鈴木直美プロフィール

ピアニスト・ピアノ教師。国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業後に渡米。
イースタンミシガン州立大学にて修士号、ルイジアナ州立大学にて音楽芸術博士号を取得。両校において助手を務める。
表現力の高いピアニストとして高い評価を得、全国各地にて精力的に演奏活動を続けながら、後進の指導にも力を注ぐ。
活動は演奏のみならず、アドヴァイスレッスン、課題曲説明会、講演会、トークコンサート、コンクールの審査など多岐に渡る。
スズキピアノスクール主宰。(社)全日本ピアノ指導者協会正会員。PTNA外房ステーション代表。
お洒落なセンスを表現したいと、オーダードレスショップ「ベリージェネ」をオープン。自らの経験を活かしたセレクトショップを立ち上げる。

ベリージェネ鈴木直美コンセプトインタビュー1
インタビューQ.ドレスショップの現状についてどう感じていますか。

仕事柄、日頃から演奏会でドレスを着たり、ドレスを身につけ演奏する子供達や音楽家の卵達の姿に触れたり、ドレスに触れる機会が多いのです。
どこか垢抜けないセンスと、似たり寄ったりのデザインが多いことには不満を抱いていたんです。

自分で調達する舞台衣装は、ドレスショップで選びます。しかし、お嫁さんのお色直しタイプのボリュ―ムあるドレスは大袈裟で、我々演奏家にとっては可愛すぎる。スラリとしたキャミソール系ドレスは、うっかりすると下品に。
フォーマルドレスを着る習慣の少ない日本では、大人の品の良いドレスが見つからないという悩みがありました。

子供ドレスにしても然り。全国を行脚しますが、デザインやカラーはなんだか似通っています。
お約束の様な、パステルカラーに背中で結んだ大きなリボン。ふわふわと広がるスカート…。
どこでも同じようなテイストで舞台衣装は揃います。
もちろん可愛らしいですよ。でも個性とか、お洒落なセンスが、今ひとつ感じられないのです。
サイズも子供の身体にはピッタリと合わないようです。
身長で買う子供ドレスは、それぞれの体型を考慮してドレスを用意することが難しいことに気付きました。
身長が同じでも、やせっぽちさん、ふっくらさん、いろいろな体型に、長さだけでドレスを求めるのは無理がありますよ。
肩が落ちているなんて、せっかくのドレスがもったいないですよね。

インタビューQ.価格についてはいかがですか。

デザインだけでなく、また価格も悩みの種でした。そう何度も袖を通すことのないドレスが、大きなものだと10数万円。すらりとしたドレスでも、7〜8万円。高価な買い物です。
その上に、身体の小さな私は、あちらこちらをお直しするので、繕い代金もかかってきます。
2時間続けてスポットライトを浴びながら演奏すれば、客席からはお分かりにならないでしょうが、たっぷりと汗をかきます。
ロングドレスは裾を引きずりますから、舞台を掃き掃除しているようなものです。舞台衣装は数時間しか着ませんが、汚れや痛みは激しいものです。

毎度クリーニングに出していたのでは、クリーニング代もかさみます。その費用も考えると、2〜3回着ては新調するのが常になります。また、舞台衣装を楽しみに聴きにいらしてくださるお客様方に、同じドレスで出ていくわけにもいかないという事情もあります。
手頃な価格帯のドレスがオーダーできたら、夢のようなことなのに…。これが「ベリージェネ」を起業した理由です。

鈴木直美インタビュー

ベリージェネ鈴木直美コンセプトインタビュー2
インタビューQ.演奏会で美しく見えるドレスについて聞かせください。

座って横を向くピアノでは背中の美しさが大切になります。
普通のドレスは正面から見た目が最も大切であるため、飾りはフロントに集中しますが、これは座ってしまうと飾り部分が胸元で腕の動きを妨げたり、首を傾げると顔に当たってしまったり、膝の上に飾りが乗ってしまうなど、演奏の邪魔になることが多々あります。
フロントに飾りが集中すると身体の厚みが増して見え横からのスタイルはスッキリとしない難点もあります。
フロントに反して背中は、ジッパーのみ、または大きなリボンがデンとあるだけと、背後からの見場に配慮が足りないデザインが多く見受けられます。
お客様は背中を見ているというのに殺風景…。前からだけではなく、横から、後ろからの視線にも耐えうるデザインがあると嬉しいですね。

