当家も20年経ち、玄関扉もだいぶ痛んできました。
屋根があり直接雨が当たるわけではないのですが、日差しが多少下部の方は当たるのでニスがひび割れし、台風などの時の吹き込みによりひび割れの隙間から水分が浸入したのかシミが目立つようになってしまいました。
そこで今回自分で塗り替えようと決意し、DIYツール殿の耐久屋外用ニスを使用し完成しましたので、その工程を写真と共に説明させていただきます。
楕円部分がだいぶ傷んでいます。
蝶番から扉を外し室内で作業することも考えましたが、家族が有機溶剤の臭いを嫌うのでこのまま作業することにしました。 出入りする時以外は扉に付いている鍵や取っ手など外せるものはすべて外しました。
また、今回一緒に扉横の飾り金具も再塗装するのでこちらも外しました。 今回塗らない壁面やガラス部分にはマスキングをし、下部もマスカーを使用し養生しました。
色付けするために、昔のニスをすべて剥がさなくてはいけません。
平らな部分は紙やすり80番-180番で落とし、どうしても紙やすりで落とせない場所は剥離剤を使用し、その後固く絞った雑巾で何度もふき取りました。
乾燥後240番で表面の凸凹や傷を仕上げました。
根気のいる作業ですが、今後の良し悪しはこれで決まるので毎週末作業し3週間かかりました。
マスキングテープやマスカーにはペーパ屑が残っているので一度すべてはがし再度新しくマスキングしなおしました。
塗ってからは変更できないので、ポアーステインを玄関に似た木材に調色しながら濃度と混合比を決定しました。 また、透明ニスも多少色が付いているので、こちらも試し塗りを行い最終的な色を決定しました。 ポアーステインは水性なので扱いも容易で、発色も美しいです。
何度か調色し希望の色を決定後ニスを塗り重ね色の変化を確認しました。
決定後希望色より薄めに調色し希望色まで重ね塗りしました。
リフォーム前より明るめにしたかったので、今回はこの色でステイン塗りは終了し次の工程に進みます。
ステイン後ウッドシーラーを塗ったのがこの写真です。
この段階でほぼ完成色の判断ができると思います。
ウレタンニスを塗って乾燥後#400
また塗って#600
また塗って#800とペーパーがけしました。
下の写真はペーパーがけの後なのでつやがなくなっています。
最終的に4回ウレタンニスを塗って仕上げました。
最後に枠や鍵、取っ手類を取り付けて完成です。
ニス乾燥を待つ間に枠の塗装も行いました。
ほぼ10日ほどかかりましたが、楽しくできました。