紺鼠とは……そもそも鼠色とは、現代でいう灰色のことです。火災なども多かった江戸時代、「灰」という言葉が不吉な連想をさせるため、「ねずみいろ」と表現されるようになりました。ちなみに江戸時代、鼠色は流行色となったことも。紺鼠の他にも、素鼠、藍鼠、利休鼠など、数多くの鼠色が存在します。明暗しか存在しない鼠色に、紺色で彩りを加えた紺鼠。ただの鼠色とは違う奥行きのある色は、どこか、情緒の豊かさを感じさせます。※ブラウザ等の環境によって、色の見え方が異なります。