ヴァイオリンや声楽などはフロントが華やいだドレスが適しています。
胸元は動きを妨げないスッキリとしたデザインが好ましいですね。
スッとした立ち姿を理想とする音楽家達は、腕の動きは自由でないと困るし、細く絞りたいウェストには、呼吸を妨げないゆとりが欲しいといった、わがままな都合があるんです。身体にフィットしつつ、動きを妨げないドレス。それでいて身体のラインが綺麗に見えて、かつ存在感も欲しい。
舞台ではスポットライトをあびてキラキラと輝くパーツも欲しい…。

そんなドレスあるわけないですって?それなら作ってしまえば良いんですよ^^

鈴木直美インタビュー

ベリージェネ鈴木直美コンセプトインタビュー3
インタビューQ.自分にあったドレス選びについてアドバイスをお願いします。

背が低ければ、ウェストの位置は高めのドレスを。背が高いのであれば、マーメイドラインは綺麗に着こなせます。
やせ形ならふっくらと見えるデザインで。ウエストはきゅっと細く絞り、胸元とスカートはふわりとボリュームを持たせて。貧層に見えては残念ですからね。
ぽっちゃりなタイプなら、むしろローウェストのマーメイドラインにチャレンジしてみてはいかがかしら?オーダーメイドなら、その人の身体のラインに合わせて作れますからグラマーな魅力がアップします。

舞台では自分の存在感を上手くアピールしましょう。
日本人に合う色ってあると思います。黒い髪に、明るい透明感のあるパステルカラーや、強烈に濃いハッキリした色は合わせるのが難しいのではないかしら?
お薦めは、他の人とは一味違うニュアンスカラーですね。
春なら、若草グリーンや、くすんだピンク、バニラ色、すみれ色など。
夏は、シルバーに、ブル―グレー、クリーム色。
秋なら、ダークグリーン、グレー、金茶、チョコレート色。
冬は、ゴールド、モスグリーン、深い紫、ダークレッド、オフホワイトなんかが映えるかしらね。
淡すぎる色味は太って見えます。
濃すぎる色合いは、沈んで映りがちに。

ペダルを踏むことを考えれば、そうそう高いヒールは履けません。
でも、上背があった方が断然ドレスは映えます。背の低い私は普段からハイヒールを履いて慣れるように努力していますよ。
ドレスの着丈はヒール高さに寄って、パニエを入れるか否かによって変わって来ますから、計測する時点から念頭において測りましょう。
まずは、自分の体型を知り、季節や演奏会の趣旨などを考慮して、ドレス選びを楽しんでくださいね。

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ベリージェネ鈴木直美コンセプトインタビュー4
インタビューQ.お母様のために、お子様のドレス選びのコツを聞かせください。

他のどの子供よりも、我が子が特別に見えることが大切だということです(笑)。
髪もアップして、髪に飾りも付けてと、トータルでの見映えをイメージしてあげて下さい。
子供時代にしか着れない、夢いっぱいなドレススタイルが美しい思い出を作ります。
プリンセスにふさわしい上質な雰囲気を醸し出せるデザインを見付けられると嬉しいですね。

ドレスは、肩や見幅のサイズがピッタリと身体に合うことが大切です。
せっかくのドレスも借り物のように大きく、身体が泳いでしまっては残念です。その点、「ベリージェネ」では、子供の身体に合わせてオーダー出来るのが、理想的。
「一年限りではもったいない」と思われるなら、身幅は少しゆったりと作り、肩ひもの長さで調節がきくデザインを選ぶと良いですね。
子供の場合、ロングがミディ丈に、そして膝丈になっても可愛らしく着こなせます。
「ベリージェネ」では、同じドレスが幾つかの表情で着回せるように、子供ドレスには「コサージュ」をつけてお届けします。 「コサージュ」は、フラワーデザイナー・大田早苗による一点もの。オーダーなさったドレスに合う「コサージュ」を選んでお届けします。
ドレスはもちろん、髪や、バッグにもつけて、気分を変えて着て頂けます。コサージュひとつで気分を変えて楽しんで頂けます。

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ベリージェネ鈴木直美コンセプトインタビュー5
インタビューQ.アクセサリーの選び方のアドバイスをお願いします。

基本的には、子供さんがイヤリングやネックレスなどのアクセサリーまでつけてドレスを着ることは、やり過ぎではないかと思っています。髪をまとめて、センスの良いコサージュを胸や髪に飾る程度で、お子さんなら充分に可愛らしく輝きますよ。

