さて、健康食品としてのウコンには、アルツハイマー痴呆症の予防の他にも、脂肪の蓄積を抑制する作用が期待できます。ただ、妊娠しているかたは、ウコンの取りすぎは流産を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。それ以外の方は、クルクミンを含むウコンをできるだけ食卓に取りいれてほしいですね。
また、毎日でもウコンをとれる方法として、錠剤などは手軽な方法ですが、その場合はできるだけ食間でなく食事の時に、それも油を使った料理と一緒にとるのが理想的です。それは、ウコンに含まれるクルクミンは、水に溶けずに油に溶ける色素だから。ビタミンAやEと同様で、油と一緒にとると体内への吸収率がいいのです。
ウコンを上手に摂って、健康な体をぜひ作ってください。
【出典】 月間茶の間 274号より |