食べ頃出荷

需要と供給のバランス次第で取引価格は変動しますが、そんな価格を見ながらの出荷では、まだ食べ頃でないミカンまで出荷してしまうことも一般的にはあるようです。

短期的には収益はよいかもしれませんが、長期的には信用をなくし、生産者と消費者の互いが不幸になる行為のように思えます。信頼関係を築くのは長く時間のかかることでしょうが、食べ頃になったミカンだけを出荷するよう努めています。

食べ頃を見極めるために、定期的にサンプル検査を行っています。 畑全体の仕上がり具合を調べるための検査ですが、無作為にもぎ取ったミカンの糖度と酸度の分布を調査します。その分布の変化をみることで、収穫を始める時期を客観的に判断できるわけです。

ミカンの糖度は初め右肩上がりに上昇しますが、果皮が着色する頃には緩やかな上昇となります。反対に酸度は初め高く、緩やかに下降していきます。十分な糖度に達し、バランスの取れた酸度まで減酸が進めば、それは食べ頃のミカンです。