アーロンチェアはデスクワーカーにとてもオススメの椅子

アーロンチェアの機能効果

アーロンチェアと腰痛

アーロンチェアの体圧分散

デスクワーク歴の長い方ならほとんどの方が経験しているはずの腰痛。作業の効率に大きく影響します。
この腰痛の原因は座っている姿勢にあります。知らず知らずのうちに猫背になってしまったり、硬い座面に座り続けることが腰椎に大きな負荷をかけることとなります。そのため、椎間板にアンバランスな力が加わり腰痛を発生することになります。
バランス良く力を加えるために必要なのが、生理的彎曲(せいりてきわんきょく) です。これは立っている時の背骨の状態に近いもので、横から見るとS字を描く状態を指します。
座った状態で生理的彎曲をサポートする椅子、それがアーロンチェアです。また、ペリクルというメッシュ地の張り地が均等に体重を分散させることも腰痛を予防するもう1つのアーロンチェアの特徴です。

ペリクル

アーロンチェアのデザイナーであるビル・スタンフ氏とドン・チャドウィック氏は、大胆にも椅子から”クッション”を取り除きました。 なぜなら、独自の方法で編んだ座面と背もたれのメッシュ状の張り地が、クッション以上の効果をもたらすと確信したからです。ペリクルと呼ばれるこの素材は、ワークチェアの外観と機能を一新しました。 着座時、ペリクルは座る人の身体の曲線に自然にフィットし、すぐれた通気性で一日中快適性をキープします。また、弾力性のあるペリクルは、立ち上がると元の形状にきれいに戻ります。 ハーマンミラーは、徹底的なテストとリサーチ ― たとえば、ペリクルが正しく体重を分配し、圧力が部分的に密集しないことを確認する圧力マッピング ― を行い、彼らの発明の正しさを実証しました。

キネマットチルト

キネマットチルトキネマットチルトは人体の運動理論に即して設計され、特許を取得したハーマンミラー独自のメカニズム。
このハーマンミラーの発明は足首、膝、腰、肩、首を軸にした本来の身体の動きを妨げることなく機能します。たとえば、着座中に前屈みになったり、リクライニングした時も、椅子が姿勢の変化に合わせて自然に身体をサポート。血液の循環や椎間板への酸素の補給など、生体機能の活性化を促します。
30度のリクライニングの範囲内で常にバランスを保ち、身体を適切にコントロールするのです。
作業中に取るあらゆる姿勢を健康的かつ快適なものにしてくれるとても優れた機能です。

ポスチャーフィット

ポスチャーフィットこちらも特許を取得したアーロンチェア独自の機能、ポスチャーフィット。
1995年の発売当初はランバーサポートという簡易的なサポート機能のみでしたが、その後より腰のサポート力をアップさせたポスチャーフィットが登場しました。
背中や腰の痛みの原因にもなる猫背を、背筋をS字カーブ(生理的彎曲)の状態にすることで正す、背中下部のサポートシステム。背もたれの下部と骨盤との隙間を埋めることで、背骨のカーブを正しくキープします。
一日中健康的な姿勢を保ち、働く時間をもっと快適で効率の高いものにするサポート機能です。

アーロンチェアは腰痛を治す?

残念ながらアーロンチェアは腰痛を治す椅子ではありません。
ただ、腰痛を予防する椅子としては最高の椅子と言えるでしょう。とくに前傾チルトという機能が特徴的で、PC作業や執筆作業に最もその効果を発揮します。
デスクワークは集中し続けると無意識に上体が前傾気味になってしまうことが多いはずです。前傾チルト機能はこの前傾気味の姿勢でも腰部をサポートさせる機能です。ただし、アーロンチェアの機能を十分に活かすには1つ大きなポイントがあります。
ご安心ください。とても簡単なことです。

