省管理型 屋上緑化システム TM9ティーエムナイン ターフマット

<TM9 ターフマットの日常管理>

下記の要領で日常管理を行なうことにより、TM9の特徴が生かされます。

1.

・ 2〜3cmの刈高を目安に実施します。肥料過多等により、芝が伸びすぎた場合は、急激に芝の高さを低くすると、軸刈になる場合があるため、草丈の半分を目安に芝刈りを行い、1ヶ月程度をかけて、少しずつ刈高を下げるようにします。
・ TM9は芝刈りの回数を減らす目的で開発されていますが、こぼれ種が発芽することがあるため、出穂後(5〜6月)には必ず刈込みを行ないます。冬の芝面の揃いを重視するためには、秋(10月〜11月)にも芝刈りを行ないます。
・ 日陰では徒長しやすくなるため、一般のコウライシバと同様の芝刈りが必要です。
穂が出たら、必ず刈り込みます。

2.







・ 年間の施肥量は7〜10gN/uが目安ですが、設置直後は、育成基盤に肥料分が含まれている場合があるため、しばらくは施肥を行ないません。葉色を見ながら施肥タイミングを決定します。最適な施肥量は、潅水頻度などにより変化します。
・ 施肥量が多すぎる場合は、徒長しやすい性質があります。草丈が6cm以上伸びる場合は、施肥量が多すぎることが考えられるため、芝刈りを行なって様子を見ます。
・ 基本的には、春に緩効性の肥料(7〜10gN/u)を目安に散布することで、年に1回の施肥で済みます。肥料の種類は、樹脂コート肥料(チッソ旭肥料製「ターフコントロール260 タイプ180」)をお薦めします。
・ 葉色が充分に濃くならない場合は、芝生用の即効性肥料を2〜4gN/uを目安に追肥を行ないます。

 

3.




・ 下記を目安に潅水を実施します。特に夏場は乾き易いため、余裕を持った潅水量を設定します。1回の潅水は6L/u以上必要です(夏の標準的な蒸発量は5L/u)。

・ マットの最大保水量は約17L/uですので、全体に充分な潅水が出来る場合は、真夏で3日間分の保水が可能ですが、潅水むら等を考慮して、夏場には毎日潅水を行ないます。

   春(4月〜5月): 2日に1回、(朝に実施)

   夏(6月〜9月): 毎日、(できれば早朝に実施)

   秋(10月〜11月): 3日に1回 (朝に実施)

   冬(12月〜3月): 1週間に1回 (凍結を避けるため、午後に実施)

ドリップチューブも利用できます>にじみ出るホース”じわっと”はこちら

4.




・ 屋上緑化の場合は、基本的には実施しません。茎が立ち上がりすぎた場合は、2mm/uを目安に実施しますが、積載荷重が超過しないように注意が必要です。

5.
・ コウライシバに対応した除草剤が使用可能です。美観を保つためには、発芽防止剤の使用をお薦めします。必ず、除草剤の使用説明書に従って散布を行ないます。

・ 草の量が少ない場合は、手取除草を行ないますが、できるだけ草が小さいときに実施します。

管 理 作 業

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

 水やり

7日に1回

30分間

7日に1回

30分間

7日に1回

30分間

2日に1回

45分間

2日に1回

1時間

1日に1回

1時間

1日に1回

1時間

1日に1回

1時間

1日に1回

1時間

2日に1回

45分間

3日に1回

30分間

7日に1回

30分間

@芝生の刈込み作業

 

 

 

 

 

A芝生のサッチ除去作業

 

 

 

 

 

B肥培管理・施肥作業(20g/u)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C除草作業

D目土入れ作業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

E病害虫防除作業

 

 

 

 

 

 

 

 

F排水溝・ドレン周りの清掃作業

G灌水装置の点検・切り替え作業

H緑地帯周辺の全体清掃作業

I潅水タイマーの電池交換作業

◎・・・最適   ○・・・適する   △・・・やや適する   ※・・・気候状態による

『注記』水やり時間帯は早朝もしくは夕刻にセットして下さい。7・8・9月の水やりは植生状況に応じて1日朝夕/2回実施して下さい。

 

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