001 - 032

スコープを始めて以来、僕たちはたくさんの商品を使ってきました。そこで、特に気に入っている物、今でも価値を失ってない物。そんな特別なアイテムをピックアップし順番に紹介していこうと思います。ずっとスコープを利用してくれている方そして、最近スコープを知ってくれた方に僕らのスタンダード、ベース、コアを知っていただきつつ、この機会に僕らも過去を振り返り一緒に復習して行きましょう企画。題してfrom scope apartment、スコープは実生活を通しての商品セレクトをコアとしているので実際に検証し、撮影している場所「スコープ アパートメント」をこの企画タイトルにしてみました。

2015.2.16 REWRITE

ステルトンのClassic JugにデザインハウスのTimo Glass。2つの有名なグッドデザインなアイテムをセットで使うアイデアは、僕が痛風になった時、取引先さんから、花果香高山烏龍と一緒に、「痛風セット」として教えて貰った。毎朝お湯を沸かしClassic Jugへ。少し多めの茶葉をTimo Glassへ入れ、一緒にテーブルへ運びお茶を飲む。 同じ茶葉で4回は飲めるそうなので、飲み終わったらジャグからグラスへお湯を注ぎ日々4杯は飲んでいます。その後、発作はほぼ出ていないので僕には効果があったようです。そして、ここから子供の頃の習慣が戻ってきました。子供時代、僕の実家は常にポットにお湯が入っていたんだけど、今の自宅にはポットがない。つまりテーブルにお湯がない。それがお茶を飲む機会を大きく減らしていたようです。お湯を沸かしてClassic Jugに入れキープするこの習慣ができてから食卓にポットのあった子供時代のように、お茶を飲む習慣が復活。「テーブルにいつもお湯がある。」案外忘れがちですが、何かと都合は良いです。デンマークの老舗ブランドSTELTONの代表作だけあり、見た目もよく、キッチンにあってもテーブルにあっても絵になる。また、耐熱グラスはスウェーデンのデザインハウスで、デザインはフィンランドのティモ・サルパネヴァ。まさに北欧3国を横断したセットで、日本人の痛風対策をするのだから北欧と日本の相性の良さというのもここまで来ると、少し面白くすら思う。ただ、グラスの製造はフランス。北欧ではないのだけれど、隠れてフランスというのも何だか洒落ている。

2015.2.9 REWRITE

この花瓶が我家へ来てから季節を感じながら花を飾るという事が楽しくなった。お客様からの「お花を飾るのが楽しくてしょうがありません。」というメッセージを読んで、「嬉しい!」に加え「わかる〜!」って素直に思いましたもん。
デンマーク王室御用達ブランド、有名デザイナーなどポイントの多い花瓶Floraですが一番の魅力は、その使い易さです。まず、口が狭く少量の植物を飾りやすい。沢山の花を買わなくて良いので気軽です。出かけた先の山や公園で摘んだ植物でも、もう、道で見つけた、ほぼ雑草!でもいい。「おっ、かわいい、Floraに飾りたい。」と感じた植物を飾れば、それで絵になります。 そして下部が広く安定したデザインなので24cmサイズを使えば、 大きな枝を飾る事もできます。 これを自宅で実践すると本当にカッコいいんです。
ここ最近は花屋が気になり過ぎて花屋をスーパーの中心に移動して欲しいと思う程です。でも、花を買った人は気分が盛り上がるから夕食も豪華になって、売上もアップしたりするんじゃないのかな?なんて都合よく思うんです。
そしてスーパーの売り場だけじゃなく僕達の家の中の棚やテーブルの中心にもいつも植物があると、花だけに生活も華やぎますから日々が明るくて楽しいです。花を生活の中心に。いいもんですね。

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Flora Vase

Brand.....Holmegaard / DENMARK
Design.....Louise Campbell
Item.....Vase

2015.2.2 REWRITE

この写真に写るアルテックのスツール60、1930年代〜60年代の古い物ばかりですが、どれも現役で使えます。『これは持って行っていい?』子供が巣立つ時、そんなお願いをする物は、こういう物なのかもしれないですね。そして新たに始まる生活に持って行きたいと、そう思う程に、小さな頃から生活を伴にした愛着のある道具が一つでもあるというのは、何より素敵な事です。丸い天板に、無垢材を曲げた脚を直接ネジで固定するシンプルな構造は、何十年経っても現役で壊れる事なく、シンプルなデザインなので飽きる事もない。とにかく長く付き合う事ができるのは、数多く存在するヴィンテージが証明してくれています。このスツールと伴に毎日を過ごし、傷や汚れもつき経年変化もし、段々と自分のスツールになっていく。何年も生活を共にした物は、新品と交換して欲しいと言われても、絶対お断り!なぐらい、大切な物に育っているはず。使った先が、手にした時より価値が高い。そういった物を選んでいけば、捨てる時の心痛む瞬間を迎える事もなく、刻まれた記憶も消える事もない。スツール60を使っていて、そんな風な事を思っています。

