タイヤとホィールは直接、自動車の安全性に関わる重要な部品です。
タイヤ交換って実際にはどうやっているの?何をしているの?
そもそもここのお店って大丈夫なの?信用していいの?
と思われているお客様も多いのではないでしょうか?
そうしたお客様の疑問や不安に、これですべて解消!
というわけにはいかないかもしれませんが、
私たちが毎日行っていることをご覧いただくことで、少しでもお客様の不安が
取り除ければいいなと思います。どうぞ最後までご覧ください。

「いらっしゃいませ!」まずはお客様のお車をお預かり致します。
「いらっしゃいませ!」と元気よくスタッフがお客様をお迎えいたします。さあ、これから、どうやって我々がタイヤ交換作業を行っているのかご案内いたします。

★なお実際にピットで作業をご覧になりたいお客様は回転体などがあり危険ですのでスタッフに一声おかけいただければ安全にご覧いただける場所をご案内いたします。
シートにシートカバーをおかけいたします。
受け入れチェック後、お客様の大事なお車を汚さないようにシートカバーをおかけしてから我々がリフト上へとお車を移動いたします。
まずはタイヤを外します。
まずはリフトやジャッキ、ジャッキスタンドなど、お車に合せて最適な方法で工具を使い分けてジャッキアップいたします。そしてお車からタイヤホィールを取り外します。大小のインパクトレンチやクロスレンチ、各種アダプターなど車種やホィールに合せて最適な工具を選択して使用いたします。
古いタイヤをホィールから外していきます。
充填されていたエアーを抜いた後、古いタイヤをホィールから丁寧に、てきぱきと取り外していきます。
組み込み作業の前にホィールのチェック。
さて、いきなりタイヤを組込むのではなくホィールをチェックいたします。古いタイヤのカスや汚れのチェックと清掃、バルブは緩んでいないか、新品に換えなくてはいけないか、など目立ちませんがいくつもの大事なチェック項目があります。
組込作業前の準備です
タイヤとホィールの両方に専用の「ビードクリーム」や「潤滑剤」を塗布して、タイヤとホィールがスムーズにかん合して組込みができるようにいたします。
さあ!いよいよ組込み作業の開始です!
それぞれのホィールやタイヤに合せて丁寧に作業をしていきます。しっかり丁寧にテキパキと、細心の注意を払って組み込み作業をいたしております。
最新式のタイヤチェンジャーも大活躍!
こちらのチェンジャーはPAX、ランフラットタイヤなどの最新のタイヤ技術にも対応したイタリア
コルギー社の最新式のチェンジャーです。日本での導入例もまだ非常に少ない最新型です。矢東タイヤでは常に新しい技術にもいち早く対応できるよう努めております。
エアーを充填いたします。
現在のタイヤはチューブの無いチューブレスタイプが主流です。タイヤとホィールが内側から高圧のエアーで押されて密着することで内部のエアーを逃がしません。作業を見ていていただくと時折「パンッ!」とすごく大きな音がしてビックリさせられることがありますが、これはタイヤとホィールを密着させる為に、エアーを一気に高圧で充填しますので、タイヤが押されてホィールに密着したときの音なんですよね。
タイヤとホィールのバランスチェック
タイヤやホィールはまん丸(真円)にみえますが実際は均質な真円を製造することは難しい(不可能?)のです。細かくみますとどうしても不均質な部分があります。この不均質な部分を最終的に取り除くのがこのバランスチェックです。お客様のお手元に最良の状態で届くように、ここで重量の不均質、真円の精度をしっかりとチェックしております。
これがバランスウエイトです
タイヤやホィールに合せて最適な形状のバランスウエイトを選択して調整していきます。こちらに並んでいる倍以上の種類のウエイトをご準備しております。

さて、ここで特別なバランス調整作業をご紹介させていただきます
プジョーやシトロエンなどの一部のお車にお乗りのお客様でこちらの画像のようにセンターに穴が開いていないタイプの純正ホィールをご使用のお客様はおられますでしょうか。
その中で、もしかしたらタイヤ店やカーショップにタイヤ交換やバランス点検にいかれた際に、設備の関係で測定・調整ができない!と言われた経験のあるお客様はいらっしゃいませんか?
ご安心ください!矢東タイヤではこれらの特殊なホィールにも対応できるように設備を整えております。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

