1885年、園芸家でもあったジョン・ホーズによって創業されたホーズ社は翌86年ウォータリングポットを改良し特許を申請します。
それによると『かってないこの新しい形は持ち運びと水やりを簡単にし、同時に大量散水が可能で付属品も揃えたものである。』とあります。
この時作られたウォータリングカンは完璧なバランスに仕上がり、満水時でも、半分でも、空の状態でもユーザーにストレスをかけないデザインはホーズ社に大きな発展をもたらします。
当時、ウォータリングカン(如雨露)と言えばすべて手作りだっただけに、このホーズのデザイン、大量生産は忽ちマーケットの注目を浴びます。
セールスは上向き、ロンドン近郊や地方都市の温室栽培家、英国中の造園家に広まっていきます。
今日でもオリジナル・デザインはほとんど変わる事なく続いています。
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