028

Stool 60

Brand.....artek / FINLAND
Design.....Alvar Aalto
Item.....Stool

2015.2.2 REWRITE

洗濯物を干しているときや、取り入れて畳んでいるとき。そして、洗濯機の中をぐるぐる回ってる姿や、積み上げられている姿も。使っている時だけではなくて、日常のひとこま、ひとこまが気持ちよくなるようなタオルが欲しくて作ったのが、5色の青いタオル「青空のタオル」です。たくさんの今治タオルを長期間試し、その中から一番気に入った仕様を選びました。ふわふわ感だけを求めず、こしがあり、何より、非常に乾きが早いというのが特に気に入ったポイントです。洗濯物の乾きにくい冬、夜干して朝までに乾く事を目標に作ってあります。そして長年使ってみて感じるのは、使い心地は勿論良いのですが、綺麗に積み上げられた姿や、洗濯物を干している姿が、見ていてなんとも心地良いのです。それが年々経っても、いいなと思えるのは自分が作ったからなのだろうか。「前に君たちから貰ったタオル、肌触りもいいし、よく吸うしすぐに乾くからホント気に入っていて、同じようなタオルが欲しくて、色々なタオルを試してみたんだけど、こっちで売ってるタオルとは全然違うんだよね。見つからないよ。本当に、全然違うよ。凄いよ。」って、ベタ褒めしてくれたのはデザイナーのクラウス・ハーパニエミ。他にも多くの僕の周りの人が、このタオルは特に気に入ってくれているのがわかる。こんなシンプルなタオルだけれども実に2年もかけて作って良かったと今でも思っています。

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house towel VOL.1

Brand.....from scope apartment / JAPAN
Item.....Towel

2015.1.27 REWRITE

ポルトガル、エストレラ山脈の奥深くにある牧草地で、12世紀から羊毛業に携わってきたポルトガルの小さな村マンテイガス。リスボンから車で約5時間、まるで映画の舞台のような美しい村で、羊を育て羊と一緒に生活をする羊飼い。そして、その羊飼いと深く関わりながら、毎年5月に刈り取った羊毛を、湧水を使った工場で洗浄し、自然な羊毛の色をそのまま使い、伝統的な格子柄を、今日まで3代にわたり織り続けている、ECOLA。昔から変わる事のない純粋な毛布はとにかく暖かい。羊毛が水分を吸い、熱を溜めるので、その暖かさが心地よい。実に素晴らしい毛布だと思う。でも、匂いも少しあり、チクチクもする。そんな毛布はダメだ、使えない、と強力な洗剤で洗浄し油分を完全に抜いている毛布や、化学繊維で置き換えてしまうのは、あまりに勿体ない。昔からの姿を残す純粋な毛布をどう使うか?脳トレではないけれど自分なりに付き合い方を考えるのもいいんじゃないかと僕は思う。ちなみにポルトガルではシーツを常に使います。毛布が直接肌に触れる使い方をしない。日本で使う場合も布団の上に被せたり、敷布団の下に敷いたりすると使い易いです。この暖かさは使いだすと冬場は手放せなくなります。ブランケットとスロー、どちらも快適です。何かあって避難する時にはエコラのスローは持っていきたい。これがあると、なんか安心だ。

って、デザイナーのオイバ・トイッカが言っていました。実際は、オイバもプレスガラスで作る予定だったのですよ。でも、フローラはマウスブローで作るべきだと、当時の工場長がアドバイスして今の形となります。これは確かに大正解と、今の僕もそう思っています。ただ、僕は使っていて、それに気づいた訳なのですけれども。この柄の凹凸感が、プレスと吹きガラスでは違うのです。プレスだと、どこかボテッと重い感じがあるのだけれど、マウスブローはそのラインが滑らかにつながり軽やか。丸い型に流し込んでできたガラスの玉と、丸く吹いて作ったガラスの玉みたいな違いか。そりゃ、断然、吹いた方が軽くて、どこか気持ちよさそうだ。Floraの丸く可愛らしい植物柄は、膨らませて形作りたいと、そういう事だったのだろう。僕はグラスを使う度に、右手人差し指に丁度あたる、丸いモチーフをスルスルと摩りながら、あー、吹いているな、やっぱ吹きだな、と日々実感しています。こんな手触り感のグラスというのは、他にないのです。また寸胴なフォルムは用途を制限せず、実に幅広く使えます。形と柄と吹きガラス、この組み合わせが絶妙。復刻して良かった。

032

FLORA

Brand.....iittala / FINLAND
Design.....Oiva Toikka
Item.....Tableware / Vase

マットなカトラリーの代表選手Citterio98はTeemaによく似合う。では、スコープが一番愛用している食器Paratiisiには何が似合うか?それは、ポリッシュのPiano Workshop98。そう思って日々愛用しています。ピカピカに仕上げられたカトラリーは、使っていくと傷が目立つから選びたくない、なんてよく聞くわけですが、傷が目立たないマット仕上げより、傷が目立つポリッシュ仕上げの方が、使った先の姿は素敵だと思うのです。特にこのPiano Workshop98は上品さもあり最高。それを使い込み、小傷いっぱいのまま愛用し続けるのは、洒落ています。それはどこか、いいレストランで使い込まれたカトラリーのようですよ。ただ、銀のカトラリーには及びませんが。勿論、見ためだけではなく、使い勝手も良いです。持ち手は丸みを帯びていて優しいし、中は空洞だから重くもなく、全体のバランスも良い。雰囲気も上品です。使っていて何か不便に感じた事もありません。ただ、お手頃価格では残念ながらありません。現地の値段に近い価格設定とはいえ、単価はかなり高めです。イッタラのカトラリーの中では高級品ですね。でも、買う時はピカピカで支出は痛くて×ですが、使っていくとキズキズで気分はいいから◎。ずっと使う物だから少し高いぐらいの方が大事に思えて良いのかもしれません。って強引かな?

