「地ビールとは造り手の人生そのものである」
わが国で4番目、近畿で1号、外食産業で1号のスタートを切った地ビール三田屋廣岡揮八郎の信条です。
造り手の人生が香るビール造り手の顧客へのレスポンスの大切さから自らの名前をとって「揮八郎ビール」と命名したのもそれに由来します。
揮八郎ビールはすべて下面発酵で造られます。
三田屋のふたつの地ビール工場のうち西宮本社ビール工場は、平成10年3月26日、日本の地ビール企業の先陣を切って「永久免許」をいただきました。
続いて大阪ドーム9F三田屋の地ビール工場も平成12年3月16日「永久免許」を取得。
一企業2工場が永久免許を取得したのは、全国で三田屋が最初となります。

10種を越えるバリエーションを持ちますが現在醸造しているのは2アイテム (ピルスナーとブラック)を醸造しています 
 また、ノンアルコールビールを平成23年8月より醸造を開始し好評を得ています。 その名も「K`sフレーバークリエイト」(ケーズフレーバークリエイト)。濃厚な味わいで人気の大手メーカービールに遜色ないと自負しております。 残念ながら、販売しておりませんので、ステーキハウス三田屋各店にお越しいただき、ご賞味下さ いますようお願い申し上げます。

1. ピルスナータイプ(淡色)

大手メーカーが造るビールがこのタイプです。メーカービールと比較して全体の味が濃く感じられると思いますが、これは米などの副原料を用いず、しかもじっくりと熟成してあるためです。三田屋のピルスナーはビール自身がつくる純粋かつ良質の炭酸ガスですからお腹が張りません。

2. ブラックタイプ(濃色)

これまでの黒ビールとは香りも甘さもコクもまったく異なります。純な原料とじっくりと熟成させた効果が、さわやかな甘味と苦味を伴って口の中いっぱいに広がります。製法については廣岡揮八郎秘伝中極秘レシピによる門外不出のものですから残念ながらここで解説することは出来ません。
☆☆☆☆☆ステーキハウス廣岡揮八郎の三田屋各店でもご賞味いただけます。
※レストランでの販売はしておりませんので予めご了承ください。
ホームページオンラインショップでご購入いただけます。

「違い」を証明できるのは、「下面発酵ビール」だけ。

世界中で生産されているビールの90%以上が下面発酵による貯蔵ビール、つまり「ピルスナー」と呼ばれているラガービールです。 日本の五大メーカーも98%以上がピルスナーを造ってきました。 輸入ビールや地ビールが登場してはじめて、私たちはビールのバリエーションの広さやビール文化を知ることとなったのですが、さて、地ビール16社とその後に続いた地ビール業者およそ250社は、夫々いったい何を考えてスタートを切ったのでありましょうか。
 まぎれもなく従来の大手メーカー品とは異なるビール造りを目指したであろうことは容易に判断が付きます。 果たして地ビール業者の多くはその異なるビールを「上面発酵」に求めるに至りました。イギリスやチェコやベルギーで現存する古いヨーロピアンスタイルのビールです。もっともなことかも知れません。最も手っ取り早い「違い」の方法であるからです。しかし、私の考えは違っていました。大手メーカーの造るピルスナーこそ世界の主流であり最も人気のあるビールなのです。このビールを造ってこそ初めて「違い」を発見できると思ったのです。地ビールの存在価値はこの違いを証明できてこそあると確信したのです。
 この発想は、長年の私のハム造りの経験から容易にでてきたものです。大手メーカーではやりたくてもできないことがあり、零細ゆえにやれることがある、そこから「ホンモノ」が見つかる…。いつもそう考えていたからでありました。かくして私は「下面発酵」「ピルスナー」造りに固執することになったのです。(廣岡揮八郎)

三田屋 醸造工場

地ビール三田屋 醸造工場案内

←廣岡揮八郎が最初にウィーン(オーストリア)で
買い求めたSALM社の醸造プラント(年産300kl)。
廣岡揮八郎醸造工場での撮影→
地ビール三田屋の醸造工場場中国道西宮北インターのゲート真横にある三田屋本社の2階にありますが、現在、このプラントは使用せず(ステーキハウス篠山インター店でディスプレイしてあります)、カナダ クライバラー社の手動式に切り替えました。
廣岡揮八郎の三田屋歴史秘話