一部のルイガノの前輪に採用されているクイックレリーズの操作方法を紹介します。
従来のシステムとの違いは、調整ナットをナットで固定してしまうことにより安全が高まった事と前輪の取り付けが、レバーの締め付けの強さの調整の必要がなく簡単にできる事です。
(この工程は自転車組立時に行なわれています)
従来のクイックレリーズのレバー操作の後、8mmのロックナットで調整ナットを固定します。ロックナットが確実に固定されていることを確認するためにクイックレリーズをOPENの状態で調整ナットが回転しない事を確認して下さい。
ブレーキを解除してブレーキパッドとタイヤのすきまをつくります。
クイックレリーズレバーをCLOSEの位置からOPENの位置に操作します。
前輪の固定が解除されます。
(レバーにCLOSE/OPENの刻印がありますので参考にして操作してください)
カップとレバーを握り外側に引っ張り、フォークエンドとの間にすきまをつくります。
カップとレバーを握ったまますこし内側に戻し、左右ともにフォークエンドとのすきまをつくり脱落防止機構をよけて前輪を取り外します。
(従来のクイックレリーズのように調整ナットをゆるめる必要がありません。)
クイックレリーズレバーをOPENの位置にしてカップとを握り引っ張り、フォークエンドとの間にすきまをつくり、前輪を装着します。
クイックレリーズレバーをCLOSEの位置に操作します。
シマノのレバーに比べ、締まり始める、抵抗を感じる位置がおそく、最後に締まる感じです。
(従来のクイックレバーのようにレバーの締めつけの強度を脱着の際いちいち調整する必要がありません。)
他の自転車に使用する場合、使用可能なフロントフォークか確認してお使い下さい。
すべてのフロントフォークに対応するとは限りません。
乗車前には必ず固定力の確認を行ってください。
クイックレレリーズレバーの締めつけが緩くなったときは、初期の組立を行う必要があります。ロックナットを緩め、調整ナットで適正な締めつけに調整を行いロックナットで、固定して下さい。
メカニック講座No.3に従来のクイックレリーズの取り扱い説明があります。
クイックレリーズの基本的な操作方法は同じですので参考になると思います。