『子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥』って私たちが普段使う動物を示す漢字とは違いますよね。この十二支における漢字はもともと日付や方位を示すものでした。これに後から動物をあてはめて、誰しもが覚えやすいようにしたものだと考えられています。
本来『申年』の意味は「樹木が伸びて育ち、成熟していっている状態」をさすそうです。伸びるの漢字に『申』が含まれていますね。
干支(えと・かんし)は12個だけではありません。木火土金水の五行を指す『甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)』の10個からなる十干と、先述の十二支を組み合わせた60種類があります。(たとえばあなたが寅年だとすると、『丙寅』『戊寅』『庚寅』『壬寅』『甲寅』のどれかであるはずです。)この60種類ある干支が一巡するのが『暦がかえる』ということで『還暦』と言います。
さて、2016年は『丙申(ひのえさる)』です。
今から60年前の1956年(昭和31年)の流行語は「もはや戦後ではない」。戦後の復興から急速な成長をとげて、より近代化していくさなかで世間が賑わっていました。2016年も樹木が伸びて育つ最中のように、何かに向けて成長する途中となる年になるのでしょうか。
ところで生まれた年の十二支によって、守り本尊という自分を守護して下さる仏様が決まっているのをご存知ですか?申年の守り本尊は昨年の未年と同じく『大日如来』です。真言密教における最高仏で宇宙そのものをあらわす偉大な仏様です。未・申年を守護するとされますが、もちろんすべてを照らしあらゆる人の願いを聞いて下さると言われています。
干支の動物の置物などは縁起物とされその年の一年、大切にされますね。アクセサリーにおいてもその干支に関連するものを身につけると運気が上がるとされています。申年を守護する大日如来を示す梵字は『バン』。バンの梵字のアクセサリーや猿をかたどったデザインのものを身につけると心身豊かに一年を過ごせるかも。
その文字自体に力があり、縁起が良いとされる梵字。八尊すべての文字を並べた最強仕様のアクセサリーはこちら。
申年にまつわるアクセサリー以外にも縁起ものとされるアクセサリーをご紹介!