セカンドフラッシュとは:
紅茶のシャンパンと称されるダージリン・ティー。香り高く、透明感ある味わいは他に類をみず、
希少性・群をぬく高価な取引価格は、紅茶の王様と呼ぶにふさわしい。
ヒマラヤ山麓で、150年以上も前にイギリス人開拓者たちによって開かれた産地ダージリンは、
春・夏・秋年3回の旬を迎え、毎期、華やかに紅茶市場を賑わせます。
5月下旬-6月ごろに摘まれる夏摘み紅茶、それがセカンドフラッシュ。
華やかさを極める香りは、ダージリン・ファンの心を捉えて放しません。 |
毎年外せない至高の夏摘み。
キャッスルトン茶園
ご紹介するDJ142は恐らく、 キャッスルトン茶園の今年の最高峰の一つ、 昨年の夏摘みが 王者のような威厳のある雰囲気だったのに対し、 今年はどこか優しい表情で、 女性的とも言える繊細な透明感と優雅さ。
やや緑がかったウッディさがパッと広がり、 ふわり、ハニーのように甘い香りが浮き上がり
ふわふわと広がる間に
芳醇なフルーティーさがきらり!
▼じっくり堪能!50gパック
▼気軽に♪20gパック |
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甘さでは一番!?
サーボ茶園Clonalの魅力に夢心地。
「この茶園らしさ」という意味では
キャッスルトンを超える出来と評したいのが
サーボ茶園。
いきいきとした花や青いフルーツ系のフレッシュな香り広がり太陽の光や、
炎の熱さを感じさせる煌きがはじける! 今年はトロリと舌の上を転がる
甘みが際立ち、なんと言うか、
とっても「美人」な紅茶♪
▼じっくり堪能!50gパック
▼気軽に♪20gパック |
ダージリンの新たな可能性を示唆する。
サングマ茶園の「Wonder(奇跡)」
今まで夏に重点的にご紹介してきた 「マスカテール」「クローナル」いずれとも違う
新たな芳しさ。
伝統的な中国種茶樹の老齢化→マスカテール系のクラシカルな美味しさ存亡の危機!?その解決のヒントになるかもしれない(と勝手に期待しています♪)
ぶどうの皮と果肉の間の部分を思わせる
フルーティーな香りが凝縮されたような、 あるいは百の花びらで作るポプリのような…
強いて言うなら、クラシカルなマスカテールに 瑞々しい華やかさをプラスしたかのような
新しいクローナル。 飲むものの時間を一瞬とめる香りの魔法です。
▼しっかりと堪能!50gパック
▼気軽に♪20gパック |
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■未来を見据えて:小さくて大きな「実験場」 |
伝統的な中国種からつくる紅茶で名を馳せるキャッスルトン茶園ですが、
茶樹の老齢化が課題の一つ。
2003年頃訪れた際は根っこの部分にたまったコブを除去して
栄養のめぐりをよくする実験をしておりましたが、どうやら芳しい成果は挙げられなかった由。
今回訪れた時は実生によってお茶の樹を増やす実験をしていました。
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現在のダージリンでは
一定の品種を挿し木で増やすのが主流ですし
こちらのほうが経済的なのですが
それでは、なかなか今までのような
紅茶は作れないマイナスも。
そこで、あえて伝統的な栽培方法に戻り、
なんとかクラシカルな味わいを
維持できないか、方法を模索中。
茶畑の一角に植えられた
小さな木々は
実生から育てられた茶樹たち。
新しく始まった実験の第一陣です。
まだまだ小さな樹、
小さな実験ですが、
みんなの大きな期待を負う
大いなる試みなのです☆ |
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