ビンディングとブーツの規格との適合に注意
ビンディングとブーツのソール形状には企画があり。 下記のように分かれます。
などの種類があります。それによりビンディングとの適合性があり 適合しないビンディングだとハマらないことや ハマったとしても安全にビンディングが機能せず危険な場合もあります。従来のアルペンソール以外のブーツをご購入の際は必ず ご使用ビンディングの適合を販売店までお確かめください。
ビンディングの傾向
ビンディングの傾向としてはフリースタイルスキーの増加とともに フリースタイル対応のビンディングのアイテムが増えてきたということです。また、マーカー・サロモン・アトミック・チロリアなどから 山用のヒールフリー(カカトのあがるタイプ)ビンディングが発売されて 山に登る バックカントリースキーのアイテムが広がりました。
左のKINGPINのようにヒールフリーが更に進化したテックビンディングと呼ばれるモデルも増えて来ました。
テックビンディングのシステムはブーツのトウコバの横にある穴にビンディングのトウピースのピンが挟み込んで固定します。 ヒールピースはヒールコバの後ろ面に切りかかれた溝にビンディングのヒールピースの2本のピンで固定します。このシステムにすることによりかなりの軽量化がはかられ歩行時や担いだりするときのアドバンテージになります。
フリースタイル系のビンディングの特徴としては
1)デザイン性の自由さ・・機能性 プラス デザインが重視
2)軽量かつ丈夫・・エアーやジブでの操作性プラス 着地したときの衝撃に耐える強度が必要
3)ファットスキーに合うよう 多彩なブレーキ幅に対応(付けるスキーのセンター幅に対応するブレーキ幅のモデルを選んでください)
4)シール(登坂の時にソール面につける滑り止め)を貼って登るためにヒールフリーになるモデルも充実
ビンディングの役目
スキーのビンディングの役目は スキーとスキーブーツの固定です。でも、ただ それだけではビスで固定しておいてもいいはずなんですが、もういひとつ大事な目的はスキーをして転倒時にスキーヤーが危険な状態になった時、スキーからスキーブーツを開放し スキーヤーの安全を守ることにあります。
安全のため注意すべきこと
もちろん、転倒の状態によって外れないこともあり、100%安全を保障するものでは ありませんので つぎの2点のことに注意してください。
1)ご自宅では
ビンディングの調整をショップで行ってもらったあと ご自宅で必ず自己チェックしてください。ブーツとビンディングの着脱がうまくいくか・ブーツの長さとあっているか・解放強度は正しい数値になっているかなどです。特に初級の方は購入されたスキーでブーツも履いた状態での自宅で着脱の練習をされることをお勧めします。
2)滑走中には
転倒時は ビンディングが 外れるようビンディングにパワーを伝えてください。しっかり大げさに転倒するほうがビンディングが外れてくれるので安全です。逆に ゆっくり やさしく転倒したり、新雪などやわらかいバーンを滑っているときは ビンディングが解放しにくいので注意が必要です。また、深い雪に行かれる際は 転倒によりスキーが雪の中に深くもぐり紛失してしまう恐れもありますので、見つける際の目印になるリボンも準備されるといいでしょう。
一般ゲレンデ用スキーではスキーとの一体化ビンディングの増加
ビンディングは大きく分けて最初からスキー付属していて選べないもの と スキーを単品で買ってビンディングを選べるものがあります。
ビンディングが一体型のもの: 最近のスキーはビンディングとスキーの一体化が進み、デモ・一般用スキーにおいては オガサカなどの一部のブランドを除き、ビンディングはスキーの付属品になってしまいました。よく、お客様から「ビンディングだけ 他のモデルを付けたい。」と言われますが、スキー自体が純正のビンディングしか付かないような形状になっているので取替えはできません。ビンディングが一体化されるメリットとしては、機能的にスキーの性能を発揮しやすい形状になっているので、スキーにパワーがロス無く伝わりやすいです。また、ブーツサイズに関しても 簡単に再調整が可能ですので、ブーツサイズを気にせずにご購入していただくことができます。
