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当店で扱っている自然応用科学の培養土には専用工場で作られる良質の「バーク堆肥」がたっぷり含まれているとのこと。
国内原料のみで作られているバーク堆肥は珍しいということで、実際にどうやって作られているのかをソラニワスタッフが、実際に見学に行ってきましたのでその様子をレポートします! (2010年2月20日土曜日にて)
まずは公園の街路樹や森林を伐採したときに出る枝や葉を集めてきて、
専用機械で粉砕
します。
枝や葉は全て日本国内から出たもので、伐採したままのかなり太い枝もそのまま入っています。
伐採した枝などをバーク堆肥に活用することで環境循環型「緑のリサイクル」を行い、「リサイクル功労賞」を受賞しています!
粉砕物を積み上げて
最初の醗酵
をさせます。
このまま積み上げておくと自然に発熱して醗酵が始まります。
いくつもの山に大きく積み上げて、ここで
7~8ヵ月は寝かせる
とのこと!たっぷり時間をかけて最初の醗酵を行っています。
山を掘って手で触ってみると、ほんのりと温かく、しっとりとしていました。
初期醗酵が終わったら、今度は
バーク堆肥製造工場へ運びます。
ショベルカーで運んでいるバークからは湯気が出ていて、木の香りも強くただよっていました。
最初の醗酵が終わった段階で少し色が黒くなっています。バークの色の変化は熟成の度合いのようです。
先程は準備醗酵といえる段階。ここからは私たちも工場内へ入って、さらなる製造工程をしっかり勉強します。
工場内は醗酵途中のバークや杉皮などがあり、靴をはき替えておかないと自分の靴にもその工場の臭いが残ってしまうということで、さっそくスタッフも長靴に履き替えました。
ここからはいよいよ工場内での工程を見学です!
先程の
初期熟成が終わった原料に杉皮を混ぜて、水分量を調整。
強烈なの杉の香りが鼻をつきます。
混合物を積み上げた山からも温度が上がって醗酵しているしるし、「湯気」がどんどんと出ています。
次は「ふるいライン」と呼ばれるゾーンへ。
ここでは機械の数か所にに磁気をつけて、
バークから金属物を取り除いて、メッシュを通すことでさらにゴミなどを取り除き、原料をきれいにします。
機械をまじかで見ながら説明を受けます。
つづいてはいよいよ
本醗酵
に入ります。
「ピット」と呼ばれる区切りのある建物に原料を積み上げて、
日付ごとに醗酵温度を管理しながらさらにここから3カ月(!)寝かせる
そうです。
原料の温度は上下を繰り返しながら、最高80度程まで上がるとのこと。高温でしっかりと熟成させます。
3ヵ月程経ち、温度が安定したところで「バーク堆肥」として商品となったり、培養土の原料として使われるため、違う場所へ移します。
担当者の方にお話を伺いながら、スタッフ皆で分担して写真を撮りました。
醗酵中のバーク堆肥を触ってみるとすでにしっとり!
発熱しているのでほかほかしていました。
熟成が終わって商品になるものは強い香りもなくなってほぼ無臭。炭のように黒く、良質な繊維質がたっぷりで、ふかふかな状態です。
こちらは工場内の
測定・研究
を行う場所です。
室内では製造した日付ごとに分けて商品(バーク堆肥)を測定しています。
PH(ペーハー)や水分量、チッソ・炭素量の測定で熟成度を測り、品質に問題がないかどうかなどを研究
しているそうです。
ここはビーカーや顕微鏡などたくさんの器具が置いてあり、小学校の理科実験室を思い出しました。
研究室で検査をし、温度を測って問題がなければ、
培養土の原料になるものは、他の原料と混ぜ合わせて、
計量・袋詰め
と進みます。
農業用と一般家庭用はラインが別
です。農業用は内容物や量が厳密に決められているので、ラインを別にしているそうです。
←こちらは
古い土のリサイクル材「甦るシリーズ」用の工程
へ進んだ「バーク堆肥」。
さらに
微生物を付着させ、機械で均等に混ぜ合わせます。
しっかりと定着したら、商品化ラインへ移動し、計量と袋詰めを行います。
この後いよいよ出荷される商品は、きれいに袋詰めされて積み上がっています。
トラックでの移動で崩れたり、商品が破れたりしないように商品は積み上げられた状態で大きなラップでぐるぐる巻かれ、固定されます。
←こちらは
都市緑化などの「公共事業用バーク堆肥」
です。
街中にある街路樹や中央分離帯にある植え込みなど、たくさんの公共事業に利用されます。
工場の脇にある温室内では
実際の商品を使った発芽実験や生育状況実験
が行われていて、いつの商品がどれくらい植物に効果があるか、また他社の商品と比べて生長具合がどう違うかなどを調べていました。
さすがに温室は湿度が高くてカメラのレンズが曇ってしまいました…
「バーク堆肥」には腐葉土や牛ふんなど他の堆肥と比べて抜群の繊維量があり、土中の45%が繊維質。繊維が多いことで土の保肥力を高めるので、土全体の力もアップして、育てる植物を力強く成長させていくのだと説明していただきました。
こちらの工場内には動物性の畜ふんなどを一切置いておらずバーク堆肥ひとすじ。有効菌が工場内に住み着いているそうで、ここで作られるバークはこの有効菌の効果でさらに植物を元気にするんですね。
今回、自然応用科学のバーク堆肥製造工場を実際に見学して、これだけの手間と時間がかけられて商品が作られていることがよくわかりました。
他にはなかなかない、良質のバーク堆肥。ソラニワスタッフ全員、自信を持ってのおすすめです。
すべての商品がこの工場で作られた「バーク堆肥」を主原料として、たっぷり使用しています!
★国内工場で徹底管理★
バーク堆肥/5リットル
★グルコサミン入り★
ぼかし堆肥/5リットル
★土作りにはこれ★
バーク堆肥/20L×3袋
★元肥効果もある堆肥★
ぼかし堆肥/20L×3袋
★バラにも使える★
果樹庭木の堆肥/20L×3袋
★土のリサイクル材★
(内量:14リットル)
★連作障害防止堆肥★
(容量:14リットル)
★果樹庭木の土壌改良★
(内量:14リットル)
★薔薇専用の堆肥★
(容量:14リットル)
★薔薇のマルチング★
(容量:14リットル)
★芝生の土壌改良材★
(容量:14リットル)
★観葉植物の土壌改良材★
(容量:5リットル)
岐阜県にある自然応用科学のバーク堆肥工場の近くには絶滅危惧類として指定されている川魚「ハリオ(ハリヨ)」が放流されている池があり、帰りにその貴重な魚も見学しました!
全長が5センチ程と小さく、ウロコのない銀色トラ柄のかわいい魚。滋賀県やこの岐阜県など一部しか生息していないそうです。
工場ではこういった貴重な自然に影響を与えないように厳重に管理されている、とのお話でした。
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