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【枕を使う理由1】
Q1.なぜ枕が必要なの?
A.それは人間の骨格自体が元々S字に曲がっていて、
寝ている時にもそのS字を自然に保つ必要があるからです。
人類が直立歩行を始めるようになってから、
それに対応するように体の骨格が自然とS字になって進化をしてきました。
そして、直立した姿勢をそのまま横に倒してみると、
首の間に約1cm〜6cm程度の隙間ができます。
その隙間を埋めて適度に支える道具が枕なのです。
また、頭部の重さを支えている頸椎も安定させる必要があり、
よって枕は人間学的に必要なものなのです。
【枕を使う理由2】
Q2.枕が無いとどうなるの?
A.頸椎を支えないと肩こりの原因になります。
また高さの合わない枕や素材の合わない枕をしていることにより、
不眠の原因になることもあります。
すべて責任が枕にある訳でもありませんが、
これらの肩こりや不眠症の原因が枕の可能性もあります。
枕が原因で起こる一般的な障害は次のようなものがあります。
□肩こり □頭痛 □手足のしびれ □首痛
□寝違い □めまい □顔のむくみ □いびき
これらの症状がある場合、一度枕を見直してみることをおすすめします。
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【枕の選び方】
Q3.枕の選び方について教えて下さい。
A.一番重要なのは
「高さ」 「サイズ」 「素材」です。
枕が高すぎると、首が無理な形に曲がり、肩こりや首筋の痛みの原因になります。
また、寝起きの頭痛を引き起こすこともあり、女性には大敵の首のシワが増えます。
逆に枕が低すぎると、頭に血が上り、寝付きが悪くなったり、
さらには熟睡の妨げになることもあります。
まくらの高さは人それぞれ違うもの。
立っているときの姿勢を寝ている間もキープできる自然な高さのものを選びましょう。
アゴがあがってしまう高さも首すじ部の筋肉に余計な負担がかかってしまいます。
横向き寝のときは姿勢をまっすぐ支えるために、肩幅分の高さが必要です。
寝返りをうつ際に、枕の真ん中で自転する寝返りをしている方が
多くいらっしゃるのではないでしょうか。
でもこの寝返り方法だと、仰向けは良いものの、
仰向けの際の高さと横向き寝の際の高さは同じではないので、
横向き寝したときに高さが合っていないので首や肩に不快感を感じることがあります。
寝返りしても頭が落ちず、肩先までをしっかり支えるサイズは、
横幅60センチ以上、奥行き40センチ以上です。
まくらは端から端までゆったりと使いましょう。
仰向け寝は枕の真ん中で、横向き寝は左右の枕の端っこですると良いでしょう。
⇒なぜ、60×40cm以上なの?
正しい寝返りをするだけで、横向きでも仰向けでもいつでも
自分に合った高さで寝られ、より良い睡眠が得られます。
また、枕の当て方ひとつでも快眠のポイントとなっています。
⇒枕の当て方って?
素材はリラックスできるかどうかが大切なポイント。好みで選びましょう。
熱がこもらず、洗濯ができ汗を吸収・発散させる通気性の良い素材が最適です。
⇒主な素材って何があるの?
枕の高さを選ぶ基準と傾向 |
性別による
傾向 |
一般的に男性は高め、女性は低めを好む傾向があるようです。
男性の場合2〜5cm(使用時)、女性の場合1〜3cm(使用時)程度です。これは、女性の方が比較的首の深さが浅いためです。 |
体型による
傾向 |
がっちり体型の方は高め、細め体型の方は低めを好む傾向があるようです。また運動をする習慣がある方の場合は、背骨のS字カーブがしっかりしていることが多いため、高めの枕を好む傾向にあります。 |
今まで
使っていた
枕による
傾向 |
今までかため素材が入った枕を長年使用していた方の場合は高め、柔らかめ素材が入った枕を長年使用していた方は低めを好む傾向があります。 |
でも結局は
好みや感覚
が大事! |
同じ体型、同じ体重の方が仮にいたとしても、合う枕は異なります。枕の高さは好みにより、大きく左右します。人間工学や体型ではなく、あくまで自分の好みや感覚を信じることが大切です。 |
※枕の高さを選ぶ基準と傾向を表記させていただいてはおりますが、あくまで傾向です。 |
でも、傾向と言ってもやっぱり分からない・・・
そんな方には、「高さ調節機能付きまくら」をおすすめいたします。
枕の中身の出し入れにより、今使っている敷き布団の上でも
ご自分で簡単にお好みの高さに調整することが可能です。
調節ヵ所が多いほど、細かい高さ調節が出来るので、
横寝だって仰向け寝だっていつでも快適にお休みいただけます。
※3ヵ所以上調節出来れば十分です!