031

Piano Workshop 98

Brand.....iittala / FINLAND
Design.....Renzo Piano
Item.....Cutlery

*現在、一部アイテムが当面 入荷予定なしとなっています

鍋一つ分の鍋敷きというものは、勿論どこの家庭にもあって、あると便利というより、ないと不便であるけれど、鍋を何個も置くことができる、伸縮自在の鍋敷きというのは、そうそうある物ではないので、便利なのかどうか正直わからない。 で、実際に使ってみたところ、これは便利と素直に感じてしまったわけだから、ここは是非、一部の方にお薦めしたい。キッチンで火にかけた道具類をコンロとは違う所に置きたいと思うと、どこに置いていいか常に迷う。そう、そんな場所はないから。 この伸縮自在の鍋敷きを取り入れると、そのスペースがキッチンに生まれ、何も迷う事なく火にかけた道具を置くことができます。いや、置きっぱなすことができます。 実際に使ってみると、それは本当に便利なもので、料理もスムースに進むし、コンロの鍋やケトルの加熱が終われば、鍋敷きに置いたままにする事で、コンロが完全にスッキリ。すると、コンロの汚れが見えるので、お手入れしたくなっちゃう効果すら生まれ、結果コンロが綺麗に保たれるわけです。 普段から鍋やケトルの置き場所と決めれば、見た目にも素敵で良い雰囲気。ただ、唯一の難点は、ゆとりあるキッチンをより快適に気持ちよく使う事ができるアイテムで、狭いキッチンでは、あまり使い道がない。だから一部の方に、なのです。

030

Extendable trivet

Brand.....SIDE BY SIDE / Germany
Item.....Trivet

パーティーの準備をしているとサラダサーバがない!
なんて事態に陥る事、しばしば。そんな毎日使う物でもないから、すぐに忘れてしまい、またパーティーの準備をしていると思い出し、また忘れる。1セットあればいいのに、何故か後回しになってしまう、まさに「生活の忘れ物」の代表選手。そしてパーティーの度に、満ち溢れる寸前の達成感が薄れ、毎回お決まりごとの様に、少しだけ残念な気持ちになる。とにかく、サラダサーバは必要でない時にこそ、探しておいた方が良いようです。でも、探してみると案外ないものです。数はあるけれど、どれもアイデアグッズ的な物ばかりでとにかく品がない。素材よし、デザインよし、使い勝手よしの3方よしとなると、本当に見つからない。 更に、我が家に大きなガラスボウルMINIMAがやってきて(本当にこれは使える)金属製のサラダサーバだとガラスに優しくないよね。と、妻から指摘され「木製のサラダサーバ」へとミッションが進化したから、ゴールするのは大変でした。そして辿りついたのが、コレです。
大きなガラスボウルでも使い易く美しい、長い柄に小さなヘッド。このバランスがグッド!デザイナーとも直接お会いした事がありますが、とっても品のある方だったから、このサラダサーバもとっても品があります。本当に素敵です。超お気に入り!

027

Seth-Andersson salad server

Brand.....iittala / FINLAND
Design.....Seth Andersson
Item.....Salad server

*販売終了しました

バターナイフやバタースプレダーというのは普段使いのカトラリーを代用してしまえば無ければ無いで日々を過ごせはするけれど、あった方がいい。一旦使い始めると、何かで代用した食事というのは、どうも物足りない。満ち足りない何かを感じるものです。うまく塗れないし、パンの変な所がクニッとへっこんでしまい、こう、ああ、もう。。。と、もどかしく感じる事も、しばしばですし。特にスプーンで塗ると失敗しますよね。 いくつかバタースプレダー、ナイフを使ってきたのですが、この東屋のバターナイフは少し他と違います。「バターを塗るための道具」っぽくなくて バターナイフというか、ナイフ。 でも、先は丸くて可愛らしく優しい。 だから、使い道もバターに限らず、非常に幅広く使い易いです。ジャムやあんこ(名古屋過ぎ?)、リエット、レバームース、フムスみたいなディップを塗るのにも、馴染んで良いです。とにかくペースト状の料理を塗る時は、必ず出番です。 また、素材もイイんですよ。持ち手が真鍮で出来ていて、使っていくと日々深みが増していき愛着湧きまくりです。こういう物は 1本あれば事足りるわけで、買い替える事も買い足す事もそうそう無いでしょうから選ぶなら、ずっと使う 1本を。僕はコレが良いと思います。

025

Butter knife

Brand.....東屋 / JAPAN
Design.....猿山 修
Item.....Butter knife

定期的に新たな色が追加され、古い色が廃番になり、また追加され。そしてシーズンで限定色や限定柄も登場すれば、イベントに合わせたデザインも登場するし、地域限定や、お店や会社の周年記念、そしてムーミンをモチーフにした定番から夏・冬限定。更には様々な会社やお店の別注デザインと、バリエーションが無限に広がる Teemaベースのマグ。北欧を代表するテーブルウェアブランド「iittala」のラインナップの中で、間違いなく最多バリエーションを誇り、集めるのが(使うのも)楽しいアイテムです。「どシンプル」な Teemaベースのマグは、限定!買えなくなる!廃番! に追われながらもなんとなく選んで、自由に集めていくと、その集合している姿に統一感はなくても どこか自分らしさはあるもので、それがまた、素敵でかわいらしい。ほんと、マグが集まっている姿を見るとそう感じます。その中には、それぞれのお気に入りがあってまた、高値になってる物もある。それを売るわけではないんだけど、今やヤフオクで 2万かぁ〜なんて思いながら普段使いするというのは、なかなか良いものです。発売されて、終わり頃にはセールになる事もあり、それがまた数年するとオークションで高値になったり。面白いサイクルができてるアイテムだなーって思います。だから、また欲しくなるんですよね(笑)

