漆の世界には“作家”が生み出す
漆芸と呼ばれる芸術の世界が
存在しております。
作家を作家と呼べる所以。
それは、その作品に一切の妥協なく、
作り手の想いが凝縮されている品を
作り続けられること。
「古典的な材料と技術と意匠を
研究する事で、現代の生活の中に
本物の漆芸品を蘇らせることを
目的として取り組んでおります。」
これは若宮氏が自身の作品作りに
対する想いを語った言葉。
こう自身が語っているように、彼の
作品作りのための研究は、漆芸に
用いる技法の研究、古典の研究…と
多岐にわたります。
筆一筆に至るまで、その理由が存在
する若宮氏の作品は、まさに
漆芸の本物です。
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