最近では、お店で枕を試せるところや、
コンサルティングを行ってくれるお店が増えています。
中には、
「お店で枕を合わせたから安心!」
と思っている方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
実は大間違いなんです。
実際に、お店の敷き布団やベッドに寝て試して
自分に合った枕があったとしても、
それが自分の寝慣れた敷き布団やベッドの上で
合うかどうかは一概に言えないからです。
敷き布団やベッドの硬さなどは、お店と違うはずです。
「あれ、お店で合わせたときは良かったのに・・・?」
そんなことがあった方もいらっしゃるのでは?
「お店で首を図ったら○○cmだったから、この枕っ!」ということにはなりません。
この数値は参考程度に思われた方がいいと思います。
もしお店で試す機会があれば、自宅の布団を考慮した上で検討しましょう。
※お店で使っている敷き寝具と同じものを使っているなら問題ありません。
きちんとあなたに合っているので安心してご使用下さい。
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【種類と特徴】
Q4.枕の中身にはどのような種類がありますか?
そしてその特徴を教えて下さい。
A......................................................................................................................................................................
種類と特徴 |
パイプ |
ストローを細かく切ったような形状の素材
大きさや硬さなどたくさんの種類があります。
通気性が抜群で、虫の心配もなく耐久性にも優れ、水洗いもできるため、いつでも衛生的で清潔です。
また、ヘタりづらい素材です。
▼洗濯&メンテナンス方法
水洗いが可能な素材なので、できるだけ頻繁に水洗いをしましょう。素材自体の耐久性も強いので安心です。
⇒パイプ枕一覧 |
低反発 |
まるでマシュマロのようなスポンジ状の素材
柔軟性に優れており、利用する方の体型や寝姿勢に合わせて形状を変えるので、フィット感があります。
また、体圧分散効果もあり、負担を軽減させます。
ですが、寒くなると硬くなる特性があります。逆に夏などは熱がこもりやすく、ムレやすいという難点があります。
▼洗濯&メンテナンス方法
水洗い不可。普段は風通しのよいところで陰干しをしてください。枕を利用することにより、空気の出し入れが行われ、清潔に保つことができます。また湿った状態の場合、強度が低下し、素材が破れやすくなりますので、濡れた髪のまま使うのはおすすめ出来ません。
⇒低反発枕一覧 |
羽毛(ダウン)
羽根(フェザー) |
水鳥の羽毛や羽根を採取して、洗浄・消臭を施した天然素材
独特のふんわり感、高級感があり、柔らかい寝心地です。
通気性も良く、吸湿・保温・発散性に優れているので、冬は温かく、夏は涼しいという天然素材ならではの良さがあります。
▼洗濯&メンテナンス方法
普段は風通しのよいところで陰干しをしてください。
干す際は、軽く枕を叩いてホコリを落とすか、または掃除機でホコリを吸い取ります。
⇒羽毛、羽根枕一覧 |
そばがら |
通気性や吸湿性に優れ、寝ている間の余分な熱を外に逃がし、汗などの余分な水分を吸収してくれます。
ですが、使用しているうちに、そばがらがつぶれて粉が出ることがあります。また天然のそばがら素材の場合は、夏場、天日干しをせずに湿気の高いところで長時間保管すると、虫がわくことがあります。アレルギー、ぜん息の方にはおすすめできません。
▼洗濯&メンテナンス方法
水洗い不可。水洗いができませんので、できるだけ毎日、天日干しをしましょう。ムシが付きやすい素材ですが、天日干しをすることにより撃退できます。
干す際は叩かないで下さい。叩くとそばがらが割れて粉が出てきてしまいます。
⇒そばがら枕一覧 |
ポリエステル
わた |
わたのような素材で、クッション性があり、ふんわりとした感覚で、柔らかめの枕が好みの方におすすめです。
中にも粒わたがありますが、ポリエステルわたを粒状に加工した素材です。従来のポリエステル素材より反発性が少なく、ふんわり柔らかいのが特徴です。
▼洗濯&メンテナンス方法
水洗いできるものとできないものがあります。
水洗いできるものは、1ヶ月に1回程度お洗濯しましょう。
干す際は、軽く枕を叩いてホコリを落とすか、または掃除機でホコリを吸い取ります。 |
ビーズ |
超極小の発泡スチロールを小さく粒にしたような素材
クッションや○○をダメにするソファにも使われています。
なんと言っても独特の触り心地。ビーズが不思議な感触を生み出します。また、超極小なため柔軟に変形します。
▼洗濯&メンテナンス方法
水洗い不可。普段は風通しのよいところで陰干しをしてください。 |
※お洗濯の際は十分に乾燥させた状態で使うようにしましょう。
湿気を含んだ状態ですと側生地を傷め、またカビの原因となり、劣化してしまいます。 |
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【枕のお手入れ】
Q5.枕のお手入れについて教えて下さい。
A.枕は毎日使うものであり、また常にカラダに触れているものなので、
必ず枕カバーも付けてご使用下さい。
カバーをしないと、衛生的ではなく、さらに枕の側生地の劣化の原因となります。
⇒枕カバー一覧
カバーをこまめに替えることにより、より長くお使いいただけます。
枕のお手入れ方法、メンテナンス方法については、
各商品に付いている取扱説明書などをご参照下さい。
※一般的なメンテナンス方法は上記(4種類と特徴表)一覧をご確認下さい。
もしも、枕の高さに違和感がある場合、簡易的ではありますが、
枕の高さを調整する方法があります。
簡単な調節方法 |
枕が
高く感じる |
□肩の下にタオルなどを入れ、肩の部分のみを少し高くする。
□枕の位置を少し下げ、肩の辺りまでサポートするようにして眠る。 |
枕が
低く感じる |
□枕にタオルなどを一枚巻いていただければ若干高さを出すことができます。
□枕下に厚みのあるものを敷いていただいても高さを保つことができます。 |
【正しい枕の使い方】
Q6.正しい横向き寝と寝返り、
枕の当て方があるんですか?
