福島県の焼き物の歴史は古く、縄文時代からすでに存在していました。しかし会津本郷焼の始まりは、会津藩主蒲生氏郷(がもううじさと)が黒川城改め若松城(鶴ヶ城)と城下町を整備、その若松城の屋根瓦に使用されたのが始まりだと言われています。陶器の器においては1645年、瀬戸の陶工が会津を来遊したのをきっかけに製作が始まります。17世紀に有田で磁器の生産が始まると陶器は廃れ、会津藩も1800年から磁器を焼成し始めます。しかし安価な焼き物の流入や幕末の戊辰戦争、大正時代の大火事等の打撃
によって再度停滞。昭和になり、柳宗悦や濱田庄司らの民芸運動により日用品としての価値が認められ再度復興、平成5年に福島県の伝統的工芸品産地と指定され、活気を取り戻しつつあります。soup by suppeでは、江戸より続く伝統の技法を受け継ぐ18件の窯元の中から、モダンでシンプルな本郷焼の製作に取り組み、次代に受け継いで行こうとする窯元さんの器をご紹介いたします。