タカムラにできること
私達がインターネット通販を始めた2000年から、私達はお客様へに送るダンボール箱が、環境に悪影響を与えているのではないかと、気がかりでした。

なので、オープン当初は、実店舗で出る空ダンボールを再利用して、お客様にお届けしていました。でも、日を追う毎にご注文件数が増え、そのような空ダンボールの再利用では、出荷が間に合わなくなりました。

そこで、出来るだけ省資源で、しかも「ワインの配送に適したダンボール」を試行錯誤しながら、何度も何度も、作ってきました。

2007年春、テレビでボルネオ島の森林が伐採され、オラウータンの住む森がどんどん小さくなっているという番組を見ました。そして同年9月23日、日本経済新聞に「森林破壊で絶滅の危機」というタイトルで、やはりボルネオ島のオラウータンの記事が出ていました。

木の伐採で森林が途切れ、オラウータンが川に沿った移動が出来なくなり、エサを得られなかったのが原因で、50年前には10万頭いたオラウータンが、現在では1万頭しかしないというのです。

『私達の使っているダンボールの元は、この森を伐採して出来たものなのかも…。』
と思うと心が痛みました。

そして、更にショッキングなニュースが届きました。

なんと2006年冬、温暖化の影響でドイツとカナダのアイスヴァインが大不作だったというのです。アイスヴァインは、零下7度以下の真冬に、ブドウが凍った状態で収穫します。ところが2006年は、温暖化の影響でブドウが凍らず収穫量が激減したというのです。

このニュースを見て、タカムラも何か行動せねばと心から思いました。そして、小さな行動かもしれませんが、出来る事から始める事にしました。

タカムラをご利用頂くお客様に、この取り組みをご理解頂ければ嬉しく思います。
 
現在タカムラにて使用中の、段ボールを一部省資源化致しました。
新タイプの段ボールは、旧タイプに設けていた、側面のスペースを省きました。
そのことに伴い、下記の実験などを行いましたのでご報告致します。
 
A.新タイプの箱は、旧タイプと比べて、箱の強度を大幅にアップしました。それを元に、下記の実験を行いました。

『真夏に、クール便で発送した際、運送業者様の集荷場で、15〜20分間、35度の場所に置かれた』と仮定して、『箱の外の温度』、『箱の内の温度』、『ワインの瓶の温度』の3カ所が、どのように温度変化するかの実験をしました。
 
上記の実験の結果、新タイプの箱は、旧タイプの箱と同様に、外気の温度変化による、
ワインの温度変化への影響は、非常に軽微と分かりました。

この結果により、お客様にも、安心して、新タイプの段ボールをご利用頂けると思います。
私達は、『出来ることから少しずつ』環境に負担を掛けないよう取り組んで行きたいと思います。
A.新タイプの箱を作る際、材質や、素材の目の方向など、細部にわたって、『省資源で、強度を増すには?』を考えて作成しました。そして、1ヶ月間のテスト期間を通して、下記のような結果を残すことが出来ました。

・旧タイプの1ヶ月間の破損率:0.002%
・新タイプの1ヶ月間の破損率:0%   
 (2008年5月の実験結果)

上記の結果により、新タイプの箱は、ワインの輸送に必要な強度は、十分に満たしていると判断しました。
 
●OPPテープ
封函用のテープは、お客様の大切な商品を無事お届け出来ますよう耐水性・耐湿製・透明性に優れた梱包に最適な、環境にやさしいポリプロピレン素材粘着剤に、有機溶剤を使用していない為、地球に優しいテープを使用しています。


●段ボール
段ボールとは、表面に使われる『ライナー原紙』とその間に挟まれている波型の『中芯原紙』の総称です。
原料の90%以上が段ボール古紙・雑誌古紙等であり、リサイクルの優等生です。

弊社の配達用梱包箱は、リサイクルしにくい冷凍・冷蔵で使用される『パラフィン』等の薬品を浸みこませ耐水加工を施した原紙を使用する事無く、製造コーディネーターと協議を重ね、環境配慮・鮮度保持・輸送保持に最適な、オリジナル段ボールにて、お届けさせて戴いております。

また輸送箱のこだわりは品質だけではなく、原料の木材繊維にも着目し環境破壊につながる、無理な森林伐採で材料を調達する事なく、段ボールへと生まれる為の『植林木』で製造してる工場で、製造をしています。
すぐれた資源である森林の利用にあたり、環境的・社会的・経済的に適切な管理をした、持続可能な森林経営により育成される森林だけを資源とする木材原料を調達。これを『森のリサイクル』と呼んでいます。
持続可能な森林経営による資源を利用する事は、地球温暖化対策にも繋がります。
 
[ 総  括 ]
今回の箱の改良により、箱に使用する資源を、約50%削減する事が出来ました。
そして、実験の結果、新タイプ、旧タイプで、ワインに対する影響は、ほぼ変化がない事を証明できました。

とはいえ、私達が出荷する際に使う段ボールの量は、膨大です。今回の実験に満足する事なく、『もっと省資源化するにはどうすれば良いか?』を、考え続け、改良すべき点は、どんどん改良したいと思います。

私達、大きな事は出来ませんが、自分達の出来る事から少しずつ、でも、いい加減な気持ちではなく、本気で環境問題に取り組んで行きたいと思います。

箱が小さくなり、不安に感じるお客様もいらっしゃると思いますが、どうか、このような理由で取り組んでおりますので、その点、ご理解頂ければ幸いです。