024

Teema mug

Brand.....iittala / FINLAND
Design.....Kaj Franck
Item.....Mug

*現在、当面 入荷予定なしとなっています

僕達がカルティオの取扱いを開始した2000年頃は、マシンメイドの厚くて頑丈なグラスだったから、そのイメージに繊細さは一切なかった。 その数年後、ヘルシンキに住むハンナさん宅でのホームパーティーに参加させて頂いた時、テーブルに並んでいたのは、僕がいつも使っているカルティオとは違う、繊細なカルティオ。大切な思い出のグラスです。 立派なワイングラスの横に、ウォーターグラスとして並べられた薄くて繊細なカルティオのタンブラー。水が入れられたそのグラスはまさにテーブルの宝石みたいで、本当に綺麗だった。 普段は棚にしまってあり、使う事のない大事な物を、テーブルに並べて使わせてくれる。 取扱いに注意しながらも、繊細で高価な物を使ってテーブルを演出し、おもてなしをする。 そして使い終われば、食洗機で洗う事はなく丁寧に手洗いして、大事に棚にしまう。(食洗機OKとかNGとかそういう話ではなく)本当に物を大事にされていた。 この一つの経験から、今のスコープが大事にしている事の多くを得ています。それで、スコープのテーブルセットでは、ワイングラスの横にマウスブローのカルティオが並ぶ事が多いのです。スコープにとって一番大切なグラス、思い出のグラスだから。 勿論、使っていて心地よいしシンプルで品のあるグラスだから、思い出を抜きにしても自信を持ってお薦めします。

023

Kartio Mouthblown Tumbler

Brand.....iittala / FINLAND
Design.....Kaj Franck
Item.....Tumbler

僕達がカルティオの取扱いを開始した2000年頃は、マシンメイドの厚くて頑丈なグラスだったから、そのイメージに繊細さは一切なかった。 その数年後、ヘルシンキに住むハンナさん宅でのホームパーティーに参加させて頂いた時、テーブルに並んでいたのは、僕がいつも使っているカルティオとは違う、繊細なカルティオ。大切な思い出のグラスです。 立派なワイングラスの横に、ウォーターグラスとして並べられた薄くて繊細なカルティオのタンブラー。水が入れられたそのグラスはまさにテーブルの宝石みたいで、本当に綺麗だった。 普段は棚にしまってあり、使う事のない大事な物を、テーブルに並べて使わせてくれる。 取扱いに注意しながらも、繊細で高価な物を使ってテーブルを演出し、おもてなしをする。 そして使い終われば、食洗機で洗う事はなく丁寧に手洗いして、大事に棚にしまう。(食洗機OKとかNGとかそういう話ではなく)本当に物を大事にされていた。 この一つの経験から、今のスコープが大事にしている事の多くを得ています。それで、スコープのテーブルセットでは、ワイングラスの横にマウスブローのカルティオが並ぶ事が多いのです。スコープにとって一番大切なグラス、思い出のグラスだから。 勿論、使っていて心地よいしシンプルで品のあるグラスだから、思い出を抜きにしても自信を持ってお薦めします。

022

Mon Amie

Brand.....Rorstrand / SWEDEN
Design.....Marianne Westman
Item.....Tableware

どう使う?なんて具体的な用途はないけれど、カワイイし、マリメッコとイッタラのダブルネームだし、なんとなく買ってしまった〜。でも、飾ってあるだけ。という人が非常に多そうなガラスボウル Maribowl。 これ、飾るだけでなく実際に使ってみると、良いのですよ。ほんと、凄く使えるのです。小さなチョコやお菓子を入れてティータイムに使ったり、お酒のつまみにナッツをいれて夜の微睡みタイムに出してみたり。 器がとても豪華なので工夫しなくても派手に決まります。クリスマスシーズンなんて キャンドルホルダーのKIVIと一緒に フル活用!ですよ。 気付けば、お菓子やナッツをいれて、テーブルセンターに常に置いてある食器に。TeemaやParatiissi とならぶ、日常使いのド定番アイテムとなっていました。最近は、なにかというと Maribowlで、食事の時にも使う事が多く、ディップや魚卵を盛り付けて豪華なテーブルを演出しまくっています。高さがでるから派手になってグッドです。 といいながらも実は、僕自身も愛用歴はそんなに長くなく、もともとは長期間、飾っておく一派だったんです。でも、使い出したら棚に飾っておくことが全くなくなりました。今では、テーブルをいつも飾ってくれています。

020

Maribowl

Brand.....ittala x marimekko / FINLAND
Item.....Tableware / Object

*現在、一部当面 入荷予定なしとなっています

古くからの蚊帳の産地奈良の蚊帳生地を8枚重ねて作られる東屋の「ふきん」は、いいですよ。 吸水性にも優れ、臭いも付きにくく、丈夫で長持ち。まさに、昔から日本にある真面目な日用品です。正直、派手さはなく、非常に地味なアイテムなのですが「蚊帳8枚重ね」という適度な厚みが使っていて、とても心地よく予想した以上に手放せなくなる渋チンな一枚です。これでも、数ある東屋のアイテムの中で常に上位に食い込む超人気アイテムなのです! もちろん、キッチンワイプみたいな最新タオル?と比べると、 吸水性は見劣りするかもしれません。 でも、昔ながらの真面目な物は耐久性が違う。 使っていくと汚れてはいくけれど、非常に長い間、使い続ける事ができます。そこは是非、評価して頂きたいところ。最終、「ぞうきん」までいけますので。丈夫でなければ、たどり着けない境地です。 本来の流れは食器ふきん→台ふきん→ぞうきんの人生を辿りますが、我が家では食器ふきんは洋物のティータオルを愛用しているので、主に台ふきんとして、長期にわたり活躍中です。 派手さはないけれど、真面目で健康的で長生き型の日用品ですね。

