−−−candy color ticket 「ドロップモールド」につきましては、シュゲールにて販売開始後、ものすごい反響で、正直驚きました！ファンの方々が、発売をいかに待っていらっしゃったか、伺い知ることができました。この、ドロップモールドのおすすめの点やこだわった点、向き不向きなど、教えていただけますか？
おすすめの点は「鏡面仕上げ」です。レジンを注入して、型から取り出した時点でつやプルなドロップが出来上がるので、コーティングにニスなどを塗らなくても奇麗です。ニスを塗らなくてもいいので、キーホルダー等にした場合、擦れてコーティング剤が剥げる事も無いし、もしボタンとして使った場合は、そのままお洗濯も出来るので、布小物を作られる方にもおすすめです。そして今回、失敗の少ない片面ドロップにしましたので、初心者の方でも作りやすいと思います。あと、このモールドはシリコン製で耐熱が250℃までなので、キャンドルや石鹸なども作れます。不向きな点は…粘土にはあまり向いていません。モールドの面がとてもつるつるなので、粘土自体が吸い付いて取り出しにくいからです。
−−−カンカラさん（と呼ばせていただきます）の作品は、とってもカラフルな色使い。ポップなカラーは、人々を元気にしてくれますね。ドロップモールドのタグデザインも、目を引いて、とってもかわいい♪こういったアイデアや発想は、どんなときに浮かびますか？また、浮かんだ発想をどのようにして、形にされるのですか？
本当に物作りが好きで、常に何か次に作る物を考えています。あと、自分の好みや欲しい物やがはっきりしているので、それが世の中に無い時や作れそうな時はどうにか自分で作ります。今まで物作りの仕事ばかりして来たので、作り方を知っているというのもあると思います。
−−−小さい頃から物づくりが好きで、作ることに携われてこられたカンカラさん。レジンや、樹脂粘土を使いはじめた、きっかけは？また、その魅力とは？
樹脂粘土やレジンを使ったのは、学生の時の卒業製作で、立体アニメーションを作った時が初めてだと思います。（立体アニメーション＝人形や粘土を一秒間に24コマ程動かして動いている様に見せる映像作品）樹脂粘土、レジン、ウッドフォルモや、石粉粘土も使った覚えがあります。卒業後も、縮尺模型作りの仕事や、映画美術、造形工房で働いていた時にもいろいろな樹脂を使っていましたが、今が一番頻繁に使っていると思います。
−−−カンカラさんのブログでは、作品はもちろん、作り方やこつなども公開されており、いつも、楽しく拝見させていただいております。素敵な作品をつくるには、今回のドロップモールドなどの型もそうですが、完成度を高める道具も重要かと思います。カンカラさん、おすすめの道具類をご紹介いただけますか？
道具は…カッター、はさみ、目打ち、楊枝をよく使います。他では、パジコさんのミニのし棒とアートプレッサーはぼろぼろになる程使っています。あとは、ファイブ・シーさんのパテ状の型取りハンドミックスはよく使うので常備しています。樹脂粘土はパジコさんのモデナを使用しています。レジンはクリスタルレジンを使う事が多いです。
−−−粘土やレジン以外の手芸はされますか？作品など、見せていただけたらと思いますが…シュゲールでも、色々な分野の手芸材料を取り扱っておりますが、今後、手づくりで、やってみたいことなど、ありますか？
布小物作りも大好きです。一時期はバネポーチやグラニーバッグ作りに夢中になっていました。カラフルなアンティークの布やリボン、自作したくるみボタンを使ってグラニーバッグを作ったり、ぬいぐるみの様な毛足の長い布でアップリケした物などが大好きです。あと毛糸の機械編み好きで、セーターを編んだりします。あと、植木鉢にアクリル絵の具で絵を描くのに夢中になった事があります。これから手作りでやってみたいのは、コサージュ作りや、キャンドル作り、石鹸作りです。今回発売したドロップの型で、キャンドルと石鹸も作れるのでやってみたいです。
−−−最後に、ファンの方へ向けて、今後の予定や、メッセージなどありましたら、よろしくお願いいたします。
今回発売したドロップモールドで、初めてレジンをされた方が多く、とても楽しく上手く出来た、というお話を聞くと本当に嬉しいです。また、モールドの第二弾のお話もあるので、実現出来たら嬉しいです。どうもありがとうございました！
−−−カンカラさんは、本当に物作りが楽しくて、大好きなんだな〜としみじみ思いました。改めてお話を伺い、ファンの方が多いのも納得。見ているだけでもハッピーになる作品を、これからもたくさん作ってほしいです！本日は、ありがとうございました。
