「恐怖の咬み猫」
誰が言い出したのか、この言葉は随分昔からあるように思います。もう20〜30年前から使っていましたよ(ゴロにゃんママの年がばれるのであんまり突っ込まないように…(^_^;))。
実は、ゴロにゃんママの実家で飼っていたスーパー猫・お産回数12回の「ミーコ」は、いわゆる「恐怖の咬み猫」だったのです。
小型犬を抱いていたゴロにゃんママの友人のお尻に噛みついたこともありました。
芸術的に、すばらしくきれいに「ミーコ」の歯形が残っていました。
今だったら大変な問題になっているかもです。
ちなみにその友人は、今でも時々猫に咬まれたことをひつこく私ゴロにゃんママに、言うことがあります。
本当に(>_<)ごめんなさい。
あのときはどうして「恐怖の咬み猫」に育ってしまったのか、わからなかったのですが、その後、猫の勉強をいろいろしていく内に、子猫の時のしつけ方によって、うまく「恐怖の咬み猫」を回避できることを学んだのです。
それでは「恐怖の咬み猫」にしないための「しつけ方」をご紹介しましょう。
■「恐怖の咬み猫」ってどんな猫?
手を近づけるといきなり、爪を立てたりパクッと咬みつく。それが結構真剣に咬みついてくるので、めちゃくちゃ痛いのです。
やさしく撫でようとしたとたん、ガブっときます。触るときは手袋をはめないといけません。そんな猫を誰がいったか知らないが〜「恐怖の咬み猫」というのです。
■「恐怖の咬み猫」はどうやって誕生するのか
子猫の時に親や兄弟と離ればなれになって、1匹だけで暮らしている猫に多くみられる悪いクセです。
その猫自身が、他の猫から咬まれたことがないために、咬む限度が分からないのです。とにかくいつでもどこでも、誰にでも咬みます。
とにかくやっかいなクセなのです。
■「恐怖の咬み猫」に育てない為に
方法は、二つあります。
子猫をもらって来るときに、十分に親元で兄弟姉妹としっかり遊んできた子を貰うことです。
他の猫とじゃれあって遊んでいる内に、自分も咬まれることで、限度を学んでいくのです。
咬みつかれたり、猫パンチをくらっているうちに、これ以上咬んではいけないことを学びます。
こういう経験がないと、咬むことの加減を知らないうちに育って、やがて人間に対して誰にでも咬んでしまうという「恐怖の咬み猫」のいっちょあがりです。
もう一つの方法は、飼い主が親や兄弟のかわりに、十分に子猫と遊んであげることです。
そして猫が咬みついてきたら、すぐに「痛い」とおおげさに叫んでみます。
できれば甲高い声、鋭い声で言うと、子猫には「ストップ」という言葉に聞こえます。
そこで猫が驚いて咬むのをやめたら、しつけはOKです。
たいして痛くなくても、このことを何回か繰り返すうちに、動きを止めることによって遊びは終了となることを教えます。
でも叫んだだけではやめない猫の方が多いと思うので、その時は、手のひらに顔をあてて、鼻を指ではじきます。ちょっと痛い目にあわせるのです。それか、猫を少しつねるのも良いかもしれません。
中には、子猫に噛みつくという手荒な飼い主の話も聞いたことがありますが、それはちょっとねえ。どちらにしても、咬むと猫にとってよくない事がおきると覚えこませることが大切です。
体罰は、猫のしつけには、絶対に良くありません。
でも、この子猫のこの時期に学習・体験した事は、一生忘れないので、いわゆる「加減」を教える為には、ちょっとだけ痛い感触を覚えさせる事が必要です。
子猫の順応性は抜群なので、体罰とは思わせずに遊びの中での、「痛い経験」として学習させることが一番なのです。「この位の噛む強さだと、相手はとても痛がる」「噛むといやなことが起きる」という風に学習させることがとても大切です。
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