、やめさせることはできませんよ。
ゴロにゃんママ的には基本的に反対ですが、どうしてもやむを得ない事情があるときは、最終手段として、抜爪の手術を受ける方法もありますので、その時は獣医さんに相談して下さい。でもくれぐれも最終手段です。
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