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さて何をしているのでしょうか?
タイヤとホィールが取り付くハブ面のチェックです。お車によってホィールとの間に水が溜まりやすく、また鋳鉄製が多い為、サビがひどく浮いている状態になっている場合があります。そのサビのせいでホィールが密着しない場合もあります。サビがひどい場合は取り付ける前にワイヤーブラシなどでハブ面を清掃いたします。
お車へと取り付けていきます
お車やタイヤ、ホィールに合せてクロスレンチや各種アダプターなど最適な工具を使用して丁寧にかつ、てきぱきと取付いたしていきます。
トルクレンチでトルクチェック
ナットやボルトは強く締めすぎても緩くてもいけません。最後はもちろん適正な数値に調整されたトルクレンチでトルクチェックをいたします。作業を見ていただくと「カチッ!カチッ!」と音が聞こえてきます。この音が適正トルクの証です。
タイヤに保護用のタイヤワックスを
乗用車用タイヤには初期保護用のタイヤワックスを塗布します。さあ、お待たせいたしました、もうすぐ作業終了です。
さあ、お客様にお車をお引き渡しいたします。
お引き渡し時の最終チェックをしまして、お客様にお車をお渡しいたします。適切にタイヤをご使用いただく為にタイヤの説明書やご使用方法のご案内を一緒にお渡しいたしております。

ピットの混雑状況や車種やタイヤホィールにもよりますが一般的なケースで作業時間はここまでで概ね20〜40分ほどです。
※ピットの込み具合によっては大変申し訳ございませんがお待ちいただく時間がかかる場合がございます。
ありがとうございました!
「ありがとうございました!」と感謝の思いを込めて元気よくスタッフがお見送りいたします。

ここでお客様にお願いです。「いきなり全開!」はやめてくださいね。タイヤにも「慣らし運転」は必要ですし、お客様も新しいタイヤに「慣れていただく」為の期間が必要です。最低でも50〜100kmは運転を抑え目に「慣らし運転」をお願いいたします。



矢東タイヤオリジナルのアフターメンテナンスサービスのご紹介
〜増し締めサービス〜
後日、100km程度走行されたお客様が「増し締めお願いします!」とご来店されました。
タイヤやホィールの説明書にも増し締めの必要性は説いていますが、ご自分でやるのは難しいですよね。当店でお買い上げいただいたお客様には増し締めの最初の一回はサービスで実施いたしておりますので、どうぞご利用ください。
※詳しくはお渡しする説明書をご覧ください。
ただいま増し締め中
適正数値に調整されたトルクレンチで、てきぱきとトルクチェックを行っていきます。ここでも「カチッ!カチッ!」と音が聞こえてきます。この音が適正トルクの証です。



矢東タイヤオリジナルのアフターメンテナンスサービスのご紹介
〜エアーチェック募金〜
タイヤは中に空気が入っていないとただの黒いゴムの塊です。適正なエアー圧(空気圧)を保つために、月に一度のエアーチェック(空気圧調整)は必須です。
弊社でのエアーチェックは、作業工賃としては代金をいただいておりません。代金をいただくかわりに「エアーチェック募金」をお願いいたしております。店頭にある募金箱にお気持ちをお入れ下さい。現在は財団法人 交通遺児育英会 通称 「あしながおじさん」の募金をお願いいたしております。



最後までご覧いただきましてありがとうございました。いかがでしたでしょうか、少しでも疑問やご不安な点が取り除くことができれば幸いです。

実際には上でご紹介している以外にもいくつものチェック事項や作業行程があります。お客様のお車やタイヤ、ホィールに合せて最適な工具や作業工程を選択して作業を実施いたしております。また、ご来店いただいた店舗によって設備や段取りが多少変わってまいりますが、大まかな標準的な工程の流れは概ね上記の通りです。

なお実際にピットで作業をご覧になりたいお客様は回転体などがあり危険ですのでスタッフに一声おかけいただければ安全にご覧いただける場所をご案内いたします。

タイヤやホィールは車の安全を司る大事な部品です。定期的な安全診断は受けていただきますようお願いいたします。