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琺瑯(ホーロー)とは、鉄、アルミニウムなどの金属の表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの。強度はあるものの錆びやすい鉄にきれいで美しいけど、もろく壊れやすいガラスを結合させた琺瑯は化学的耐久性に優れ、食器、調理器具、浴槽などの家庭用品から屋外広告看板、標識、鉄道設備用品、ホワイトボード、化学反応容器などに多く用いられています。
野田琺瑯は1934年(昭和9年)の創業以来、琺瑯の製造一筋70年の日本老舗の琺瑯メーカー。琺瑯が出来上がるまでには多くの工程が必要になりますが、野田琺瑯は型作りから全ての工程を一貫して手作業で行い、最高品質の琺瑯製品を作り続ける、日本でも唯一のメーカーです。
まず、鋼板を切断することからはじまる琺瑯の生地作り。丸抜きや絞り、縁切り、縁曲げ、熔接…。この一番初めの鉄板を加工する成型だけでもポットやケトルなどの複雑な製品においては40近くにもなるそうです。 一つの工程でも、すべてを修得しようと思えば、5〜10年はかかるという繊細な琺瑯の製作は、いまだに機械化が難しく、職人さんの長年の経験と技術は欠かすことができません。この道40年のベテランの職人さんたちが1日がかりでひとつひとつ丁寧に作り上げる野田琺瑯の製品は、多くの料理研究家などに認められ、「日本の琺瑯といえば野田琺瑯」という信用を確立し、現在に至ります。 |
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| 琺瑯技術の発祥の地は定かではありませんが、紀元前1300年頃に制作された、古代エジプト・ツタンカーメン王の黄金マスクが琺瑯最初期のものといわれています。とはいえ、当時の琺瑯は今の鉄琺瑯とは違い、金や銀に加工した七宝でした。その後エジプトから、東ローマ、それからシルクロードを旅して中国へ渡り日本へ上陸する事となります。
日本で琺瑯が姿を表したのは聖徳大使の飛鳥時代のこと。正倉院の「十二陵鏡」をはじめ、桂離宮のふすまの引手や釘隠しなど、装飾の技術として定着していった琺瑯が現代のように実用品として使用され始めたのは明治時代以降といわれています。 |
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| 特に料理に使用する場合においては、表面がガラス質のため、さまざまな利点があります。まず、殺菌が繁殖しづらいこと、臭いが移りづらいこと、また食品が金属による化学変化を起こさず、酸や塩分にも強いことから、食材の味や風味を変化させることがなく、漬物や梅干し、ジャムなどの長期保存に適しています。
中が鉄でできた琺瑯の調理器具は熱伝導率が良く、保温性、冷却性にも優れ、暖まりやすく冷めにくいため、お料理にも最適。また琺瑯は熱に強いため、直火やオーブンで使用することが可能です。(※電子レンジではご利用いただけません)
ツタンカーメンの黄金のマスクの表面に琺瑯が施されていたことは有名ですが、大変耐久性に優れた鉄とガラスの琺瑯素材は環境ホルモンを出すこともないので、人と環境に優しく、安心して末永く愛用できる一生ものの素材です。 |
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| ■ 焦がしてしまったら |
1.焦がした鍋にぬるま湯を入れます。
2.大さじ1の重曹を入れ、かき混ぜます。
3.食用油を少量(1・2滴)加え、2時間程おきます。
4.鍋を火にかけて煮ます。(この時、重曹+サラダオイルが石鹸の役割をし、ブクブクと泡立ちます。)
5.冷めたら中のものを捨て、台所用洗剤を付けスポンジで洗います。 |
| ■ サビについて |
琺瑯には製造上、ガラス質の釉薬がのりにくい端部(鉄の切り口)や、焼成の際に針に吊るす箇所(針跡)等、釉薬が薄くなっている箇所があります。又、衝撃などで表面のガラス質が欠けた場合は下地の釉薬(黒)が見え、ひどく欠けた時には鉄地が出ることもあります。
この部分は、水分や酸、塩分が付着したままの状態にすると、サビが生じます。
鉄分ですので、ご安心いただけますが、防止するためには、ご使用後は水分を拭き、乾かして保管してください。毎日お使いいただくことも、サビを防ぐ有効な方法です。 |
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