ビンディング別売のもの: オガサカスキーのトップモデルやフリー系のスキーの場合はビンディングを別で選んでつける事になります。どのようなビンディングを選んだらよいかわからないお客様のためにウェブスポではお勧めのビンディングをセットで提案しています。下記の説明を参考にしていただき、お好みのビンディングを選んでいただくことも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
ビンディングを選ぶ時に注意するポイントは6つ
解放機能:全てのブランドはステップインタイプ(踏み込めばはける)ですが、メーカーや機種により解放の仕方と拘束力に微妙な違いがある。(詳しくはメーカーのホームページなどをご参照ください。)チロリア、サロモン、マーカー、ルックの4大ブランドがほとんどのスキーメーカーのものをOEMで製造しているのでスキーメーカーが違っても同型・同スペックものも多い。
解放強度:解放強度の対応幅は ビンディングによって違う。レース用は16くらいから強いものは30まである、一般用は12〜14くらいまで、初級用は10〜11くらいまでの解放に対応するように作られている。
自分のレベルに合った強度のものを選択したほうが安全で確実なスキーを楽しめる。体重や脚力も影響するので、体重の重い人は解放強度高い目のもの 女性や子供など体重の軽い人は解放強度の低い目のものを選ぼう。
(モデル名に含まれる数字がほとんどの場合そのモデルの最高強度を表している。)
重量:どこのブランドも軽量化を図ってチタンやコンポジット系の素材を使うようになっている。ビンディングに大きな力のかかるレース用やフリースタイル用のトップモデルは、アルミダイカストを多用してビンディング自体の強度を高めている、重量はやや重たくなる。片方で1000gくらいが軽量化されたビンディングだ。
スタンドハイト:デモモデルや一般モデルで意外と大事なのがスタンドハイト、つまりスキー上面とブーツ底面の間がどれくらい開くかだ。通常の分離型ビンディングの場合16mmから20mmくらいが標準だ。ところが最近のデモモデルや一般モデルはサイドカーブが深く、滑走時にスキーが身体よりも遠いところを通るようにできている。すなわちスタンドハイトが低いとブーツが雪面に干渉してしまうのだ、だから実際のところある程度の高さが必要になってくる。滑走に問題が無い高さの目安は30−33mmくらいで、ビンディング本体で高さのマージンが取れない場合は別売りのプレートが必要となる。(ビンディング一体式のスキーの場合はあらかじめこのマージンが計算されているので、問題は無い。)ちなみにパークユースのフリースタイルスキーやパウダーも視野に入れたファットスキー、モーグルスキーの場合は高さを高くすることによる不安定さがマイナスになるので特に高さを高くする必要はない。
ブレーキ幅:スキーの幅もさまざまになってきたので、一般的に販売しているビンディングのブレーキ幅(ほとんどが85mm〜90mm)では 今のセンターが100mm〜130mmもあるようなスキーにはブレーキが干渉して取り付けできない。
そこで、スキーが決まったらスキーのセンター幅をチェックし、センター幅をクリアするだけのゆとりのあるブレーキ幅のモデルを選ぼう。ブレーキだけの別売もあるが、5.000円〜6.000円程度の余計な出費になるので、できるだけ、対応したモデルを選んだ方がお徳だ。
取り付け位置の確認:デモモデルや一般スキー、モーグルスキー、ファットモデルの一部では 取り付け位置の設定は1箇所なのが一般的だが、パークスキーの場合スキーのスタイルによって取り付け位置を選べるようになっているモデルが多数存在する。本来スキーセンター(ブーツセンター)は実際の長さのど真ん中から12〜13cm後ろになっているのが一般的だが、フリースキーの場合ツインチップであることやロッカー&キャンバーの割合により普通よりも真ん中よりに設定されている場合が多い。取り付け位置が選べる場合の目安としてはパークスキーでスイッチ(後ろ向き)やジブを多用する場合はど真ん中から0〜3p後ろ、パークメインではなくゲレンデ滑走も重視したい場合はど真ん中から5〜6p後ろに設定するのがオススメだ。ファットモデルの場合、以前はパウダーでよりトップが浮くようにやや後ろ目に付ける場合が見受けられたが、現在のモデルはトップ側が雪を受ける面を大きくするためロッカーしているのでメーカーの推奨位置で取り付けするのが一番のオススメだ。
