Kaj Franck (カイ・フランク)

 

Kaj Franck
(カイ・フランク)

カイ・フランク(1911-1989)は、プロダクトデザイナーとして、またアラビア社とヌータヤルヴィ社(現イッタラ)のアートディレクターとして、また大学教授として活躍していました。
「フィンランド・デザイン界の良心」と称されたカイ・フランクは常に色と形の調和に基づいた、シンプルで無駄のない実用品をデザインし、1950年代のキルタ・シリーズに基づいて作られたアラビア社の陶器(現イッタラ)のティーマ・テーブルウェアとイッタラのカルティオ・ガラスは彼の作品の中でも世界的に有名なものです。
両方ともフォルムの純粋性と簡素な美への飽くなき追求というこのアーティストのクリエイティブな原則がよく現われています。
ミラノ三年祭において金メダル(1951年)、外交名誉勲章(1954年)、アメリカ・サクラメントの産業デザイン賞であるコンパット・トオロ・アワード(1957年)を受賞するなど、数多くの賞を受賞。作品の多くは、ヌータヤルヴィ・ガラス美術館に収蔵されています。