A.あなたは、頭だけをまくらに乗せて寝ていませんか?
自分の肩口にまくらがあたるくらい
深めに頭を乗せることが正しいあて方なんです。
後頭部から首すじにかけて全体で
あたまの重さを支えることで、首や肩が疲れにくくなります。
寝ている間も気付いたときに正しい当て方になおすだけで違ってくると思います。
また、選ぶ際にも正しいまくらのあて方をしてから高さを選んでください。
正しい枕の当て方 |
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|
|
後頭部から首すじを支え、さらには隙間を埋めなければ
寝ている間も力がかかってしまい、首や肩が疲れてしまいます。
結果朝起きたときに不快感を感じます。
▼A補足
少し頭を上げて肩口に当たるまで
枕を手でつかんで引き寄せるとGOOD!
※このとき、自分が枕に合わせるのでは無く、枕を自分に合わせること!
枕と肩口の間に隙間をつくらず、逆に体に入り込んでいる状態は× |
|
B肩口に枕を引き寄せて、ぴったり付ければOK! |
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A.また、あなたは、まくらの真ん中で寝返り、横向き寝をしていませんか?
実は、寝付く向きにより、枕を当てる場所が違うんです。
仰向けで寝るときは枕の真ん中で
横向きになって寝るときは枕の左右の端っこで
寝るのが正しい寝返り、横向き寝なんです。
これは、横向き寝をしたときの隙間の高さと、
仰向けで寝たときの隙間の高さに差が生じるためです。
横向き寝をしたときの高さの方が高いです。
男性の場合には肩幅がありますので、尚更高さに差が生まれます。
横向き寝をしたときの理想の寝姿勢は、
背骨と頭のラインが真っ直ぐになっていることです。
枕の真ん中で自転する寝返りをした場合、仰向けは良いですが、
横向き寝をしたときに頭が落ちてしまいますので、
首の筋がはってしまうなど、不快感を感じてしまいます。
正しい寝返りをすることで、仰向けでも横向き寝でも
いつでも高さの合った枕で寝られ、
さらには肩や首への負担も軽減されます。
よって、ぐっすり熟睡出来ます!
また、 いつも真ん中だけで寝て使っていると、
真ん中だけヘタるということはありませんか?
正しい寝返りによって枕のみならず、広い範囲を使うことで、
敷き布団のヘタりの軽減にもなります!
正しい寝返り、横向き寝 |
|
|
左右どちらかに横になって寝るときは、
左右端のまくらの部分に頭を乗せるように寝返りをうちます。
※仰向けから右へ、仰向けから左へ寝返りをうってみると、
肩口から枕が離れることなく上手に寝返りが打てると思います。
ここで大事なのは、横向きになっても
しっかり肩口も枕に付いていることです。
このように、正しい寝返りをした際に、
仰向け・右向き寝・左向き寝と広い範囲が必要となります。
また、人は一晩のうちに20回以上も寝返りをうちます。
したがって、枕にはこの動きに十分対応できるだけの幅が必要です。
さらには、肩口から頭の先まで支えるとなると、
ある程度の奥行きも必要となります。
最低限の寝返りが出来る、
さらにはしっかり支えてもらうためには、
枕のサイズがが少なくとも
横幅60cm×奥行40cm以上必要となるわけです。
当店では、余裕を持って寝返りが出来るように、
70cm×43cmの枕をおすすめしています。 |