安全・快適にタイヤをご使用いただくために

タイヤを安全に正しく使って快適なカーライフを!

【 車両への取り付け 】
 タイヤやホイールの種類によって、気を付けることがあります。
 正しい取り付けをして安全に走りましょう。

 回転方向の指定があるタイヤ
 
  方向性のあるトレッドパターンを持つタイヤは、
回転方向を示す 矢印と文字 「←ROTATION」 がタイヤ側面に表示されています。
タイヤの取付け方向を確認して、
矢印が前部へ向くように車両へ取り付けてください。
     
タイヤ自体(ホイールが付いていない状態)には、右用左用の設定はありません。
回転方向のあるタイヤは、ホイールにタイヤを組み込む際に右用か左用かが決まります。
レース車両用の特殊タイヤには一部左右用指定があるものもございます。
     
  回転方向があるタイヤの代表例

 取り付けに使用する工具
 
  社外ホイールの取り付けには、
車載工具を使用しないでください。


車載工具は純正ホイール専用の工具です。
あくまでも応急用のため、力が正確にかけにくく作業性もよくありません。
また、純正以外の社外アルミホイールのナット穴のサイズに合わないことがあります。
市販のアルミホイール用薄口クロスレンチを使用して取り付けてください。

 ハブリングについて
 
  ハブリングとは、ホイール裏側中心部の穴のサイズ(センターボア直径)と車両側ハブ径の隙間を埋めるために、社外アルミホイール装着時に使用するリング状の部品です。

[ 期待できる効果 ]
・走行時の振動やハンドルのブレの低減
・ホイールナットの緩み防止

欧州車用のホイールには付属するケースがあります。
購入したホイールに付属している場合は必ず装着してください。
国産車用ホイールには付属しません。別売りのハブリングをお求めください。

商品ページのホイールサイズスペック欄に、ハブリングが付属するかどうか記載しています。
ハブリングについて未記載及びハブリング不要と記載がある商品には付属しません。


【 タイヤ点検のポイント 】
 タイヤは路面と接する唯一の部品。タイヤのトラブルを防ぐためにも日頃の点検はとても重要です!
 月に一度はタイヤの点検をしましょう。


 1. 空気圧
 
<点検ポイント> 空気圧が不足してタイヤがたわんでいませんか?
  タイヤの空気は自然に抜けていきます。
  空気圧が不足すると・・・
   ・燃費が悪くなります。
   ・偏摩耗しやすくなります。
   ・走行性能が低下し、安全にも影響が出ます。
 メンテナンス方法    
 ■走行前に、適正空気圧かどうかエアゲージを使って確認!
   適正空気圧は車によって異なります。
   空気圧調整はガソリンスタンド等でできます。

   ≪参考≫ タイヤの規格・タイヤの適正空気圧

エアーバルブの劣化がないか確認!
   バルブやバルブコアはゴムでできているので
   長く使用すると劣化して空気漏れの原因になります。
    タイヤ交換時にバルブも一緒に交換しましょう。
★当店で購入したタイヤホイールセットは、装着後に必ず空気圧の調整をしてください。
 当店での空気圧は乗用車用で250kPa(2.5kgf/cm2)、LT規格及びバン用は300kPa(3.0kgf/cm2)で充填しています。
 適正な空気圧設定に合わせて最終的な調整をお願いします。
 なお、窒素が充填されている場合でも調整は通常の空気で問題ありません。

 2. 残ミゾ
 
<点検ポイント> タイヤがすり減って溝がなくなっていませんか?
  溝の深さが1.6mm未満のタイヤは使用してはいけません。
  また、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)は、溝の深さが新品時の50%未満になると、積雪・凍結路走行のタイヤとしては使用できません。

  溝が減っていると・・・
   ・濡れた路面でスリップしたりブレーキが効きにくくなります。
   ・雨の日の高速走行時に排水「ハイドロプレーニング現象」が起こりハンドルやブレーキが効かなくなります。
 メンテナンス方法    
 ■スリップサインが出ていないか確認!
   スリップサインとは、溝の深さが1.6mmを示す目安です。
   タイヤ側面にスリップサインの目印になるマークが数ヶ所ついていますので、1ヶ所でもスリップサインが出たらタイヤを交換しましょう。

