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虎竹の山出し
虎竹は、晩秋から1月下旬までが伐採のシーズンなんです。
竹は品質維持のため旬の良い時にしか伐採しないので、
なんと、この時期に1年分の材料が山から運び出されるのです。
竹の伐り出し作業を「山出し」といいます。
熟練の山の職人さんが、ほそく険しい山道をのぼり
足場のよくない竹林で一本、一本伐りだす虎竹。
今回は他では見ることのできない
虎竹の里の山出し作業の様子をご紹介します。
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舗装もしていない焼坂の山道を登ります。
道の両脇では虎竹がお出迎え。
こんな道ですがシーズンには、
2トントラックが行きかう竹の道でもあるんです。
四国は八十八箇所のお遍路さんでも有名です。
山出し作業をしているとお遍路さんに出会うことも…。
そうなんです、安和の山裾から頂上までは虎竹があるのですが
峠を越えると嘘のように竹がなくなる不思議な山です。
焼坂への道の詳細はこちらから クリック>>>
竹を伐るシーズンは、
冬の寒さの厳しい11月〜1月の間。
虎竹の里の山道を歩くと
あっちでコンコン、こっちでカンカン・・・
竹をナタで伐り倒す音が響きます。
良質な親竹を残し、
間引きもしながら1本1本目で確認して
色づきのよい虎竹を伐りだす山の仕事は、
ずっと受け継がれてきた虎竹の里の伝統の技。
こう見えて、
虎竹の里では山の職人としてはバリバリの若手なんです。
いわば、竹林のホープ。
枝打ちされた小枝は、後で集められ
竹虎の工場で袖垣の材料等に使われます。
竹皮から小枝まで
捨てる所のない有効利用されている竹
成長が早く
てっぺんから根元まで
ぜんぶ加工できるのがエライところ。
やっぱり竹はエコ素材。
細い山道を歩いてあがること1時間
そんな遠くの竹林から竹を出すのに威力を発揮するのが
昔は「キンマ」と呼ばれる木製のソリで竹を運んでいたのです。
ボクの小さい頃は
この「キンマ」を作る職人さんも近くにいましたが
今では重たいソリは使わず、改良に改良を重ねて今の形になった運搬機。
細く険しい山道を分け入り、重い竹を担いで運ぶ。
ずいぶんと軽減されたとはいえ
山の職人さんの仕事は大変なのです。
(本当に楽ではない)
ここまで竹を出してきたら
やれやれぜよ。
ここへ束にして積み上げちょったら
トラックで下の選別場まで運んでくれるきにゃ
山の職人さんは、腰をおろして美味しそうに煙草を一服。
若い学生さんが3人がかりでも持てなかった竹の束
足場のよくない竹林の斜面をゆうゆうと肩に担ぐ職人さんは、さすがです。
山の職人さんは、本当に元気。
細い山道をスタスタっと歩いていきます、ついていくのが精一杯。
竹林のナイスカップル
ご夫婦で仲良く働くかたも多いのです。
枝打ちされた竹は、山の斜面に沿って下の道路まで滑り落とされます。
竹の伐採シーズン中、虎竹の里ではこんな大迫力の光景が毎日見られます。
竹は冬の寒い時期にしか伐採せず山だし作業は冬場に集中します。
最後はTシャツ一枚になるくらいの汗だくになっての重労働です。
竹を積み込んでロープでしっかり固定するのにもコツがあります。片方のロープは通称「えらいて」という滑車の原理を利用した縛り方をして、一方をターンバックという専用の機械で締め付けていきます。
※えらいて=偉い人、有力者という意味の土佐弁
虎竹は表面の模様の付具合によって大きく価値が違います。山から出された虎竹は、太さ別、品質別、用途別に1本づつ選別されます。結わえなおされて、それぞれの保管場所に運ばれます。
選別の済んだ虎竹は、結わえなおされ土場に山のように積みこまれます。
竹は品質維持の為、旬の良い時にしか伐採しないのでこの時期に1年分の材料が山から
運び出されるのです。
土場に小山のように積まれた虎竹は、必要なときに必要な分だけトラックで運ばれて
工場で加工され様々な竹製品となりお客様のお手元へと届けられるのです。
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