粋なお祭り男の「鳥居さん」による 粋にお祭り衣装を着こなすためのテクニックのご紹介です!! 動画で鳥居さんが小粋なお祭り衣装の着こなし方や 祭り小物の使い方を紹介してくれていますので、 まずはご覧ください。 まずは法被(半纏)着ている状態の解説です。 ちなみに、鳥居さんの着こなしはこんな感じ!! (前から) (後ろから) それでは、1アイテムずつ解説していきますね。
腹掛と股引を粋に着こなすポイントは、 【正しいサイズ】を選ぶことです!! サイズが合っていないと、かなりダサいです。 全てが台無しになるので、身体に合ったサイズを選びましょう。 腹掛は、首がしっかり詰まっているサイズを選びましょう。 首元がダラダラあいていると、 本当にダサいので気をつけてください。 首がちょっと絞まるくらいのサイズがちょうどいいです。 >>> 腹掛けの着方はこちら 股引のサイズ選びのポイントは、 【ピチピチ】&【裾(すそ)の長さはくるぶしより上】です!! 太ももとふくらはぎ部分は、 脱ぐのが大変なくらいピチピチなのが粋です。 裾(すそ)の長さは、ちょっと短いかなぁっていうくらいがちょうどいいです。 くるぶしが見えるくらいの長さを選びましょう。 洋服のズボンよりも短いので、心配になる人も多いのですが、 短いほうが粋でかっこいいです。 >>> 股引きのはき方はこちら
粋は足元から!! 鳥居さんは「坪下がり雪駄」を愛用しています。 坪下がり雪駄は、鼻緒の付け根が普通の雪駄よりも かかと寄りにある雪駄です。 >>> 坪下がり雪駄の購入はこちら 坪下がり雪駄は、足の指を奥まで入れるのではなく、 鼻緒にちょっと引っ掛けるくらいで履くのが粋です。 すぐ脱げる状態になっているのが粋で格好いいです。 坪下がり雪駄を履いていると、 かかと部分が通常よりも多く出てしまいます。 なので、普通の雪駄用の岡足袋だと、 かかとにすぐ穴が開いてしまいます・・・(汗 そこで、鳥居さんは、 あえてワラジ用の足袋(草鞋掛け足袋)を履いています。 草鞋掛け足袋はかかと部分が補強されているので、 坪下がり雪駄にぴったりの足袋です。 >>> 草鞋掛け足袋の購入はこちら
身の回りのモノはポーチに入れましょう。 鳥居さんは、既製品のヒモをチェーンに交換しています。 既製品をそのまま使うのではなく、 ヒモを付け替えて、他人と差をつけるのが粋を演出するポイントです。 携帯電話やスマホもポーチに入れておくと、 すぐに取り出せて便利です。 よく腹掛のポケットの中に入れてしまう人もいますが、 帯を締めたときに、取り出しにくくなってしまいます。 >>> お祭りポーチの使い方はこちら いかがでしたでしょうか??? 粋にお祭り衣装を着こなすポイントが分かりましたでしょうか。 お祭り衣装は、江戸時代の「火消し」の人たちが着ていた服がルーツです。 火事と喧嘩は江戸の花 という言葉があるように、 江戸時代の火消しの衆は、 火事が起こるとサッと仕事着を脱ぎ捨て、 火消し半纏に着替えました。 また喧嘩が起これば、さっと着ているものを脱ぎ捨て、 相手につっかかっていきました。 すぐに火事場に行ける!すぐに喧嘩ができる! 江戸時代の人達がどんなことを考えていたのかを想像して お祭り衣装を着ると、粋な着こなしができるのではないでしょうか。 ぜひ鳥居さんの着こなし術をご参考にしてみてくださいね。