019

ふきん

Brand.....東屋 / JAPAN
Item.....Dish cloth

新たな道を選んだ年、結婚した年、子供が生まれた年、初めて外国を旅した年、留学した年、マイホームを建てた年。 人生の中で色々な特別な年があってその年号を何かに刻み、生活の中に置き、一緒に日々を過ごしていく。それって、凄く素敵な事だと思います。 物と思い出のリンク。物に思い出を刻みこんで物と思い出と一緒に生活していくと年を重ねれば重ねるごとに、物も思い出も、より大切になっていきますよね。 それで、スコープでは、スタッフに子供が生まれると出産のお祝いとして、 オイバ・トイッカがデザインするイッタラのアニュアルバードをプレゼントする事にしています。 裏に、その年が刻印された毎年1年間だけ作られる特別なバード。 子供が、その鳥と一緒に成長し、誕生日にはアニュアルバードをテーブルに飾りお祝いするのも素敵なんじゃないかな? そう思ってのプレゼント企画です。 光を反射し、透過し、とても綺麗なガラスのバードは部屋も彩り、あらゆる事を気持ちよく快適にしてくれそうです。 ただ、記念年のアニュアルバードを手にすると自分にとって、大事な年というのは色々あるから過去にさかのぼって集めたくなるんです。そこが難点! 値段は2〜3倍ぐらいはしますから。。。なので、特別な年のアニュアルバードだけは 見た目や好みに関係なく入手する事にしています。

018

Annual Bird

Brand.....iittala / FINLAND
Design.....Oiva Toikka
Item.....Object

少し派手なぐらいの装飾で、でも単色で、キラキラした印象のガラスボウルを持っていると使い道も多く、テーブルも華やかになり、とても日々が気持ち良いです。 ポーセリンの食器は機能的でプレーンなデザイン、色はホワイトを中心に揃えていきたくなるし白の色味も揃えたいから、同じブランドで買い集めてしまうので実はそんなに遊べないし、自由がない。 だから、テーブルを飾る主役は花と宝石のようなガラスです。特に光を通す濃い色のギュッと詰まった小さなガラス。 そんなガラスがテーブルにあると朝も昼も夜も綺麗で気持ち良い。 草木にたまる朝露をイメージして1964年にオイバ・トイッカがデザインしたイッタラのガラス食器Kastehelmi(カステヘルミ・フィンランド語で朝露の意)、このシリーズのガラスボウル 230mlは秀逸。定番のクリア、アップルグリーン、ライトブルーも使い易く、綺麗な色なのですが冬に限定生産されたレッドとグリーンが特に素晴らしく、まさにテーブルを飾る宝石のようなガラス! 朝、ヨーグルトやフルーツをいれたりアイスクリームをいれて、おやつに食べたり冷たいスープにもいいしピクルスやオリーブみたいなちょっとしたおつまみを入れてもいい。とても使えるテーブルの宝石なのです。

017

Kastehelmi Bowl 230ml

Brand.....iittala / FINLAND
Design.....Oiva Toikka
Item.....Tableware

ジョージ・ジェンセン・ダマスクのティータオル。とにかく、数枚あると便利なアイテムで気づけば生活になくてはならない物になっていました。ホームパーティーで食器を使いまわす時には急いで洗って、すぐに綺麗に拭きあげたい。そんな時に使い易い大きさ、そして期待に応えてくれる吸水性です。使い始めは、多少毛羽もでますが拭きあげてしまえば食器は綺麗になるし使い続けていけば、その毛羽もあまりでなくなります。 また大きな食器ほど洗った後は早く拭きあげて収納したいわけですが、大きな食器でも十分に拭ける大きさ。 タオルが小さくて拭きにくい!と感じる事はほぼありません。 また、水切りを持っていないもしくは、大量に食器を洗って水切りに乗らない!なんて時には二つ折りにしたティータオルを敷いてその上に洗った食器を並べて乾かしましょう。 この使い方がとても便利なんです。そんな風に使うとビチョビチョになるから本当は無理なんじゃないの?って思われるかもしれませんけど、実際は大丈夫です。もちろん限界はありますけどね。 そして何より、このティータオルをキッチンで使っていると、明るい色目がキッチンに映える。日々の家事を確実に明るく楽しくしてくれます。

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ABILD Tea towel

Brand.....Georg Jensen Damask / DENMARK
Design.....Bent Georg Jensen
Item.....Dish cloth

1953年〜75年に製造されていたアラビアの古いジャー。キッチンにたくさん積み上げられて、今でも現役で活躍している姿を、フィンランドの家庭で目にする機会が何度かありまして。。いいんですよね。 それ以来、ずっと心惹かれていたので2011年にイッタラから再生産された時は本当に嬉しかった。イッタラのジャー purnukka(プルヌッカ)。 デザインはカイ・フランクです。密閉性はそんなにありません。でも、かぶせてあるだけの蓋は、片手で軽々と取り外す事ができるので調味料入れとして使うと、料理の時も凄く便利です。 ジャムや漬物、リエットやラタトゥイユのような料理をいれ冷蔵庫に保管し、食事の時はそのままテーブルへ。 食器としても十二分に使う事ができます。積み上げられた姿も、食器としての姿も、なんとも絵になる綺麗な保存瓶。そして、ティーマとカラー展開を合わせてある点も嬉しいポイントです。古いARABIAのカタログを見てみるとティーマの前身、キルタの1アイテムだったようですから、相性良く、色展開も同じなのは当たり前といえば当たり前。Teemaのジャーといっても良いのでは?アラビアやイッタラの食器を愛用している人にはこれ程、相性の良い保存瓶はない。日々使っていてそう思えます。これは手放せませんね。手放せないなぁ。

