破魔弓の由来

破魔弓の由来

元は魔や厄災を払い除くと言う神事用の弓となります。
弓矢は元々武器の一つでしたが、その威力からか邪気をはらい悪魔を恐れさせると言う特別な力が備わっていると考えられていました。
その為、公式な神事や棟上の式等のお払いの行事にも使われていました。
弓矢自体に目には見えない精霊を退散させる力が有るものと言う意味と、人間には知る事の出来ない方向と距離を判定する占いの用具としての意味も有ります。
したがって、神社等では平安の頃から、魔除けの意味での破魔弓神事や、年占い神事が行われていました。
「はま」は弓矢で射る的、もしくは的射の競技を意味する語で、後に『破魔』の字を当てて、魔を射る矢と解されるようになりました。

これらの神事が一般に広まり、現在の形になってきたのは鎌倉時代以降と言われています。
各地の城下町を中心に武家や豪商の間で、破魔弓を飾って悪魔を追い払い、家内安全を祈るようになりました。
初正月に男の子をお祝いする風習は各地に元々あり、男児の玩具弓矢と結びつき、男の子の健やかな成長を祈る飾りになっていったようです。
今日でも、文字通り魔除けと厄払いのお守りとして、お子様の身を護るための防具として贈りあう習慣が残っているのです。

破魔弓の羽根の種類

ハチクマ

ワシタカ目ワシタカ科に属する。翼長30〜35cmに達する。体色は雌雄同色で背面は暗い灰色、下面は白く暗色の細い横帯がある。ヨーロッパ、アジア、北アメリカに広く分布し、日本では全土の山林にみられるが少ない。古くから鷹狩に用いられ雌はタカ類第1位とされている。

白鷹

タカ目の鳥のうちの小・中型の一群の総称。色彩は主に暗褐色を呈する。くちばしは鋭く、姿には威厳があって逞しさを感じる。古来より珍重されていて、鷹狩などにも使われた。種類や体の部位によって色合いが異なるが、主に使われるのは羽根の白い部分である。

金鶏

キジ科の中でも特にきらびやかな種類で、雄は雌よりも殊に美しく、飼い鳥として愛好者も多い。頭頂には金色の羽冠があり、えりには橙地に青黒い横縞がある飾羽をもち、雄の尾羽は70cm位になる。原産は中国の中部、高地に棲息する。

尾長鶏

キジ科に属する愛がん用鶏としてよく知られている。高知県が原産で江戸時代から愛がん用として品種改良が加えられ、現在のような長い尾羽をもつようになった。毎年70cmから90cmも伸び、抜け換わらないので、長いものは8mを越すものもある。

銀鶏

キジ科に属し、金鶏に似ている。えりの飾羽は白地に藍色の柄があり腹は白く、冠羽は紅色。やはり愛がん用として広く飼われている。原産は中国の西部から南部にかけての地域で高地に棲息する。

キジホロ

雉の手羽。日本特有の鳥で、雌雄で大きさ、羽色を著しく異にする。平地から低山にかけての草原、疎林に住み、一雄多雌性である。日本固有のうえ、昔から多くの人に親しまれてきた種なので、1947年日本学会で国鳥に指定し、現在に至っている。

雉(きじ)

日本特有の鳥で、雌雄で大きさ、羽色を著しく異にする。平地から低山にかけての草原、疎林に住み、一雄多雌性である。日本固有のうえ、昔から多くの人に親しまれてきた種なので、1947年日本学会で国鳥に指定し、現在に至っている。

七面鳥

北アメリカが原産地で、肉用の鶏としてよく知られている。頭部からくびにかけての肉が赤から白までいろいろに変化するので日本では七面鳥と云っている。羽は品種によって青色から赤味のものまである。翼は大きく強い。

金箔押し

丁寧に、細心の注意を払いながら、金箔をのせ、さらに磨きをかける「金箔押し」
デリケートな金箔の美しさは、竹のピンセットの微妙な動きで決まります。

藤巻

一巻き一巻きに力を込めて心を込めて、藤を巻きつける。
その度に弓の持つ曲線の美しさ・力強さが出てきます。

羽根焼き

美しい矢を作るため、羽根の芯を焼きます。
そして均整のとれた美しい矢が出来上がります。

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この他にもたくさんの種類があります。
秀光人形工房では人工羽根を一切使用しておりません。
天然羽根ならではの様式美をご堪能下さい。

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