 3. 偏摩耗
 
<点検ポイント> タイヤの一部だけすり減っていませんか?
  タイヤの一部だけすり減る「偏摩耗」は、空気圧の過不足や定期的なローテーションをしていないことが主な原因です。
  通常、駆動輪タイヤが早めに摩耗します。
  偏摩耗の種類
   センター摩耗 : 接地面の真ん中が摩耗します。空気圧が多すぎるため起こります。
   ショルダー摩耗 : 接地面の両外側が摩耗します。空気圧が低すぎるため起こります。
   片べり摩耗 : 接地面の外側のみ摩耗します。ミニバンなどの重い車に起こりやすくなります。

  偏摩耗すると・・・
   ・溝がまだ十分な箇所があっても使用できなくなることがあります。
   ・走行性能やブレーキ性能が低下します。
 メンテナンス方法    
 ■定期的に摩耗の状態を目で確認!
 ■適正な空気圧に調整を!
   空気圧過多や不足にならないように調整しましょう。
 ■定期的にタイヤローテーションを!
   走行5,000kmに1回を目安に、タイヤのローテーション(装着位置交換)をおすすめします。
   ローテーションのメリット:偏摩耗の防止!タイヤが長持ち!タイヤ疲労度の均一化!
   ローテーションの方法は、車の駆動形式やタイヤの種類によって異なります。
    
 4. キズ・ひび割れ・変形
 
<点検ポイント> タイヤの表面や側面にキズやひび割れはありませんか?
  道路の縁石や障害物等への接触によるキズや、異物がささったりしていませんか。
  キズなどがあると・・・
   ・パンクやバースト(破裂)など、重大な事故につながるトラブルになる恐れがあり危険です!

  キズやひび割れがタイヤ内部のコードに達している場合は、タイヤを使用しないでください。
  タイヤ側面の一部が盛り上がったような変形は、衝撃などでタイヤ内部コードが切れている可能性があります。至急タイヤを交換してください!
  (タイヤ側面のへこみは、構造上発生するもので安全上問題ありません。)
 メンテナンス方法    
 ■縁石などにタイヤ側面を接触させないようご注意を!
 ■タイヤつや出し剤の塗りすぎにご注意を!
   つや出し剤にはタイヤに有害なものもありますので、ひび割れ等が発生したら使用を止めましょう。
 ■タイヤ保管時は直射日光の当たる場所は避ける!
   ひび割れの進行やタイヤの劣化の原因になりますので直射日光は避けてください。
 5. ガタ
 
<点検ポイント> ホイールを留めているナット・ボルトが緩んでいませんか?
  ナットやボルトが緩んでガタついていると・・・
   ・最悪の場合タイヤが外れてしまいます。

  特にタイヤ交換シーズンのタイヤ付け替え作業後に多くみられるトラブルです。
 メンテナンス方法    
 ■ナットがしっかり締まっているか確認を!
 ■ガタつきがないか確認を!
 ■ナットの増し締めを!
   自分でナットを締めた場合、ナットホールの中心と車両ボルト位置にズレが生じ、少し走行するとそのズレがなくなります。
   それにより締め具合に余裕が出るためナットが緩んできます。
   タイヤ交換後に数十km程度走行したら、再度ナットの緩みがないか確認し、緩みがあればナットを締めつけましょう。
 6. 応急タイヤ・タイヤパンク応急修理キット
 
<点検ポイント> いざというときに使える状態になっていますか?
  タイヤのパンク等、トラブルは突然起こります。
  忘れがちですが応急タイヤまたはタイヤパンク応急修理キットも日頃から点検しましょう。
 メンテナンス方法    
 ■応急タイヤの空気圧を確認!
   応急タイヤの空気圧も月に一度は点検しましょう。
 ■タイヤパンク応急修理剤の有効期限を確認!
   有効期限の切れた修理剤は使用できません。

【 タイヤの保管 】
 タイヤ交換シーズン。外したタイヤの保管状況がタイヤの寿命にも関わってきます。

 保管方法
 
  適切な保管方法でタイヤも長持ちします。

  ・直射日光、雨水、油類、熱を避けて、暗く涼しいところでできれば室内に保管しましょう。
  ・どうしても屋外に保管する場合は、日光や雨が当たらないような専用のカバー等を利用しましょう。タイヤ収納用品はこちら
  ・ホイールの付いた状態でタイヤを保管する場合は、ゴムの緊張状態を和らげるためにできるだけ空気圧を半分程度減らしましょう。