015

Purnukka Jar

Brand.....iittala / FINLAND
Design.....Kaj Franck
Item.....Tableware

実に使いやすく抜群に気持ち良い、東屋の米櫃(こめびつ)。桐を使い、ホゾや継ぎ手によって木と木を組む技法「指物(さしもの)」で作られた、非常に真面目な道具です。とても綺麗な作りをしていて、上蓋に付けられた引き戸はスーっと開き、ピタリと閉まります。そして間口も広いのでお米も取りだしやすい。蓋も簡単に取り外す事ができて、作りも単純だから断然お手入れもしやすい。 お米が少なくなってきたら蓋をはずし別の容器にお米を移し、たまに軽く内側を拭き、新しいお米を入れ、その上に最初に取り出しておいたお米を戻しておしまい。 お米の種類を替える時には混ぜなければ良いだけだから簡単です。 樹脂製ライサー(ボタンを押してシャアアァ〜のヤツ)だと、内側の構造も複雑で重いからお手入れも大変じゃないですか。お米を入れ替えたり、掃除したりなんて、なかなかできないし。こういう道具はシンプルな物に限りますよね。桐に含まれる自然の成分には防腐、防虫効果があり、繊維が多孔質なのでとても軽く調湿にも優れているそうで、使っていて気分も良いです。付属の一合升を使って、お米を一合、二合と計量していると姿勢を正され、毎日の空気が少し澄んでくるように感じます。

014

米櫃

Brand.....東屋 / JAPAN
Item.....Rice stocker

デンマークの家庭で長年使い続けられているキッチンタオル。どこの家庭にもあって、お婆ちゃんから子供まで知ってる。そんなキッチンタオルの柄を、大きくプリントした食器、ノーマン・コペンハーゲンのMormor(モーモー)。非常に爽やかで楽しい!なかでも特にバターボード(フラットプレート)は、テーブルを楽しく盛り上げてくれる「お菓子のような食器」で、凄くお気に入り。 時々思いついたように使っています。正直なところ、生活のベースになるわけでもなく、なくても困るわけでもない。でも、これにはこれで特別な、消えてなくなってしまわない魅力があるんです。 パッとしたテーブルクロスを敷いたような、 テーブルを明るくしてくれる、そんな魅力。 そして案外、こういった四角くてリムのないお皿というのは、使い道はあるもので、リエットを塗ったバケットや生ハムのような、おつまみを盛り付けるのにも重宝します。もちろん、一番活躍するのはティータイム。チョコやクッキー、ケーキをのせて、楽しいグラス(Rocking Glass辺りがオススメ!)と一緒にテーブルを組みあげれば、とても楽しい時間を演出できます。この食器、何故か僕の中では、久しぶりに聞くワム!のウキウキウェイクミーアップ!なんですよね。ちょっとおかしい?ついついピンクや水色、黄色のお菓子を合わせたくなります。

013

Mormor Butter board

Brand.....normann COPENHAGEN / DENMARK
Design.....Gry Fager
Item.....Tableware

世界的な建築家・デザイナーのアントニオ・チッテリオとパートナーであるグレン・オリバー・ロウによって1998年に発表されたカトラリーで、ティーマより遥か後にデザインされたものですが、今やティーマにとって欠かせない相棒的な存在であり、絶大な人気を誇る定番のカトラリー。コンパクトで綺麗にスタッキングでき収納面にも優れ、またそれでいて安っぽさを微塵も感じない、ちょっとした「いい物」オーラがあります。
絶妙で素晴らしいバランス!フィンランドを旅していると、このカトラリーを使っているレストランをよく見かけるので、旅の記憶とリンクして、非常に価値ある物となる人も多いのでは?もう一つのスコープ的お薦めカトラリーPiano Workshop98(これも建築家のデザイン)と、どちらがオススメ?と良く聞かれますが、それは使う食器によって変わります。パラティッシみたいな豪華な食器にはピアノを合わせたいし、サルヤトンのようなシンプルでエレガントな物であれば、どちらでもいいと思うし、ティーマにはチッテリオ!ですね。カトラリーは普段使う食器に合わせて選べば、それがグッチョイ!です。カトラリー選びは、あまり迷いなくいけそうですね。

012

Citterio 98

Brand.....iittala / FINLAND
Design.....Antonio Citterio,Glen Oliver Low
Item.....Cutlery

*現在、当面 入荷予定なしとなっています

超シンプル!マウスブローで型吹きされた綺麗なガラスボウル。非常に、非常に、エレガント!デンマーク王室御用達ブランド Holmegaard(ホルムガード)のMINIMA。デンマークを代表するスターデザイナー Cecilie Manz (セシリエ・マンツ)のデザインです。このガラスボウルを使い続けているうちに、スコープの生活にはなくてはならない存在となってしまいました。どんなテーブルセットをイメージしても、 MINIMAを使いたい場所が見つかります。 特にイッタラのサルヤトン、アラビアのパラティッシのような、上品な食器を使う時には欠かせません。 ガラスボウルというとサラダをイメージするからか、LやXLサイズが人気なのですが、一番使えるのはXS、S、Mの3点セット。 なにに使う?なんでもいいんです。フルーツでもサラダでも、おつまみでもデザートでもバケットでも。なんでも。ミニマルなミニマですから綺麗で美味しそうに見えます。サイズ違いで複数組み合わせて使うのは特にオススメです。一番困った問題は、このMINIMAが廃番という事。完売すると再入荷なし。別注すれば続けられる可能性もありますが、この価格は処分価格で仕入れてるので特別なのです。でも、このバランス感がいいんですよね。品質、デザイン、価格まで含めて全てがベスト。続けたいけど続けられない、最初で最後の最高のバランス。

