お花見|織部垣文長板皿・大・長森慶

お花見の頃

 お花見の頃は何かと忙しいことが多く、家族揃ってお花見膳を囲むのはけっこうむずかしいものです。でも何とかお花の季節をたのしもうという気持ちは持っていたいものですね。
 大阪寿司の「吉野」さんはこのところ又一段とお味がよくなって美味しく、これ一品で食卓が華やぎます。菜の花のごまよごしか芹のごまよごしのような口当たりのシャッキリしたものを添え、卵豆腐にエンドウを入れたものを椀盛にして(この場合えんどうの皮は面倒でも必ずむいて下さい)、デザートはこれまた大阪が誇れる菓子屋菊寿堂さんのなたねきんとんです。
 あまり手間を要さないけれど上質のお花見膳になりました。
 お膳は少し小さめの角切(右上と左下が切れています)で、軽やかな感じがする拭漆のものです。お椀は霞椀と昔から云い習わされてきた形のもので、命名の由来はよく分かっていません。輪島の名店尚古堂さんの手になるものです。外が潤色、内側は黒です。

工芸店ようび 店主 真木
潤霞型椀・尚古堂

刷毛目鉄絵「花」3.8寸鉢・吉井史郎

織部垣文長板皿・大・長森慶

桜かわらけ・古川章蔵

税込価格です。
潤霞型椀・尚古堂

税込価格です。