大人は、その点ぬかりなく準備しましょう。
せっかくドレスを着たのにノ―アクセサリーでは、どこか手落ち感が印象として残ってしまうことは否めません。
ロングドレスにしろショートドレスにせよ、フォーマルドレスは正装です。アクセサリーを付けることはマナーでもあります。
ただし、ドレスが華やかな場合、
髪飾り、ネックレス、イヤリング、ブレスレットに、指輪などと、盛りだくさんに飾らなくとも良いのです。
マイナスの法則。ちょっとどこかを抜く感じで、どのアクセサリーを身に付けるか選びましょう。

私の場合、セットのアクセサリーはあえて同時に付けないようにしています。
イヤリングもネックレスも同じようなボリュームがあるよりは、どちらかにインパクトの強さを持ってくる方が全身のバランスが良いのではないかと考えています。
演奏会の時には、イヤリングは垂れさがるタイプは避けて、小ぶりで耳元にぴったりと収まるタイプを愛用しています。
耳元で大袈裟に揺れるイヤリングは、演奏の邪魔になります。また、お客様側から見ても気になってしまうかと思います。

ネックレスは首元に添うようなタイプが、ドレスを着て大きく開いた胸元に映えます。チョ―カ―タイプのネックレスは首がほっそりと見えて素敵ですが、演奏会には選びません。下を向いた顎に触れたりするのが気に障りますし、汗ばんだ身体にべたりと付く感覚が嫌なんですね。演奏のない場でチョ―カ―ネックレスを楽しんでいます。

ドレスアップをしたらアクセサリーは必須です。
きらりとライトを反射してくれる素材は、気分を華やかに盛り上げてくれます。
その場合でも、あまり光りを照り返すようですと、傍から見てうっとおしいものです。
品良く主張する程度に、時折キラリと輝く程度が良い加減ですかしらね。

ドレスを着た全身をイメージしてのアクセサリー選び。晴れの日に向う準備としてお忘れなく。ひとつひとつの行程を楽しんで下さいね。

インタビューQ.ドレスに似合うヘアースタイルについてお聞かせください。

ドレスを着たら、ヘアスタイルにも気を抜かずに。
小さな子供さんでも、ヘアスタイル次第で気分はレディーに変身しますからね。子供達にはアクセサリーを華美に身につけることを避ける分、髪型に気をつかって上げて下さい。お気づきでしたか?お話に登場するプリンセス達は、ヘアスタイルにも気を使ってドレスを着ていますよ。耳の上の髪をちょこっとつまんでお花をあしらう。ハーフアップの髪にリボンを結ぶ。そんな簡単なひと手間で、好印象度はぐんとアップします。

大人の場合は尚のこと、髪型に気を使って、ハーフアップ、またはフルアップで髪はすっきりとまとめましょう。髪を作った途端に、周りの視線はドレスから着ている貴女に移るというものではないかしら。どの角度からも見られるという意識は忘れずに、髪型も作りましょうね。自意識過剰ではないかですって?それでこそドレスを着こなす女性なのです。

ドレスのボリュ―ムに負けないヘアスタイルをと考えて、トータルなデザインを考えます。
ドレス選びから、アクセサリー、髪型に至るまで、全身のバランスは常に念頭に置いています。

若い方なら思い切ってフルアップで。髪は高い位置で結って、うなじをスッと見せる方がロングドレスには映えます。
私くらいの年齢になりますと、フルアップの場合でしたら頭の下の方、耳の後ろあたりで結って頂くスタイルを好みます。
上品なイメージでドレスを着こなせますからね。
マダムライクにドレスを楽しむ自分を想像するだけで楽しいものです。

丈の短いドレスや、Aラインなどの細身ドレスなら、毛先をくるくると巻いてボリュームを付け、ハーフアップスタイルは如何でしょうか。
上に目線を持っていくことで、ウェストから下が長く見えます。
また、ベアトップドレスを着て肩を出すことに抵抗があるという方にも、ハーフアップのヘアスタイルはお勧めです。肩に掛かる髪が気恥ずかしさを和らげてくれます。

髪型もセットすることで、気持ちも背筋もぐっと伸びます。
自分に気を使う。そんな特別な日があるからこそ、女性であることが楽しいのですよ。

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