滋賀県湖西地方の渓流 2005年05月 天候:晴天
山岳地帯でかつては、イワナの宝庫と呼ばれた川。
ポラマックス6160 G-15A
偏光度:99.85% 可視光線透過率:29.25%
ごくわずかに水面の反射が残るが自然な見え方に驚かされる。
ポラマックス6160 テンダーグレイ
偏光度:99.28% 可視光線透過率:37.53%
水面の反射はわずかに残るもののびっくりするほど明るい視界と自然な色合いが最高。

ポラマックス6160 スレートグレイ
偏光度:99.53% 可視光線透過率:17.75%
水面の反射がほとんど無く見え方にも立体感が感じられる。
色合いも自然でこの条件では最高の結果となった。
ポラマックス6160 クリムソンピンク
偏光度:99.96% 可視光線透過率:27.54%
最も特徴的な見え方。水面の反射もほとんど無く、コントラストが高い。赤みの強い視界となる。
ポラマックス6160 オリーブグリーン
偏光度:99.59% 可視光線透過率:31.60%
これも偏光レンズ独特の見え方。水面の反射は全くない。
黄色っぽい見え方だが明るく鮮明な視界である。
ポラマックス6160 テンダーブラウン
偏光度:99.49% 可視光線透過率:31.82%
ブラウン系にありがちな赤みはまったく無くコントラストも高い。反射も十分抑えられている。
ポラマックス6160 マロンブラウン
偏光度:99.66% 可視光線透過率:23.68%
水面の反射は、ほとんど無い。透過率は
低いがコントラストが高く見え方は良好である。
他社製グレー系偏光レンズ
偏光度:98% 視感透過率:44%
透過率が高く明るく鮮明な視界だが水面の反射がある程度残っている。
他社製偏光レンズ(私が使用中のサングラス)
偏光度:99%以上 可視光線透過率:??%
わずかに水面の反射が残る。コントラストも低い。右上が白く飛んでいるのはサングラスからレンズを取り外して撮影したためカメラレンズをカバーしきれなかった結果である。

  • 「世界初!高屈折率偏光レンズ ポラマックス6160」
    当店で大人気の商品です。発売直後から一気に最高峰の偏光レンズとして認知されました。
    その実力をチェックするために滋賀県の
    渓流で写真を撮りました。
  • 実は、この日は「ポラウイング」の写真撮りもしたのです・・・
    その予想以上の結果に興奮冷めやらぬまま、場所を移動。
    木々の間を抜けた光が小さな淵から流れ出しにかけて眩しく光っていました。
  • これはちょっと、条件が厳しすぎるかな?
    と、思いながらカメラの前に「G-15A」をセット。
    “エエェェェェッエッ! 川底が手に取るように見えるぅううう~”
    次々とレンズを交換しながら一人で大興奮。
    “意外と水深あるやん。1m位かな・・・”
    “川底は、砂状なんや~”
    “でも、こんな底の状態やったら、魚はいないよなぁ~”
    ひとりで・・・ブツブツ・・・
    シャッター、バシャバシャ・・・

    もう、どのレンズカラーも本当に最高の結果でした!

  • 他社製レンズとの比較
    ご覧いただければ「ポラマックス6160」がどれだけ優れているのか、おわかりいただけると思います。

「裸眼の見え方」をご覧いただければお分かりいただけると思いますが、この撮影は、かなり厳しい条件で行っています。
裸眼のままでは、水面の反射が眩しくて目を開けていることが困難なほどでした。
このため、コダックポラマックス6160(偏光レンズ)を使用しても水面の反射がわずかに残っています。
その反射が、ブルーに見えていますが、これが、いわゆる「青ヌケ」で、 ヨード系染料を使用した偏光フィルムの特徴です。
ポリカーボネイトなどのように偏光フィルムとレンズ素材を熱溶着させる製法の偏光レンズ(熱に強い染料系偏光フィルムを使用)では、「赤ヌケ」が発生します。
一般的に、「赤ヌケ」の方が「青ヌケ」よりも、目の疲れを感じやすいと考えられています。

画像処理は、サイズの変更以外ほとんどしていません。

最後に・・・読まなくてもいい個人的な思い出話・・・

ずいぶん前の話です。 実は、この川の本流で巨大なイワナを釣り上げたのを目撃したのです。
軽く60cmをオーバーしたイワナは、魚というより巨大でグロテスクな物体にしか見えませんでした。
でも、うらやましい!
いつかは、僕も・・・
そう、思って長い年月が過ぎ去ったことに気づいてしまったのでした。
“はぁ~”
ため息が、またひとつ。