ニュージーランドワイン倶楽部ワインメーカーズインタビュー Vol.2 

ミスター・ニュージランドワイン。
ニュージーランドワインの生き字引。
ヴィラ・マリアを作った男。

これらは彼を形容する言葉です。サー・ジョージ・フィストニッチは1961年、ヴィラ・マリアを立ち上げました。最初はオークランドの数エーカーで始めたワイン造り、その後はギズボーン、ホークス・ベイ、そしてマールボロと順次葡萄畑を拡大ながら、一貫した“家族経営”を貫き、今ではニュージーランドで最も受賞歴の多いワイナリーとして、また、国際的にも最も成功したワイナリーとして世界に知られているワイナリーとなりました。

今では700近くあるニュージーランドのワイナリーの中でもそのパイオニアとして、また、ニュージーランドワイン産業の中枢を築いてきた人間として、オンライン・ワッシーズの店長である波田紀子インタヴューで、サー・ジョージ・フィストニッチの素顔に迫りました。

ヴィラ・マリアは来年に50周年を迎えます。まだまだ若い産業と言われるニュージーランドワイン、そのなかで歴史を作ってきたヴィラ・マリア。ワイナリーの詳細はこちらをご覧下さい。

それでは対談のスタートです。

Sir George Fistonich(サー・ジョージ・フィストニッチ)
1961年ヴィラ・マリアを設立。独自の先見性と卓越した決断力により国内外で最も多くの受賞歴を誇るワイナリーに育て上げる。全商品のスクリューキャップ化をはじめ、品質追求のための様々な概念・改革を実行し、2004年英雑誌「ワイン&スピリッツ・インターナショナル」にて世界的ワイン産業に功績を残している50人の1人に選出される。さらにここから選出される“Wine International Personalities of the Year”の3人のうちに入る。2009年には英国連邦内での功績を称え英国女王よりナイトの称号を授与された。
ヴィラマリアのワインはこちら

波田 紀子
オンラインワインストアWassy's店長。学生時代から酒販店でアルバイトをし、ワイン販売店、輸入業者などに勤務。1999年 ワインストアWassy'sの創立メンバー。その後ニュージーランドのヴィンヤードで6年間オーガニック葡萄栽培を経験、帰国後Wassy'sのオンラインショップ店長に就任。2011年 再度ニュージーランドへ渡り、オンラインWassy's店長としての業務を続けながら、EITでブドウ栽培とワイン醸造を学ぶ。


波田:日本ではすでにヴィラ・マリアはニュージーランドワインとして名の通ったブランドとなっています。そもそも、何故ヴィラ・マリアと名付けたのですか?

サー・ジョージと店長ハダノリの対談風景

ジョージ・フィストニッチ: 私がヴィラ・マリアをはじめた時、1961年ですから50年前ですが、造りを始めたときにはニュージーランドではあまりワインが造られていなかったし、飲まれてもいなかったのです。 ・・・

この後、店長ハダノリがヴィラマリアについて根掘り葉掘り聞き出しますが…

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今回登場したワイナリーはこちら

ヴィラマリアイメージヴィラマリア/Villa Maria

1961年に“ジョージ・フィストニッチ氏”によって設立された『ヴィラマリア』は現在ニュージーランドのワイン市場で販売量第3位のビッグワイナリーです。 なんと市場の10%のシェアを誇っています。また、高級ワインのみにしぼると20%以上のシェアを持っています。

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