越後村上                

 

 

 




 越後村上と鮭の関わり


◇ 越後村上は平安の昔、小泉の庄と呼ばれ、中御門大納言家(藤原氏)の荘園であり、村上を流れる三面川の鮭も、この頃より都に献上されておりました。
以来三面川は鮭の来る川として知られ、江戸時代には鮭の回帰性に着眼した村上内藤家の藩士青砥武平次は、全国で初めて鮭の回帰性を発見。「種川の制」を考案しますます村上の財源を潤すようになりました。

江戸時代から続く伝統の味の数々。村上の人たちは鮭をこよなく愛し、村上ならではの多彩な料理法で鮭を頭から尻尾まであますことなく味わい尽くします。その鮭料理の数は百を超え、鮭を愛する地元の人々の昔からの知恵と工夫が生きています。鮭の一人当たりの消費量では村上市は日本一を誇ります。

                                                 越後村上鮭ものがたり

 
 三面川と鮭

◇ 越後村上では、平安の昔から鮭が特産として知られ世界に誇る鮭文化を築いてきました。日本の鮭を語るに越後村上の「三面川」(みおもてがわ)をさけては通れません。

  朝日岳を流れの源とする三面川の清流は、全長41キロ。越後平野をゆったりと流れ、ここ村上で日本海に注ぎます。

  古文献によると、大化の改新の頃(西暦645年)には、すでに鮭料理が広く食されていて、平安時代には鮭や腹子を越後から都に献上したと記録されてます。この献上品が「三面川の鮭」なのです。

   鮭は川にのぼって産卵し、孵化した稚魚は海に下って成長します。そして3・4年荒波にもまれ成魚となり、一万数千Kmもの長い旅をして秋産卵のためにまたふる里の川に戻るという習性をもっています。川にはそれぞれ土地固有の有機物・無機物が溶け込んでおり、鮭は臭覚で自分の生まれた川を識別していると言われています。

  約250年前、この「母川回帰性」を世界で最初に発見したのが村上藩士 『青砥武平次』(あおとぶへいじ) でした。そしてその後、鮭の自然化増殖システム「種川の制」を考案し村上の鮭文化の礎を築きました。種川というのは川の中洲に鮭が産卵する条件に合うように掘って作った川で、鮭の増殖に大きく貢献しました。江戸時代にこのように積極的に、鮭の増殖に力を入れた川は、外にはありません。

  その後村上では、明治11年アメリカの孵化技術を取り入れた日本初の人工孵化に成功。減少していた鮭の遡上数も、明治17年に73万7千378尾を記録するまでに増えました。これは、単一河川では日本の最高記録になっています。

 獲れた鮭から採卵をして、白子をかけ受精させ、育養所と県の孵化場で育てたり,県内の各孵化場に受精卵を送るなど、三面川は文字通り県内の鮭の親川と言えます。

  現在、
鮭の遡上数は2万9千24尾で放流数800万尾ですので回帰率は0.2〜0.3%となっています。

 鮭の旬

◇ 鮭の特に美味といわれるのは9月から12月にかけて、産卵のために帰ってきた川に上る直前の「秋味」と称される鮭で、身が大きく、良く締まっています。

  (うおやではその中でも9月から11月にとれた最高の鮭にこだわり生鮭として販売し,またその時の鮭を素材にしてうおや特製塩引鮭を造り出荷しているわけです。)

 
 鮭の日(11/11)
◇ 「鮭」の旁の「圭」を分解すると「十一十一」になることから11月11日は鮭の日と1980年代後半に村上市の日制定委員会がPRのため制定しました。
ちょうど秋鮭の最盛期にあたり、鮭の恵みに感謝して鮭魂祭などが催されます。


 
江戸時代から続く伝統の味の数々。村上の人たちは鮭をこよなく愛し、
村上ならではの多彩な料理法で鮭を頭から尻尾まであますことなく味わい尽くします。その鮭料理の数は百を超え、鮭を愛する地元の人々の昔からの知恵と工夫が生きています。

