加熱処理を行わない、「生」のせっけん

カンフリエの生せっけんは、加熱処理を行わないコールドプロセス(非加熱)製法とよばれる熟成方法を用いて、最低700時間の熟成期間を経てひとつひとつ手作りで生産を行っています。

そのため、市販で多く見受けられるホットプロセス(加熱)製法でつくられたせっけんと比べ、いくつかの違いがあります。

泡立ちについて

カンフリエの生せっけんは、市販の美容せっけんと比較して泡立ちがそれほどよくありません。それにはきちんとした、理由とこだわりがあります。

市販の石けんでは泡立ちをよくするために、よくラウリル硫酸ナトリウムなどの合成界面活性剤を使用することがありますが、当せっけんにはその発泡剤の役割を担う合成洗浄成分を全く使用しておりません。

合成界面活性剤は、肌のバリア機能を弱め、たんぱく質を変質させたりする危険性があると言われています。

私たちは、たとえ泡立ちを犠牲にしたとしても、安全性を大事にしたいと考えています。

香りについて

生せっけんはすべて100%ピュアエッセンシャルオイルを使用しています。
多くの美容石鹸に使用されているフレグランスオイル等の合成香料は一切使用していません

それは本来素材が持っている「天然の香り」を大切にしたいからです。
もちろん、フレグランスオイルを使用すれば、
ピュアエッセンシャルオイルでは再現できない
ような強い香りや、バニラやチョコレートなどの変わった香りを出すことも可能です。

強い香料に慣れている方には、少し物足りなさを感じるかもしれませんが、それこそが私たちのせっけんの香りへのこだわりです。

保管方法について

カンフリエの生せっけんは、その製法の特性から保湿成分である
グリセリンを多く含んでいます。その保湿力の高さから、湿度の高い場所に保管していると、空気中の水分を吸収して、自ら溶け出してしまいます。

生せっけんを最高の状態でお楽しみいただきたいという思いから、包装にガスバリアフィルムを採用し、脱酸素剤を同梱しております。お手元に届いてからご使用までの間は包装を開封せずに保管してください。

せっけんを使用した後は、水気を拭き取り、風通しのよい湿度の低い場所に保管いただけましたら、より長く生せっけんをご使用いただけます。

少しばかり手間ひまをお掛けいたしますが、ぜひ保管方法にはお気をつけて、カンフリエの生せっけんをお楽しみください。