ウェディングドレス工房てく・まりんぼ 楽天市場店[てく・まりんぼ誕生物語]
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てく・まりんぼ誕生物語

ウエディングドレスオーダーの工房を立ち上げるまで、どんな仕事をしていたの?どんな勉強をしたの?

よく頂くご質問に物語形式でお答えします♪

 

 目次

  皇室衣装スタッフ時代〜インドへの旅立ち  第1話  第2話

  恋愛そして結婚  第3話  第4話  第5話  第6話  第7話  第8話

  女が働き続けるという事は  第9話  第10話  第11話  第12話

  ピンチはチャンス  第13話  第14話  第15話

  ウェディングを仕事にする  第16話  第17話  第18話

  運命の出逢い  第19話  第20話  第21話  第22話  第23話

 

 皇室衣装スタッフ時代〜インドへの旅立ち(第1話〜2話)

第1話

 

ウエディングドレスのオーダー工房を始めるまで、どんな仕事をしていたの? どんな勉強をしたの?

・・・時々こんなご質問を頂きます。 今日から少しずつ連載でお送りします。

 

わたくし、原田奈美子。たくさん、たくさんの経歴があります。 大変な事もたくさんありました。 今日は18才〜24才の頃のお話。

大阪モード学園という所でファッションのお勉強をしていました。 4年間勉強した後、(株)ファミリアという子供服の会社に就職しました。 そこで配属されたのがなんと!皇室紀宮様のお衣装を作る部隊です。 紀宮様のお洋服のデザイン画を描く仕事を3年間しました。

厳しい規制の中でのお洋服作りはけして楽しいものではありませんでした。 でもほんの少しのミスも許されない厳しい職場の中で

オーダーの基本、というものを 学んだような気がします。 今考えると皇室の服を作るなんて、究極のオーダーですよね。

でも若い私にはがんじがらめでしんどい事ばかりで3年と数ヶ月頑張った後、とうとう 会社をやめてしまいました。 やめた後、なぜか

『インド』に旅立った私でした。・・・

第2話

 

今日は第2話。前回は皇室のお衣装スタッフを辞めてインドへ旅発つところまででした。

おっとインドに旅立つお話の前に、わたくしその頃実は大恋愛をしていたんです。 こんなにも人を好きになるという事があるんだな、

とその頃良く思っていました。 結婚したいと思っていました。 自分からは言い出せないので心の中で「結婚しようと早く言え!!」と

いつも念じていました。 そんな彼がいたのになぜインドに行きたいと思ったのか?

 

皇室のお衣装の仕事はがんじがらめの制約だらけでいつもいつも 「自由になりたい」と思っていました。 インドに行けば何かが

吹っ切れるような気がしました。 上司に告げた会社を辞める理由は「インドにいくから」・・・ 帰ってきたら復帰しな、と言われるのが

嫌でついでに言った言葉が 「行ったら帰って来ないかもしれません。」 ・・帰って来ないわけがないのにねー。ラブラブの彼が待って

いるのに。ウフッ。

 

インドは素晴らしい国でした。 建物の美しさに目を奪われました。 生活している人々を見て生命力の強さを感じました。

タージマハールに行ってその美しさに息を飲むと同時に時の王様がお后のために 建てたお墓である事を思う時、その悲しい物語と

重ね合わせて涙が自然にあふれて来ました。 ガンジス川で沐浴する人達を見てうらやましい、と思いました。

私も死んだらこの川に流してもらおうと思いました。 インドは強烈な印象を私の心に残しました。

何かが吹っ切れた様な気がして今までのしがらみもすべてほんの 小さな事のように思うようになっていました。

帰国した私は今までの自分とは違っている事に気が付きました。 人に遠慮する事無く、がんがん生きて行こうと思うようになりました。

 

インドから戻った私は・・・そして恋愛の行方は・・・

 

 恋愛そして結婚(第3話〜4話)

第3話

インドから帰った私はまた働き始める事にしました。 世はバブルに突入しようかという頃で就職情報誌も今の3倍ぐらい分厚くて、

服飾 デザイナーの募集もたっくさんありました。 その中で一番大手で一番条件の良さそうな所に目を付けて応募、何だか分からない

けど、採用されてしまいました。 大阪に本社を置く某大手商社の企画室のデザイナーとなりました。はっきり言って何ていいかげんな

もの作りをしているんだろう、と驚きました。でもそれなりに頑張って、しばらくここで働こうかなー、と思っていた矢先に何と!

私に東京転勤の内示が・・・ すっごく単純な私は東京の企画室に転勤だぁー、ランラランラララー♪といった感じのおバカ状態でした。

 

その頃『シンデレラエキスプレス』というのがはやっていました。東京と大阪に分かれた彼と私。週末ごとに逢うのよ。新幹線のホームでコマーシャルで見たようなさよならを毎週するのよ。と勝手に決めて盛り上がっていました。 彼と私の恋は転勤を気にますます燃え上がるはず、と固く信じていました。 それ以上何も考えず、喜んでいたバカな私・・・ とりあえず、報告を彼にしなくっちゃ!と 「東京に転勤しないかと言われたよ。どうしようかなー。」と一言。 帰って来た言葉は思いもかけないものでした。 「あっそう。どうするかって、はっきり言って他人事・・・」 今でもこの時の彼の言葉は忘れられません。突き落とされた気分でした。 絶対愛されている自信があったので「行くな、結婚しよう」という答えを一番求めていたのかも知れません。 これは、シンデレラエキスプレスどころか転勤してしまったら私達の関係も終わりだな、と感じました。考えの甘さに初めて気が付き、愕然とした瞬間でした。 ・・・次の日、上司に転勤を断りました。・・・ 転勤を断ったらサラリーマンデザイナーは辞めるしかないです。 彼を失う事を考えたら会社を辞める事は大きな問題では有りませんでした。

 

その時の自分にとって何より大切なものを選択しました。今考えると彼の「はっきり言って他人事」という返事は私を行かせまいという彼の作戦だったかも、という気がしています。 それからも、その一件は無かったかの様な今までと同じ付き合いが続きました。 次の会社もすぐに見つかり、またデザイナーとして働き始めていました。 私は段々あせってきました。20代も後半、これからどうなるのだろう。 安心と安定が欲しい、と強く思い始めていました。 でも自分から、「結婚しよう」とは言えなかったです。ただ言ってくれるのを待っていました。 そんな楽しいけれど不安な毎日が続いたある日、彼に飲みに誘われました。 ちょうど私の26才の誕生日でした。

第4話

私の26才の誕生日。大阪梅田のジャズバーの様なお店で彼とふたりでお酒を飲んでいました。

とりとめも無い話をしながら彼がポケットから出したものは、指輪。では無くて、賃貸情報誌の たーくさんの切り抜き。

しかもどれも似たような価格帯。 彼「これ見て。」 私「(心の中で)見たけど、それが何なの。」 ??????

彼「自分の給料では住める所はこんな感じかな。」 ???それってプロポーズ??? 今でもそれは謎です。^^;

その次の言葉がすこーし腹が立つんです。 「僕は男やからまだいいけど、奈美ちゃん、もういい年やし・・・」 どっかーん!!

私のために結婚するんかい!と思ったけど、やっぱり嬉しかった・・・

でも、彼の集めた切り抜きの倍位の家賃、スペースに住もうと心の中で思ってました。だって、仕事を辞める、というのは私の選択肢の

中にはなかったから。 そしてもうひとつ。子供は私はいらない。と思っていました。

ふたりで面白おかしく一生送ってやろう、という考えでした。

 →第5話へ続く

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