お昼に人気のみのもんたさんの番組 
今日は何の日で鮭の日がとりあげられました。

鮭の日

 はらこ と イクラ と 筋子

いただくご質問に「はらこイクラ筋子の違いは何ですか」というのが多いですので簡単にご説明いたします。

(1)筋子
  鮭や鱒の魚卵を卵巣膜に包まれたまま塩蔵されたもので、卵が筋のようにつながっているので筋子と呼ばれています。卵粒が朱色で光沢と弾力があり、傷が無いものが良いとされます。

(2)イクラ
  卵の塩蔵品。卵巣膜をほぐして、卵をばらばらにし、塩味に味付けしたものをイクラといいます。イクラとはロシア語で魚卵のことを意味し、鮭,鱒以外の魚卵製品もロシアではイクラと呼ばれています。
すし種、カナッペなどに多く用いられます。イクラを醤油につけたイクラの醤油漬もあります。

(3)はらこ
  村上ではらことは,産卵のために三面川を遡上しようとする雌鮭からとった粒の大きな卵を醤油と酒で味付けしたものを言います。この地方独特のもので,その味は高くご賞味されており、塩引鮭と並ぶ人気食品です。うおやでは特に最上級の素材にこだわり、はらこの醤油漬を製造販売しております。

うおや謹製鮭製品

 鮭の美容健康効果

◇鮭の特徴は、たんぱく質や不飽和脂肪酸が豊富なことです。この脂肪の中には、EPA(エイコサペンタエン酸)やリノレン酸が多く含まれ、血栓症や動脈硬化を予防するほか、アレルギーなどの敏感肌の改善に効果的です。

◇鮭の身の赤い色素・アスタキサンチンは抗酸化力が高く、紫外線を体外に排出し、シミ、しわに効果があります。

◇鮭は魚の中でビタミンAが多く、目の機能を正常に保ち、皮膚の免疫向上に多いに役立ちます。カルシウムやビタミンB1、B2、B6、Eなども含まれ血行を促進し、炎症を鎮め、乾燥肌を保護してくれるので美肌つくりにうってつけの食品といえます。また、DHA(ドコサヘキサエン酸)も含まれるので、学習、記憶能力向上にも有効です。

◇鮭の氷頭はカルシウムやコラーゲンも多く、皮はビタミンB2やナイアシンなど肌に良い栄養の宝庫です。B2はダイエットにも効果大です。

◇鮭の卵(はらこ)のシスチンは肌を若返らせ、髪のつやをアップします。
 また「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEも多く含まれ血行をよくする働きがあります。

                             

 鮭の酒びたしと氷頭なますの健康効果

みのもんた 日本テレビ 午後は○○おもいっきりテレビの知れば知るほどそれよさそうに村上の「鮭の酒びたし」と「氷頭なます」が体に良いということで紹介されました。

スタジオで試食いただいた氷なますはうおやの製品です。

 鮭の白子は老化もガンも退ける薬顔負けの食品

 鮭の白子は核酸や特殊タンパク(プロタミン)の宝庫で老化と成人病を退ける際立った効果があります。

1.核酸の効用

 (1)新陳代謝を活発し、シミやしわ、白髪,脱毛、精力減退を防ぐ。

 (2)血流の流れを盛んにし、高血圧、動脈硬化、脳血栓、心筋梗塞,冷え性、ボケを改善する

 (3)抗酸化作用が強く、白内障,動脈硬化、老化が強力に防げる。

 (4)ガンの発生、増殖を抑える。

 (5)骨髄の造血作用を活発にし、白血球の働きをよくし免疫力を高め、かぜや肝炎、結核を防ぐ。

2.プロタミンの効用

 (1)脂肪の吸収を抑え、肥満,高脂血症、動脈硬化に大変有効。

 (2)血糖値を下げるインスリンというホルモンの働きを高める効果が大きく糖尿病の改善に役立つ。

 (3)精力を増強する。

                        わかさ出版 開花 平成11年10月号より






 

 

     

越後村上うおやでは厳選した最高の秋鮭を素材に各種鮭製品を製造・販売しております。
特に塩引き鮭は
「旨い村上の鮭」として全国に知られております。
うおや特製の醤油はらことセットになった塩引親子は冬の一番人気商品です。

                                                             


鮭

 越後村上と鮭 秋の達人 鮭の日 鮭ものがたり

お客様の声(鮭) 冬は鮭の季節です 鮭料理