以上が ビンディング選びのポイントです。次のメーカー別説明も参考にお選びください。
ブレーキの取り換えに関して:ビンディングのブレーキですが、フリースタイルのランディングなどで 壊してしまうことが多々あります。ブレーキ破損に関しては保証が効きませんので ブレーキのみご購入いただきご自分で換えていただくことになります。その際はブレーキ幅が3〜4種類ありますので スキーのセンター幅との相性をご確認ください。
by ノリロー店長 2022/07/25 更新
マーカー/MARKER・・ウェブスポで最も数量を販売するメーカーで豊富なラインナップが特徴。フリー用ロイヤルファミリーシリーズのJESTER・GRIFFON・SQUREは 斬新なデザインとは裏腹に軽量なことと、ほとんど壊れない頑丈さが人気の秘密。2013シーズン他社も参入してきたヒールフリーモデル(登行可能)のDUKE、BARONは最近のファットスキーに対応して取り付け位置をワイドに設定したEPFを搭載、抜群の安定感と安心感は他社の追従を許しません。加えて2016シーズンにリリースされた「KINGPIN」は、今まで滑る事に対しては若干の不安があったテックビンディングの印象を一新し、通常使用にもなんら問題ない革命的なBINDINGと評されています。
2021シーズン・滑り重視のDUKEをベースにしたTECH対応モデDUKE PTシリーズをリーリースしました。アルペンビンディング同等の滑走性能とkING PINの登坂性能を実現しました。
SOLE ID と書かれているモデルは市販されているほぼ全てのブーツに対応します。
NEW MARKER/マーカー ビンディング
旧モデル MARKER/マーカー ビンディング
サロモン/SALOMON・・サロモンブランドだけではなく 今やグループメーカーのATOMIC,ARMADAにも同型ビンディングを供給!2019シーズンにリリースされたSHIFTビンディングは評価が高くピンテックオールマウンテンビンディングのなかでもしっかり市民権を得て人気機種となりました。2023シーズンは まったく新しいセパレート便ディングをリリース!STHシリーズのヒールピースに新設計のスタンドハイトの低いトゥピースを組み合わせたSTRIVEシリーズ(グリップウォーク対応)は 性能もスタイルも高評価です。
NEW サロモン/SALOMON ビンディング
旧モデル サロモン/SALOMON ビンディング
チロリア/TYROLIA・・デモモデルや一般モデルにはソフトなしなりを出すレールシステムとスキーへのプレッシャーを変えれるフリーフレックスビンディングで定評のあるブランドです。2013シーズンはヒールフリーモデルのアドレナリンをプレリリース。2014シーズンから本格始動で上級機種のアドレナリン16とミドルレンジのアドレナリン13をラインナップ。フリースキーモデルもより剛性感に優れたアタックシリーズが人気です!もう1つチロリアの特徴は価格が安いこと、他社に比べると明らかに定価設定が安いのも大きな魅力だ。GRIP WALK 対応
NEW チロリア/TYROLIA ビンディング
旧モデル チロリア/TYROLIA ビンディング
ルック/LOOK ・・世界的なスキーブランドロシニョールグループのビンディング部門は伝統のLOOK社がになっています。モーグルで絶大な人気のPIVOTシステムが有名。ヒールピース自体が回転するターンテーブル式を採用。強靭な拘束力はパークライドにも適しています。本気のモーグルでの使用率は100%に限りなく近く、パーク系ナンバーワンライダー ヘンリク・ハーロウも使用。GRIP WALK 対応
NEW ルック/LOOK ビンディング
旧モデル ルック/LOOK ビンディング