お手軽ワイン館の直輸入スプマンテとして大人気の「アッバチーア・ヴィーノ・スプマンテ」を造っている
カーサ・ヴィニコラ・アッバチーア社は、イタリア北部・ピエモンテ州にあり、
州都のトリノから60kmほどのアスティ近郊、サント・ステファーノ・ベルボ村にあります。











着きました、アッバチーア社!
出迎えてくれたのは、アッバチーア社の社長・ウォルターさんと、超美人の広報さん。
あまりにべっぴんさんなので、みんな釘付け!!(笑)

アッバチーア社はファミリー企業で、アットホームな雰囲気。
日本からゾロゾロ来た奇妙な団体(?)を温かく迎えて下さいました。

さっそく案内していただきます。







アッバチーア社は1848年創業。
「Abbazia」とはイタリア語で「修道院」の意味で、会社の入り口ある「ベネディクティーヌ修道院」に由来しています。

(3)あっ!!この建物…どっかで見たことある!!
(4)そうです!おなじみのラベルのマークになってる、あの建物です!!






(5)この一帯はユネスコの世界遺産に指定されていて、この修道院も文化財として指定されており、
アッバチーア社の人でも触ってはいけないほどの貴重なものだそうです。

(6)ブドウのつるがモチーフのレリーフは、なんと!2,000年前の遺跡だそうです!!
そんな昔からブドウが栽培されていたんですね。

こんな貴重な品が会社の中にあるなんて…スゴイ!!
歴史を感じますね。







(7)周囲は綺麗な山間地帯で、見渡す限りのブドウ畑。
右上の山の上部は最上のアスティが生まれる、日当たりの良い上級畑です。

(8)どこに行ってもキレイな花が咲いていて、豊かな自然がいっぱい!
だから美味しいブドウとワインが生まれるんですね!







(9、10)こちらがアッバチーア社の畑。
とってものどかで、どこまでもブドウ畑。「風光明媚」とはこのことです。

訪問したのは5月6日。ブドウの花が咲き終わって、小さな実がつきはじめたところです。
こちらの畑で収穫したブドウがワインになります。
アッバチーア社では、自社畑のブドウのほか、契約農家から買い付けた、厳選したブドウも使用しています。







ブドウがなって、収穫したら…
(11)の圧搾機でブドウを優しく圧搾したあと、果汁を(12)の巨大な貯蔵タンクで貯蔵します。
品質を保つため、低温で保存できる温度管理機能付き。中はとっても寒いです。
電気代がスゴイが悩みの種だそうです。

こうやって高品質が保たれているのお陰で、美味しいスプマンテが飲めるのですね!
消費者としては嬉しい限りです。







いよいよ果汁を発酵させて、ワインにする工程です。
アッバチーア社では最新の設備を導入して、「シャルマ方式」でスパークリングワインを製造しています。

シャルマ方式とは、果汁を一次発酵させた後、二次発酵をステンレスタンクで行う方法です。
まとめて一気に発酵させ、炭酸ガスを閉じ込めるので、安定した品質のスパークリングを造ることができます。







(15)ズラリと並んだタンクで発酵を行います。
一次発酵は、果実の持つフルーティーさを引き立たせるため、低温で発酵させます。

発酵の段階で、果汁に含まれる糖分が酵母によってアルコールと二酸化炭素(ガス)に分解されます。
この二酸化炭素を完全に飛ばしてしまうと、ガスのない「スティルワイン」になり、
二酸化炭素をワインの中に閉じ込めると「スパークリングワイン」になります。

アッバチーア社では、スパークリングワインのガスは発酵で発生した自然な二酸化炭素で、
人工のガスは添加していません。
また、発酵に使う酵母は、ブドウの果皮についている自然な酵母で、他の酵母は添加していません。

酵母によって発酵が進むと、糖分が減ってアルコール度数が高くなります。

(16)アッバチーア社では、最新の機械を使用して発酵の進み具合を自動で管理しています。
スパークリングのワイナリーでも、この機械を使用している会社は少ないそうです。

ちょうど良い度数まで発酵が進んだら発酵を止めます。






(17)発酵が終わったら、ワインと澱(酵母やブドウのカス)を分離し、濾過して不純物を取り除きます。
(18)タンクで瓶詰めまで貯蔵します。






ボトリング工程は瓶が高速で移動して危険なので、普段は関係者以外立ち入り禁止だそうですが、
お昼休み中で稼動していないところを特別に見せていただきました。

(19)ボトル工場から運ばれてきた瓶をきれいに洗浄します。
(20)そのままレーンで移動してきた瓶に、ワインを充填します。







(21)栓をする前のコルクはきのこ形ではなく、円柱形なのです!知ってました?
(22)コルクで栓をしたら、キャップをかけてワイヤーを締めます。







(23)キャップシールをのせて圧着します。
(24)表ラベルと裏ラベルを自動で貼ります。






(25)ウォルターさん:「こうやってラベルを詰めるんだ。」
(26)「ネックラベルとメインラベルをこんなふうに貼って…」ワイン館でも見慣れたラベルです!







(27)自動で箱を組み立て、ボトルを6本入れます。
(28)計量して、きちんとワインが入っているか検査して、箱にワイン名を印刷します。







(29)箱詰めされたワインがゴトゴトと運ばれていくと…
(30)自動でパレットに載せられ、ラップでぐるぐる巻きに!

館長オサダ:「この機械スゲー!ワイン館にも欲しい!!」







(31)パレットに梱包されたワインが、倉庫にいっぱい!
クリスマスシーズンには、さらに倉庫が満杯になるそうです。

こうやってアッバチーア社のワインが造られて、世界中に運ばれていくんですね!!
スゴイ!!







見学したあとは、丘の上にある見晴らしの良いレストランでランチをご馳走になりました!
(32)なんと!水色の外壁に黄色い内装!!なんてかわいいんだろう〜!!

ウォルターさん:「ここはアンティパストが美味しいんだよ!」
う〜〜ん、たしかに!トマトやアンチョビのサルサをつける揚げパンみたいな前菜が絶品!
館長オサダも、思わず「おかわり!!」

(33)イタリア名物グリッシーニもめちゃウマ!!日本に持って帰りたい!!v(≧∇≦)v






(34)あっ!このワイン新作かな?ワイン館でも販売したいね!

(35)ワタナベ:「どのワインが一番人気がありますか?」
広報さん:「アスティが一番人気ですよ。」







たくさんいただいて…お腹いっぱい!ごちそう様でした!

(36)訪問とお食事のお礼に、日本から持参したお土産をプレゼント!富士山型の焼き物に入った焼酎です。

(37)記念にみんなではい、チーズ!

いつも販売している大人気のアッバチーア・スプマンテが生まれる現場を拝見して、感激!
とっても勉強になりました!

そして、とっても美味しいイタリアンをご馳走になって…本当にありがとうございました!


アッバチーアはこちらで購入できますよ♪

 このページを見ながら、行った気分になってアッバチーア・スプマンテを飲んでくださいね!