1.毎朝作業に入る前に必ずATP検査(タンパク質残留検査)を行います
作業に入る前に、毎朝必ず行う検査項目があります。前日洗浄した、機械、器具のタンパク質残留検査です。
食肉スライサー、まな板、包丁、計量器など直接生肉に触れる部分や、間接的な作業台やドアノブのような間接的に触れる部分の拭き取り検査(ATP法)を行います。
基準となる数値の目安は200rlu以下としており、これでも十分問題ない数値ですが、黄木はあくまでも数値"0"にこだわります。
勿論、基準値を超えていれば洗浄のやり直しからスタートです。
誰が、いつ、どこを検査し、その結果の数値はどうだったのかを毎日管理し、菌が繁殖しにくい衛生的な環境を保っております。
2.肉(原料)の表面温度に基準を設け管理しています
肉の表面温度?と思われるかもしれませんが、品質において実はココが非常に大事なんです。
枝肉を購入し、脱骨行程を終え冷蔵庫に搬入される前、その肉の表面温度を計ります。規定の温度(入荷時表面温度10℃以下)をクリアしないと冷蔵庫に入荷しません。
なぜなら、この表面温度で肉の劣化(保管がきちんとされていなかった)が判断できるからです。
黄木はこの行程を当社冷蔵庫の入荷時、そして製品を箱詰めする直前に行っております。
なによりも最高の品質を最高の状態で、皆さんにお届けしたい思いからです。
- 埃・ごみの付着がないように入室時必ず、粘着ローラーを全身入念にかけます。
手洗いをし、マスクをかけ、エアーシャワーを浴びて初めて食肉加工室へ入ることができるのです。
作業時はもちろん手袋をかけ、菌の付着・二次感染などを防ぎます。
- 原料(牛肉)の入荷も徹底しており、原料を入荷した際には表面温度を測ります。
(入荷時表面温度10℃以下)をクリアできなければ入荷することはありません。
- 入荷条件をクリアした原料だけが冷蔵庫へ保管されます。
一日2回、必ず冷蔵庫の温度を確認し、記録を残します。
温度異常がないかどうかを調べます。
他の原料と混合しないように、指定された場所へ保管します。
- また、包丁やまな板、計量器具やスライサーなどの清掃洗浄も徹底しており、
日々ランダムにATP検査(タンパク質残留検査)を行っております。
規定の数値をクリアできなければ、清掃洗浄のし直しをします。
検査の結果は記録を残し管理しています。
- お客様からご注文いただいた商品をカッティングする為に冷蔵庫から原料を選定します。
お客様の期待に添えるよう商品を見定めるのです。
カッティングされたお肉は、空気に触れると劣化が進んでしまうため一枚一枚丁寧に包んでいきます。
品質をきちんと保てるよう室内温度15℃以下の状態での作業になります。
- こうして、カッティングされたお肉は一つ一つ、商品相違がないかを確認しながら、箱詰めされます。
もちろん箱詰めする際にも、丁寧に、お客様の喜んだ顔を思い浮かべながら行っているのです。
そして出荷までの間に商品の温度が上がったりしないよう低温に保たれた保管庫で保管します。
このように当社では、作業場内の衛生管理、また従業員ひとりひとりの衛生管理を徹底し、お客様へ自信を持って商品を発送しています。
これらの何か一つでも欠けてしまっては、納得した商品をお出しすることができません。
お客様へ安心安全な商品をお届けすることはもちろん、期待以上の商品をお届けしたいとの熱い思いを込め、今後も徹底した品質管理に取り組んでいきます。