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■鉱物油って何?
化粧品の全成分表示が義務付けられましたが、成分表示を見たとところで、その成分に関する知識もなく、実にあやふやな状態で化粧品を使っているのではないかと思います。
その中でも特に問題なのが鉱物油です。ほとんどの化粧品に使われているため、当然ほとんどの女性の顔に塗られているわけですが、鉱物油が皮膚にどのように作用するかは、あまり知られておりません。
鉱物油とは、石油を分別蒸留させた時に残るカスのことです。これをさらし粉で脱色し、硫酸で処理し無色化させて無味無臭にしたものをワセリン、パラフィンと呼び、化粧品の中に半分以上も入っています。
化粧品以外の用途としては、機械の減摩剤や医薬品軟膏、くつ墨など。つまり、普通なら到底考えられないもの(石油のカス)を、世の多くの女性は顔に塗っていることになるわけです。
■なぜ、石油のカスが化粧品に入っているのか?
鉱物油のメリットは、化粧品の原料に用いると、伸びやすく付きやすいうえに原料コストがかなり安いということです。そのぶん綺麗な容器を使ったり、パッケージを豪華にすることが出来るわけです。あなたが化粧品を選ぶ時の基準を考えてみてください。
「つきが良く、伸びも良く、つやが出て、化粧持ちが良い。パッチテストでも異常が出ない」
そんな化粧品が綺麗なボトルに入っていたら・・・・欲しくなりませんか?
女性の心理にうまく合ったのが鉱物油の特徴で、化粧品メーカーにはとっても都合が良い原料成分なんです。そのため多くの化粧品は、この鉱物油と合成界面活性剤、香料などの化学物質で内容量のほとんどを占めています。
石油の残りカスで作られているワセリン、パラフィン(鉱物油)の唯一の救いは、肌に浸透していかないということです。皮膚に浸透していかないので、当然パッチテストでも反応は出ません。
でもこれが落とし穴で、だからこそ逆に素肌が日々犯され続けているにもかかわらず、消費者はそれに気づかずに使い続けてしまうという、恐ろしいことになっています。
■浸透しないはずの鉱物油入り化粧品、でも浸透しているような気が・・・?
化粧水や美容液をつけて、素肌にスゥーッと染み込んでいくような感覚を、体験された事はありませんか? これは成分中にアルコールが入っているため、塗った時に体温を奪っていくからなんですね。よくこれを「肌に浸透している」と勘違いされる方がおりますが、大きな間違いです。
粗製アルコールの入った化粧水を使い続けていると、肌荒れの原因になったりします。「基本的にはオイリー肌なのに、Tゾーンはやけにカサつく・・・・」そしてカサ付いている所に念入りにつけて、さらに悪い方へ進んでいってしまうなんてことも良くある話です。
シミやソバカスなどの肌トラブルにも、鉱物油は一役かっています。
“鉱物油+合成界面活性剤+香料+アルカリ防腐+紫外線”
メラニン色素に影響を与え、数年使い続けていれば油焼けも起こり、手入れをしているはずの顔だけがシミだらけに・・・・。
そして、そのシミをとるために“鉱物油入りの美容・美白クリーム”を使い続け、結局何も変らないばかりか、かえって酷くなったりなんてケースもあるようです。第一に、浸透しない鉱物油入りのクリームをつけて、シミが取れたり、お肌に栄養が行き渡ったりするわけがありません。
鉱物油は反応が出にくい、鉱物油は女心をそそる、でもそれは素肌に合っているかどうかとは別問題です。伸びやつきなどを化粧品選びのポイントとしていては、いずれ化粧品公害の被害者となってしまいますので、ご注意ください。
※Give&Give化粧品は鉱物油や合成界面活性剤など、お肌を刺激してシミを作る原因となる成分を使用しておりません。ノンアルコール、オイルフリーの安全な商品です。
■適合製品を適正に使うこと
鉱物油は表面にとどまって浸透しないため、皮膚呼吸※1の妨げになります。そのため、ターンオーバー(角化作用)の周期を狂わし、肌の老化に繋がります。加えてシミやソバカスの原因にもなります。
でも、いくら鉱物油入りの化粧品が素肌に悪影響を及ぼすとはいえ、まったく素顔のままでは精神面の効果が薄くなります。ですから、適合製品で薄化粧を心がけてください。
次の表をご覧ください。
| 油脂 通気性(%) |
| ・MOD(シリスチン酸オクチルドデシル)・・・・・・・・ 95 |
| ・OOD(オレイン酸オクチルドデシル)・・・・・・・・・・ 95 |
| ・オクチルドデカノール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 90 |
| ・スクワラン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 |
| ・セタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 |
| ・ステアリン酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 |
| ・オリーブ油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 |
| ・ラノリン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 |
| ・ワセリン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0 |
| ・流動パラフィン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0 |
上記は、皮膚がどれだけ呼吸ができるかを示した、成分別の通気性を表したデーターです。このように鉱物油(ワセリン、パラフィン)は皮膚呼吸を完全に遮断してしまいます。植物性で良いと言われているオリーブ油でさえ、90%の呼吸作用を止めています。
| オクチルドデカノール |
一般脂肪酸 |
流動パラフィン |
┳ ┳ ┳ ┳ ┳ ┳ ┻ ┻ ┻ ┻ ┻ ┻ |
━━━ ━━━ ━━━ ━━━ ━━━ ━━━ ━━━ |
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[図を見ても明らかなように、一部を除いて油分は皮膚呼吸の妨げになります。]
金魚のいる水槽に鉱物油(ワセリン、パラフィン)を垂らした場合、18時間後に金魚は呼吸が出来なくなり死んでしまいますが、オクチルドデカノールの場合は、18時間後もイキイキとしています。
※1
汗腺から二酸化炭素や皮脂などを出しても、皮膚から酸素を取り入れることはないのため、厳密にいうと皮膚は呼吸をしておりません。ですが、油で肌表面を覆ってしまっている状態は、不要な物を排出する事が出来ず、また外気に触れることができなくなるため、肌にとって悪影響を及ぼす事から、皮膚呼吸と定義させて頂きました。
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