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いつも当店をご利用くださり、誠にありがとうございます。
TX GOLF の宮嶋です。
2005年からパターデザインを始め、2007年からはGSS(ジャーマンステンレス)パターも製作しておりますが、
こちらの二人の協力がなければ実現できませんでした。
写真中央は私、宮嶋です。
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Kevin Peterson氏(写真左)
初期のスコッティキャメロンパターをはじめ、ゲージデザイン、ピレッティ、シーモア、ライフパター等、
多くの有名メーカーのヘッドを削って来た優秀なCNC研削機械のプロ。
彼のプログラミングによって削られたパターヘッドは曲線美が美しいと評判です。
Byron Morgan氏(写真右)
カリフォルニアに工房を持ち、1990年に世界で初めてガンブルー仕上げのデールヘッドを製作。
その後、多くのメーカーが同様のパターを作り始め、ガンブルーパターがブームになったという経緯があります。
物静かな性格で、地道な細かい作業を黙々と続けることができる職人気質。
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2007年頃、ゴルフ業界ではタイガーがナイキと契約したばかりでナイキ製品を使い始めましたが、
パターだけはキャメロンGSSニューポート2タイプ(アンサー2タイプ)を使い続け、勝利を重ねていました。
そのような経緯もあってGSSパターの取引価格は値上がり傾向にあり100万円を軽く越え、
高値で取引されていました。現在でもその価値は衰えず700万円を超えるものもあります。
その頃、弊社では軟鉄や303ステンレスを使用したパターを製作・販売していましたが、
お客様から「GSSで製作する予定はないですか?是非作ってほしいです!」
といったお問い合わせをお受けすることが多くなりました。
そこで、カリフォルニアに出向き、基礎研削が専門のケビン氏と手作業にて最終加工をするバイロン氏に
ドイツから輸入したGSSでパター製作をするという構想を話す所から始めました。
パターヘッドの素材・形状・仕上げに関するアイディアやコンセプトを説明する宮嶋と
その実現に向けて可能性や問題点、工夫が必要な箇所や代替案を検討する二人。
それぞれの立場から技術的な面でサポートしてくれています。
リサーチした結果、ドイツのデュッセルドルフにパターに適したGSS鋼を製造している会社があると知り、
数か所の工場にアポを取ってドイツへ。
パター用GSSも製作しているという1675年創業のWEG社と契約。
海外販売部長とミーティングした際、アメリカのタイトリスト社にもGSSを販売していると教えてくれました。
ですので、バイロンデザインGSSパターは、キャメロンGSSパターと同じ会社で製造されている
同じ素材を使用しております。
2007年には、キャメロンパターの中で一番重いヘッド重量は350gで現在のようなソールウェイトの調整もなく、
35インチの高額なツアーパターでやっとバランスD7〜D8でした。
弊社では、既に2005年から365GヘッドでバランスD9以上というパターの開発・製作をしておりましたので、
ツアープロが使っているような高バランスパターをGSSでも実現することができました。
ドイツに行った時に撮影した風景です。
やはりヨーロッパは風情があり、情緒豊かな街並みや古城が歴史を感じさせます。
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