今日は、ちょっとしたおよばれの席や、立食パーティに着ていきたいコーディネートにしてみました。
ただ、主賓で出席するような結婚式なら紋付きの無地の着物など、「格」を意識して選びます。
そういう時は、私がどういう風に見られるかが、そのまま招待して頂いた方の評判に繋がってしまいますから。
普段はあまりルールを設けることなく着物を楽しんでいるんですが、時によっては「着物の格」をとても気にしますね。
そして今日のバッグは、冠婚葬祭、どちらでも持てるので重宝しています。
この小さめなサイズが、着物と合わせるととてもバランスが良いんですよ。
容量もちょうどよくて、「微妙に入らない」ということもありません。
ティッシュに、大判のハンカチに、それを留めるクリップ、鏡と口紅に、少しのお金に、スマートフォン。きちんと入ります。
それと、冬場に欠かせないコートやショールなんかをまとめられるサブバッグがついてるのも良いですね。
いくらクロークに預けてしまうとはいえ、ショップバッグじゃなんだか格好悪いですから。
このきめ細かいサポートが、使うたび嬉しいんです。
今着ているものは叔母から、帯は祖母から譲り受けました。
それと、この深海サンゴの帯留めは、父が母に買ったものです。
自分では気軽に買えるものではないですから、こうして受け継いでいけるものは、大切に長く使っていけたらと思います。他にも、曾祖母の帯なんかもあるんですよ。
もう、私で4代目ですか。なんだかその時の流れを思うと、ハッとします。
でもこういう感覚って、この鞄にも通じるところがありますよね。
オーソドックスなデザインと品のある存在感は、着物にも洋服にもしっくり似合いますし、きっといつ持っても色あせないと思います。だんだんと味わいを深めていって、世代を超えて使っていけるんではないでしょうか。まあ、まずは私が楽しんでからですけどね。
黒のバッグから着物の組み合わせを考えるのも、とても面白いんですよ。職業柄からか、なにか制約を設けたほうが燃えるんですよね。TPOに合わせて、持っているものでなんとかするのが楽しいというか。
この鞄も、そんな私の楽しみのひとつとして、長く活躍させていきたいですね。