011

MINIMA Glass Bowl

Brand.....Holmegaard / DENMARK
Design.....Cecilie Manz
Item.....Tableware

非常にシンプルで、派手さもなく、どこにでもある箸のように見えて、実は他になかなかない。それが東屋の木箸です。薄っすらとツヤのある肌をしていますが、実は完全な無塗装。艶は、只々木地を磨きに磨いて出しています。もちろん日本製。テクノロジーも進化して、僕達が毎日使う箸の塗装も様々。もちろんどれも検査され、人体への悪影響なく、安全と保障されています。が、「塗装していない」が一番安全だという、シンプルな考え方から作られています。「いくら安全といわれても、よくわからない物を毎日口にするのは嫌だ。」というわけです。パキッとした正方ではなく、側面が少し膨らんだラインをしていて、 持った感じも良好。口にも手にも非常に優しい。 ただ、無塗装なので反りはでます。 できるだけ反らない物がよければ、堅い鉄刀木か黒檀を。でも、反らないわけではない。反るのは困る!となれば、塗装した箸を選ばれるのが良いでしょう。この箸との上手な付き合い方は、土物の器と同じく、使う前には水に濡らし、使い終わったらまず洗って、乾かす。料亭でもそうして使うそうですから、自宅でも道具を大事に、そんな真面目な付き合いをするのも良いものです。色々あるけど、余計な事は何もしない、東屋らしい純粋な箸です。

010

木箸

Brand.....東屋 / JAPAN
Item.....Cutlery

布というのは、どうもプリントのテクニークが古い手法であればあるほど味わい深くなり、暖かい物になっていく。最近、特に、そんな風に感じます。インドの工場で手彫りのパーツを使い、色ごとに版を押していく「ブロックプリント」という手法で一つ一つ手作業で木版プリントされたハンカチ(いつか生産現場を取材してみたい)。図案は人気の作家、鹿児島睦(かごしままこと)さん。この暖かいプリント手法に、この暖かい絵柄。 なんとも、素晴らしいマッチングです。 また、このハンカチ、縁も非常に細く縫われていて、角もぴんぴんではなく、少し丸みを帯びている辺りが可愛らしい。 薄いので折りたたんでも妙に厚くなることもなく、少し大き目のサイズはお弁当を包むのにも使え、何かと日々重宝します。 とにかく使うに優れた絶妙な塩梅です。そうそう、中学生の娘が職業体験で保育園へ行った際、お弁当をこのハンカチで包んでいった所、沢山の保育園児から、「かわいいかわいい!」と大変な人気だったそうですよ。そんな話を聞いて、このハンカチが純粋に「かわいいもの」なんだという事を、改めて実感しました。このハンカチは、オシャレな乙女の皆さまだけでなく、誰にでも「かわいいもの」。きっとそう。オヤジが「かわいい」と思っても、きっとOKなはずです。

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ハンカチ

Design.....鹿児島 睦
Item.....Handkerchief

細かく織り込まれた柄とフリンジが効いていて、一見しただけでも上質な印象。ウール70%、シルク30%で肌触りは非常に柔らかく優しい、世界的に有名なデザイナー クラウス・ハーパニエミがデザインしたウサギ柄のショールです。僕の使い方は少し特殊。愛用のノートパソコンを、 このショールで包み、バッグへ入れて持ち歩き、PCケースのようにして日々愛用しています。緩衝がメインの役目なんだけど、寒く感じた時にはショールとして活用できて便利。 いつもバッグにショールが入っていると、自分自身がショールとして使う事はなくても、 機内や車内、映画館や、急に肌寒くなった外出の時なんかに、家族や周りが必要とする事が多いので、思った以上に重宝しますよ。 またノートパソコンを包む物には、圧倒的に贅沢過ぎる感がいいですね。 とにかく気分がいいんです!その圧倒的贅沢感が最高に気に入っています。素材や生産手法まで、デザイナー自身が全て気にして作り上げているコレクションのアイコン的存在で、ファーストアイテムなだけあり、コレクションの方向性をしっかり感じる事ができる逸品です。

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Rabbit Shawl

Design.....Klaus Haapaniemi
Item.....Shawl

コペンハーゲンやヘルシンキのレストラン、北欧に住む知人の家々、北欧のいろいろな場所で見かける羊の毛皮。小さなサイズが椅子の背当てになっていたり、ベッドサイドに綺麗な長毛の白い羊の毛皮が敷かれていたり。旅の途中で見かける、自分の日常とは少し違う異国の日常、そこでいつも使われている、あまり馴染みのない物というのは、とても新鮮で自分の生活に取り入れて見たくなるものです。旅先の思い出を刻んでいくように、北欧の生活にあこがれて、ですね。 そんな風に思っていた矢先、 Organic Sheepとの運命的な出会いが。サンプルとして買い付けた、綺麗な茶色の羊の毛皮。 自宅で使い始め1年経過しての感想は、「これはなんとも素晴らしい。」でした。 足元に敷いたりも良かったですが、チェアに一枚、一人掛けのソファーやラウンジチェアならリッチに 2枚。背当てから座面まで全体をカバーするように掛けて使う。この使い方がとにかく心地よくて、心底気に入っています。優しくて、暖かい。オフィスチェアに 1枚掛けて使うスコープ秘書課玉ちゃん流の使い方もグッド。羊の毛に完全に包まれてしまうような、そんな使い方が僕達のオススメです。取扱を開始する前、いくつか他のシープスキンもチェックしましたが、他の物より臭いは弱め?そこもいいね!ちなみにうちの猫も好きみたい。多分、いいね!してる。

