先日、フェアトレード商品のワークショップに参加してきました。
●ワークショップとは?
「作る人の顔が見える」商品、それがフェアトレードの大きな目標の一つです。
ワークショップは生産者さんを現地から招いて、現地の歴史、現状、製品の製造過程などを直接きくことのできる場所です。セーディエでは、フェアトレードの商品を販売する者として、このようなワークショップに積極的に参加するようにしています。ワークショップで得た情報を皆様にお伝えすることで、商品をより深くご理解頂き、愛着をもってご利用頂けるお役に立つと考えています。

今回はフェアトレードカンパニーさん主催のワークショップです。
バングラデシュの「スワローズ」、インドの「カラムカリハウス」という2つの生産者団体さんのお話を聞くことができました。その第一弾として、「カラムカリハウス」のお話を特集します。

カラムカリの説明をするナゲンドラさん今回、「カラムカリ・ハウス」のある、ぺダな村から、お仕事に従事している、ルーカスさんとナゲンドラさんという二人の男性が来日しました。

「カラムカリ・ハウス」はインドの東南部にある人口1万8000ほどの街、ペダナにあります。ナゲンドラさんは染色工場「カラムカリ・ハウス」を営んでいます。明るい笑顔が印象的な人でした(^-^)

この工場では、伝統的な「カラムカリ」技法を伝え、花や樹皮、たね、天然鉱物など、インドで調達できる自然素材の染料のみを用いた繊細なプリントを生み出しています。

    カラムカリの説明をするナゲンドラさん →


■ カラムカリとは?

“カラムカリ”とは、「絵付け」を意味する言葉ですが、もともとサンスクリット語で、“ペン”を意味する“カラム”が由来だそうです。伝統工芸の一つで、樹皮や植物の実などの染料を使い、壁や布に絵を描いたり、型押し染めなどをします。1枚の布を染色するのに通常4,5日かかって仕上げます。

ナゲンドラさんいわく、カラムカリ染色は、とにかく体力がいるそうで、「染めては洗い、乾かしてまた染めては洗う・・・」事を繰り返します。完成するには、なんと13工程もあるそうです。

乾かしている途中で、布の上に虫がとまって柄がムラになってしまうようなこともあるそうなのですが、「それは天然の染料を使っているから、虫がとまるんです!」とおっしゃっていました。←もちろん品質チェックはきちんとされてます(^-^)

カラムカリの工程を簡単にご紹介しましょう。

1.布の裁断

2.布の漂白
藻が沈殿した池に生地を浸した後、牛の糞をいれたバケツにさっと浸します。石坂に打ち付けて水を切り、草地に広げて乾かないように24時間以上未ずをかけ続けた後、天火で乾かすことで布は漂白されます。

3.ミロバランで染色
本格的に染色する前にの段階の作業です。ミロバランの実をつぶして取る黄色い液体は、媒染剤の役割を果たします。(色を定着させるための下地です)


4.ブロック・プリント(型押し)
細かい模様を手彫りした木版に染料をつけ、型と型のつなぎ目の模様がずれないように注意深く布に押し当てて、模様をつけていきます。(この作業が見かけ以上に重労働です!型押しの木版はとても重く、細かい模様になればなるほど力がいるのです)


← カラムカリの型押し木版を持参していただきました。

たくさんの模様があります!

もっと大きいサイズの木版を使えば
作業が早いと思いがちですすが、これ以上大きいと染めがムラになるそうです。このサイズがちょうどいいそう。(だいたい、15cm角くらいのサイズ)模様がちゃんと合うように、はんこの様に押していきます。









←染料のつけ方を指導するナゲンドラさん。

手前は染料の入った入れ物。
これに木片をポン、ポンと置いて染料をつけ、布に型押ししていきます。

染料はやさしくつけるのがムラにならないコツだとか。






5.布を洗う
町のはずれにある水路に布を運び、水流の中でていねいにすすぎます。水底に砂利や小石があると、水流で小石が布に当たり、柄にムラができてしまうので、木目の細かい砂がある場所を選ぶことが不可欠になります。

6.再び染色
デザインによっては、もう一度染色作業が行われます。沸かしたお湯に、樹皮、花、種、藍、黒砂糖など、様々な自然素材に入れて作った染料に布を入れて1時間ほど似ると、全体がむらなく染まります。再び水路に運び、流水でていねいにすすぎます。

7.最後に型押し染め、もしくは手書染めで仕上げることもあります。仕上げの染料は樹皮を加えて色が染み出たり、にじんだりしないようにします。その後、3〜4回流水ですすぎ、最後にもう一度沸騰したお湯にいれて煮ます。・・・・ようやく布の染めが完成!


←布にぞうの模様の型押しをした様子。
これは2色を使っています。

通常2色染めする時は、まず1色を型押しして、洗って乾かしてから、2色目を型押しするそう。

もちろん型押しの種類も2つ用意されています。
模様を合わすのが難しい!



当日は、実際に天然の染料や布を持参して、カラムカリの工程の一部をデモンストレーションしていただきました。
面白ろかったのは、インドと日本では水が違うので、同じ染料を使っても染め上がりの色が全然違う色や濃さに仕上がってしまったことです。天然素材を使用している染色ならでは!ですね。

カラムカリプリントは全て手作業であるため、それぞれの染料の微妙なつき具合などが違っています。2つとして同じ物が無い、手作りの味わいも魅力です。


■ セーディエで購入できるカラムカリプリントの製品です


キャミソール

ピナフォアトップ

ギャザースカート
リボンチュニック
  


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