アスティ(ASTI)
(DOCG)

                 

生産地 ピエモンテ州 アスティ、クネオ、アレッサンドリア県 
品種 モスカート・ビアンコ
タイプ
種類 アスティ・スプマンテまたはアスティ、モスカート・ダスティ
〜アスティについて〜

アスティは1993年にD.O.C.G.に昇格したイタリアを代表するデザートワイン。ピエモンテ全体のブドウ畑のうち15%がモスカートが植えられているぐらい、とても広いエリアで造られるワインです。
なんとピエモンテのワイン生産量の半分近くがアスティ。7000近くのモスカート生産農家がいるといわれています。すごい数ですね。


〜アスティ・スプマンテとモスカート・ダスティ〜

アスティD.O.C.G.には2つのカテゴリーがあります。一つはスプマンテ、そしてもう一つはスティルワインのカテゴリーになるモスカート・ダスティ。

アスティ・スプマンテはもとになるワインを造った後、糖と酵母を加えてステンレスタンク内で2次発酵させます。これはプロセッコなどと同様、ブドウ本来が持つ豊かな香りを生かすためです。

一方のモスカート・ダスティはスティルワインですので2次発酵はもちろんしません。ブドウ果汁の持つ糖分すべてを発酵させると辛口ワインになってしまいますので、発酵の途中で強制的にそれを止め、程よい甘さのある、アルコール度数5%前後のワインに仕上げます。

ところで、モスカートでスプマンテを作るようになったのは19世紀後半になってから。フランスで修行したカルロ・ガンチアがシャンパーニュ方式を真似て瓶内2次発酵をしたのが始まり。以後、発展を遂げて今やイタリアでもっとも生産されるワインの一つとなりました。

〜芳しい香りと甘さを持つモスカート〜

ピエモンテのモスカートの歴史は古く、紀元前3世紀には栽培されていたと伝えられています。古代ローマの政治家にして博物学者プリニウスは、特別に甘いこのブドウを「蜂が好んだ」という意味で「Apianae(アピアーネ:ラテン語)」と呼びました。


〜宴に欠かせない、アスティ〜

黄金色に輝く美しいワイン。特に細かい泡を持つアスティ・スプマンテは華やかな宴を盛り上げるのには欠かせない存在。イタリアでは特にクリスマスから年末にかけて、パネトーネやパンドーロとセットになって売られています。また、スティルワインのモスカート・ダスティは程よい甘さと酸味が魅力。こちらも上品なデザートとの相性が抜群。どちらもパーティーの場にふさわしいワインです。

                           
(2005年12月記述)
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