アーロンチェアに深く座ること』です。
これが腰痛を予防する最大のポイントになります。

アーロンチェアの特徴であるポスチャーフィットもキネマットチルトもメッシュ張り地のペリクルも、全ては深く座ることが大前提の仕様となります。
尾てい骨を背もたれと座面の間に押し込むように座り、腰がしっかりと背もたれに接していることを感じられる状態が正しい座り方です。この座り方をすることでアーロンチェアが腰椎部分の生理的彎曲(S字)を維持してくれます。

はじめにお伝えしましたが、アーロンチェアは腰痛を治療する椅子ではありません。
しかし、インターネットで多くのアーロンチェアユーザーのブログなどを見ると、「腰痛が治った」といった表現が見受けられるのも事実です。デスクワークをする度に痛みが出るといったケースでは、アーロンチェアはとても有効な椅子と言えます。

アーロンチェアから得るメリット

腰痛を予防する効果はアーロンチェアのメリットの1つ。
実はここからが最も大きなメリットを感じることができます。

腰痛が出るとどんな行動が必要になるでしょうか。頻繁に立ち上がり体操をしてみたり腰を叩いてみたり。その度に作業は中断します。
その後、一時的に回復するものの常に腰に気をかけながら、時には我慢しながら作業を続けることになるでしょう。
結果、効率の悪い時間になっている可能性も高いです。

直接感じ取ることは難しいかもしれませんが、アーロンチェアは確実に生産性の向上に貢献します。
いつもの作業が10分早く終わるかもしれません。それが1ヶ月、1年続いたら…

また、アーロンチェアはそのデザイン性の高さにもメリットがあります。
当店のスタッフの多くも実際にアーロンチェアを使用していますが、非常に多くのお客様や同業者、メーカーや多方面のプロの方から「羨ましい」というお言葉をいただきます。
実はこの一言が各スタッフのモチベーションを上げる大きな要因となります。自己の満足感だけではなく、客観的な評価を実感できるのもアーロンチェアの大きなメリットと言えるでしょう。

アーロンチェアの機能紹介

アーロンチェアは腰痛を予防するほか、快適にデスクワークをするためのサポート機能を持っています。
個々の体型やワークスタイルに合わせて細かく設定ができる、いわばオーダーメイドのスーツのような椅子と言えるでしょう。

座面の高さ調整

体型に合わせて高さを調整する機能です。深く座った状態で太ももが床と平行になる高さに合わせるのが基本です。
デスクに合わせるのではなく、体に合わせて調整してください。

リクライニング硬さ調整

体重に合わせてリクライニングの硬さを調整することができます。
限界まで倒れきらない硬さにするのが基本ですが、好みに合わせて心地よく感じる硬さに調整してください。

ポスチャーフィット

腰椎が曲がった状態にならないよう背もたれの下部のクッション性を制限する機能です。
これがあることで腰部を面で支え一定の形に保ち腰痛を予防します。 ※ランバーサポートとの併用はありません。

ランバーサポート

着脱ができる腰部のサポートパーツです。裏返して取り付けることで2種類のサポート力を選択できます。線で腰をサポートするアーロンチェア初期の機能です。 ※ポスチャーフィットとの併用はありません。

前傾チルト

背もたれを通常よりも5°前傾させる機能です。PC作業や執筆作業などで前傾しやすい上体をサポートするアーロンチェアの特徴とも言える機能です。

リクライニング範囲調整

背もたれが倒れるこむ範囲を制限する機能です。リクライニングを全くさせないことも可能。
前傾チルト機能で前傾させた状態を固定することもできます。

アームの高さ調整

アームの高さを10cmの範囲で調整できます。体型やデスクの高さに合わせて調整し、肘を置いた状態でデスクワークをすることで肩こりを予防することができます。

アームの角度調整

どんな作業をするかによってアームの角度を水平方向に3段階で変更することができ、肘を常に安定させることができます。

アーロンチェアのこの機能の豊富さはまるで何かのマシンのよう。
機械好きの男ごころを鷲掴みにします。
フル装備タイプなら自分のデスクライフに合わせた細かな設定が可能です。これはアーロンチェアオーナー様の最大のメリットとなるでしょう。

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