最初に考案されたEVO 0101Zは当初骨格構造のギターとして開発がスタートした。その開発中に、「HISASHI/GLAY」の意見を元にした骨格構造+ボディトップというコンセプトが生まれ、「CAP-iNA」の考案でトップを貼るのではなく、単板のアルミを削り出す方式で“オープンバック構造”の0202Zが誕生!
0101Zの熟成は、同じく開発中に「平沢進」の絶賛の意思を取り入れ、斬新な“骨格構造”でより洗練させたアルミ製ギターとして完成している。

高剛性軽量ボディ

何故?アルミ削り出しボディでなければならないか?
音響関連ではハイエンド・エフェクトのケース、モニタースピーカーのインシュレーター、高級オーディオアンプのシャーシに鋳物やプレスではなく、削り出しのアルミを採用する音の判る拘りのブランドがある。
同一のパーツで創り上げると、音の差は歴然!ノイズ、レンジ、レスポンス等弾く者の表現が澄んだサウンドと共に放たれる!
ボディ厚27mm重量約3.1Kgにも関わらず1tの車を支えるアルミホイールにも負けない剛性を持ち、ライブでもラクラク暴れられる!

削り出した直後のアルミニウムは、ヘアライン処理を経てアルマイト加工を致します。
工業製品では一般的ですが、特殊な液体に漬けて通電させアルミに浸透させるアルマイト加工はキズがつき難く、美しい光沢があり長い年月での劣化も少ないマシーン然とした仕上げです。

放射状に作られた骨格(=ブレイシング)とオープンバック


Photo:オプション・シースルーバックプレイト装着
骨格はボディの中心部から外側に向けて放射状に伸びている。
この骨格デザインは、単に軽量化の為に穴を開けるという発想とは異なり、骨格も共振しながら音圧の持続(サスティン)を制御するという役割を持っている。
これは、アコースティック・ギターのブレイシングと同様の発想である。
因みに、この骨格構造は0101Z・0202Zとも同一であり更に、「オープンバック構造」で素早い音伝達特性(ファストレスポンス)を持つ。
最初に弾いた瞬間!立ち上がりの速さと粒立ちに驚嘆させられる。
余分な振動を背面に放出し、PUに戻らないので倍音が美しい!


Smmart V.7による計測結果は驚きと納得の結果です。
アコースティック・ギターのブレイシングの様な放射状の骨組みは、剛性と共にサウンドの要です。
サスティンと倍音構成に影響致します。

GKレスポンス最速!

Roland GR-55やVGシリーズのGK機器での反応が最速!
GK対応機器でのチェックでは、正確な倍音構成の為明らかに反応が早くエラーが少ない!
モデリング音源では特に倍音のレンジが広くボディレスポンスが速いので、ピッキングニュアンスの表現が鋭く出力されます!
これは、EVOの正確な倍音構成がGRやVG機器の正確な反応に繋がります。
又、GKドライバーGK-3をリバース搭載で、ミュート時に手のひらの干渉を少なくしました。

レーザー加工のロゴマーク

0202ZWを除き全てのモデルの「EVO alumi-evolution」ロゴはアルマイト加工の上からレーザー加工を施しております。
(画像左:0202ZW、画像右:0202Z)

ペグポスト高さ可変

1弦から6弦までテンション差をなくす事で、フィンガリングの違和感を軽減。
ナットはGraphtech BLACK TUSQ採用で摩擦係数低減、チューニングの安定とサスティンの確保を致します。
ナット部分でペグに向かってストレートに張られています。
左右に開くのは3、4弦にストレスが掛かります。
近年のハイエンドギターではお約束の仕様です。

ホンデュラス・マホガニーネック採用

ボルトオンネックはメイプルが多いですが、レコーディングやライブでの実証チェックを経て、上質なホンデュラスマホガニーを採用致しました。
奥行きがあり滑らかな艶は、ファストレスポンスのボディとのベストマッチングです。
ネックバックは目を近づけるとマホガニーの杢目が見える、極薄のサテン・シースルー仕上げです。
汗をかいてもべたつきを軽減させます。

ハイポジションが弾き易い

スリムなネックシェイプは手の小さな日本人にはベストな形状です。
ボディ厚が27mmで更にボディの手の平にあたる部分を削ってありますので、24フレットもスムーズに手が届きます!
超絶プレイもラクラクです!

P.R.S/USA McCarty PU搭載

アルニコマグネット、ヴィンテージテイストなワイアリング、超強力含浸でハウリング対策は完璧!
爆音での演奏も思いのまま!
ポール氏が敬愛する、テッド・マッカーティ氏の名を冠する名器PUは貴重となりました。
コイルタップSW装備!タップサウンドは驚き!シングルコイルの名機にも負けないキレ!

Schaller LP Tremolo採用

Nashville TUNE-O-MATICに完全対応のブリッジはスプリングの微調整が出来ない為、ゲージでの制約がありますが、常識的アームアップ&ダウンでも弦とPU、弦とGKドライバーとの間隔が変わらないため、安定したギター&GKサウンドが得られます。
ピッチの可変範囲も大きい!
又、スタッドにTUNE-O-MATICが無加工で搭載可能ですので、ボディ側に弦通しの小さな穴を開けると、トレモロ無しのFIXEDブリッジとなります。
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池部楽器店 グランディ&ジャングル

担当:稲澤(イナザワ)
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