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Sheepskin

Brand.....Organic Sheep / DENMARK
Item.....Rug,Mat

風速60km/hにも耐える傘として一躍注目を浴び、あらゆるメディアで紹介され、一時はテレビのゴールデンにも登場する程の人気っぷりでしたが、今はその波も去り静かな日々です。でも、この傘を実際に使っている人は、その素晴らしさ実感ではないでしょうか?他にはないアイコン的形状は、風に強いだけが魅力ではありません。前が短く後ろに長い形は、なんとも理にかなっていて、持つと丁度、傘の中央に体が位置するので背面が濡れにくいのです。特にリュックを背負う人には、これ程適した傘はないと思います。 そして、どこか理系の匂い、男の匂いのする最強傘 SENZも、 ファッションブランドmina perhonenとのコラボモデルであれば、完全にオシャレ。 傘にはねる雨粒を表現したRain Symphony。 この柄は特に人気が高く、廃番後もとにかく問い合わせが多かった。もちろんスコープとしても長く取扱いたい気持ちがあったので、ロット全引取りの条件を少々無理して飲み込み、単独で再生産してみました。買いたいけど買えない物が、普通に買えるようになるって嬉しい。この傘には、無理してもそうしたい!と思わせる魅力があります。UVカット加工もされているので、日傘としても使えますよ。便利便利、で、おしゃれ!

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Umbrella MINI Rain Symphony

Brand.....SENZ x mina perhonen / NEDERLAND x JAPAN
Design.....Gerwin Hoogendoorn & Gerard Kool& Philip Hess,皆川 明,田中 景子
Item.....Umbrella

「まだ日はさしてるけど、キャンドルは灯しましょうか。」北欧に来ると、そんな言葉を聞くことがあります。日中でも、どこかにキャンドルが灯っている。小さくても灯が視界に入っていると、不思議と落ち着くもので、僕自身も北欧の良い影響か、自宅でもキャンドルを灯すようになりました。また、キャンドルホルダーとフラワーベース、両方に共通して求めてしまうポイントがあります。それは、使わない時にも絵になること。いつも火を灯すわけではないし、花を飾るわけではないから。その点、このフィンランド語で石を意味するKIVIは素晴らしい。 なにせこのルックス、いたってシンプル。 シンプル過ぎて素材そのもの。 シンプル過ぎて飽きる事もない。 そんなガラスの塊に、 1988年の発表以来、廃番色を含め全 46色のバリエーション(2013年 2月現在)がある。これが KIVIの魅力。様々な色のガラスの塊、置いてあるだけで宝石のように綺麗です。好きな同系色を集めていくのもいいし、バラバラでもグッド。どう集めても集まれば素敵になります。夏には青いKIVIをいくつか、春にはグリーンのKIVIを。冬には暖色、クリスマスにはグリーンやレッド、フロストを。どれだけあっても困らない。使わない時は窓辺に置いて輝かせておきましょう。そして、時には火を灯し、ゆっくりとした休日を。

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KIVI

Brand.....iittala x marimekko / FINLAND
Design.....Heikki Orvola
Item.....Candle holder

*現在、当面 入荷予定なしとなっています

イッタラ社の製品で最もユーザーの多い食器は、間違いなくカイ・フランクがデザインした Teema(ティーマ)でしょう。デイリーユースにオススメの食器は?と聞かれれば、それはやはり Teemaとこたえます。 無駄のない機能的なデザイン、日常使いの食器として、これ以上の洋食器はない。 そんなTeemaもサイズバリエーションは様々で、また時代で変化をしています。 現在の生活に合わせ2005年に大幅なリニューアルが行われ、プレートは 15cm、17cm、21cm、26cmの展開となりましたが、 長年使い続けて感じるスコープのベストサイズ、 日本人のメインプレートに一番使い易いのは23cm、これです。おかずのお皿としても、カレーライスやパスタなど ワンプレート料理にも使えるオールラウンドプレイヤー。 とにかく適切で丁度良い。そして Teemaプレート23cm のバランスが一番美しい。これ一枚あれば普段の生活は事足りてしまうわけで、不便する事はないでしょう。もちろん特別な時は、特別な食器を使えばいいので、そこは考えない。とにかく、長い間イッタラの食器を使い続けていますが、メインプレートとして使い易いのは、スコープ的にはTeemaプレート23cmです。子供が一人暮らしをはじめ、新生活を始める時には、このTeemaプレート23cmを持たせたい。廃番で不定期生産なのが悩みの種ではありますが。

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TEEMA Plate 23cm

Brand.....iittala / FINLAND
Design.....Kaj Franck
Item.....Tableware

キッチンの主役って、薬缶なんじゃないでしょうか。そして、そんな主役には東屋の銅之薬缶(どうのやかん)がまさに適役です。まず、見た目がいい。蓋に着いた小さな玉のような持ち手は少し遊びがあり、カタカタして可愛らしい。口元は少し細めでキリリとしていて、コーヒーを入れる時に、ある程度は細くお湯を注ぐことができるのも重宝します。そんなに大きくなく、普段使いに丁度良いサイズも、いい塩梅。そしてこの薬缶は経年変化していく、というのが一番の魅力。 銅製の表面にはロウ塗りを施してありますが、これは簡単に落ちます。 落ちた後は銅が露出して自然な酸化が始まり、 使い込むほどに赤金色から深みのある飴色へと風合いを増していきます。 「銅の薬缶は手の平で表面を撫でてやると艶やかで綺麗な肌になる。」 そんな話を聞くと、ついつい時間を見つけて薬缶を撫でてしまう。 そうして長い年月を一緒に過ごし、何年後も何十年後もそこにある薬缶の価値は、新しい物より高く、キッチンでの主役の座は不動のものに。安いものではないのですが、何十年も使う事を前提に考えれば、価格差なんていつか透明になる程に薄まり、使い続けた末に得られる価値と愛着は逆に大きく濃くなっていきます。こんなにお得で素晴らしい薬缶はそうそうない。そう思う。

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銅之薬缶

Brand.....東屋 / JAPAN
Item.....Kettle