できたばかりの藍染法被(袢纏)はまだ藍の染料が生地に定着していないので、ちょっと濡れただけでも変色してしまいます。
藍染の法被(袢纏)は購入後2年間は絶対に洗濯しないでください!!
粋な人の中には藍染法被(袢纏)は購入後2年間は着ないという方もいらっしゃるくらいです。
特に水を浴びるお祭りやお酒のかかるお祭り(一気飲みが多いなど)は2年間は着用しないことをおすすめします。
汚れが付いた場合は、かたく絞った布巾等で軽く拭く程度にとどめてください。
お祭り終了後は汚れを軽く拭き、ハンガーにかけて日の当らない場所につるしておいてください。
>>>法被専用ハンガーはこちらで購入できます
2年たって洗う時は、洗濯機の使用やクリーニングに出すことは避け、真水(お湯・洗剤は厳禁)で押し洗いしてください。クリーニングにもし出される時は、藍染製品に詳しい専門店に出すことをおすすめします。
クリーニングチェーン店に出したところ、ドライクリーニングされてしまい、藍染法被(袢纏)がボロボロになったという話も聞きます。
かならず藍染法被(袢纏)の洗濯経験があるクリーニング店に出して下さい。
ご自宅で洗濯される時は、「洗剤」のご利用を絶対にしないようにしてください。
洗剤を利用してしまうと、藍と化学変化を起こし、生地がボロボロになってしまいます。
※洗剤を入れて洗濯してしまったため生地がボロボロになった例
洗剤を入れて洗濯してしまったがために、藍に染まっている部分と染まっていない部分の境目に沿って破れてしまう事例が数多く見受けられます。ご注意ください。
せっかく購入したのに2年間も洗濯できないの~と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、日本の伝統文化をよくご理解の上ご利用いただければ幸いです。
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